-- 雛形とするページ -- Template * &ruby(おお){大};いなる&ruby(たび){旅}; [#sc67af9a] ** 概要 [#Summary] |~カテゴリー|[[歴史・事件]]| |~スペル|Great Journey| ** 解説 [#Explanation] [[中つ国]]から[[アマン]]を目指した、[[エルフ]]の民族大移動のこと。 [[二つの木の時代]]に中つ国の[[クイヴィエーネン]]でエルフが目覚めると、[[ヴァラール]]は彼らを愛し、危険の多い中つ国から[[二つの木]]の光で満たされたアマンへと移住させようとした。 しかしほとんどのエルフが乗り気ではなかったため、ヴァラールは彼らの中から[[イングウェ]]、[[フィンウェ]]、[[エルウェ>シンゴル]]の三人を使節として選び、同胞の説得に当たらせた。先にアマンに連れて行かれた三人は、その地の至福に魅せられ、再び[[故郷>クイヴィエーネン]]に戻ると同胞たちに西方へ移住するよう熱心に勧めた。 この時、招致に応じて旅に踏み出したエルフが[[エルダール]]であり、招致を拒んで旅に出なかったエルフが[[アヴァリ]]である。 旅の先導は[[オロメ]]が努め、その下でエルダールは三陣に分かれて旅をした。すなわちイングウェに率いられた第一陣([[ヴァンヤール]]族)、フィンウェに率いられた第二陣([[ノルドール]]族)、エルウェに率いられた第三陣([[テレリ]]族)である。 しかし彼らは依然として中つ国を愛する気持ちが強く、気を引かれる場所があればいつでもそこに逗留したがったため、歩みは遅々としたものだった。 さらに道中に横たわる脅威から、旅を続けることを拒んで現地に留まったエルダールも多かった。彼らは[[ウーマンヤール]]と呼ばれ、その大部分はテレリ族だった。しかし足を止めた者達も、心は常に西方に向けられていた。 [[大海]]に達すると、[[ウルモ]]が船代わりに[[島>トル・エレッセア]]を曳いて彼らを渡した。 こうしてアマンに到達したエルダールは[[アマンヤール]]と呼ばれ、二つの木の光に浴して[[光のエルフ>上のエルフ]]となった。 これに対して、中つ国に留まったままついに二つの木の光を見なかったエルフは[[暗闇のエルフ]]と呼ばれる。しかし彼らにも、望めばアマンへ渡っていく恩寵が残された。この恩寵は[[世界が球状になって>世界の変わる日]]アマンが[[人間]]には到達できない場所に移された後も続き、エルフのためにアマンへ通じる[[まっすぐの道]]が残された。 *** エルフ族の分類 [#Class] |>|>|>|>|>|>|>|~クウェンディ(エルフ族)|h |>|>|>|>|>|>|~[[エルダール]]|~&color(,lightblue){''[[アヴァリ]]''};| |>|>|>|>|>|>|大いなる旅に出たエルフ。|大いなる旅を拒んだエルフ。| |~&color(,lightgreen){''[[ヴァンヤール]]''};|~&color(,lightgreen){''[[ノルドール]]''};|>|>|>|>|~''[[テレリ]]''|~| |[[イングウェ]]に率いられたエルダールの第一陣。全員がアマンに渡った。|[[フィンウェ]]に率いられたエルダールの第二陣。全員がアマンに渡ったが、後に多くが[[フェアノール]]に同調して中つ国への帰還を果たした。|>|>|>|>|[[エルウェ(シンゴル)>シンゴル]]とその弟の[[オルウェ]]によって率いられたエルダールの第三陣。|~| |~|~|~&color(,lightgreen){''[[ファルマリ]]''};|~&color(,lightblue){''[[ファラスリム]]''};|~&color(,lightblue){''[[シンダール]]''};|>|~&color(,lightblue){''[[ナンドール]]''};|~| |~|~|[[オルウェ]]に率いられ、アマンへ渡ったテレリ。|[[キールダン]]を領主とするテレリ。[[オッセ]]に説得されて中つ国に残った。|[[シンゴル]]を王として、[[ベレリアンド]]に留まった灰色エルフ。|>|[[霧ふり山脈]]の東で、[[レンウェ]]に率いられて[[テレリ]]の一行から離れた者。|~| |~|~|~|~|~|~&color(,lightblue){''[[ライクウェンディ]]''};|~&color(,lightblue){''[[タワルワイス>シルヴァン・エルフ]]''};|~| |~|~|~|~|~|ナンドールのうち、後に[[デネソール>デネソール(レンウェの息子)]]に率いられて西に移動、[[オッシリアンド]]に住むようになった緑のエルフ。|霧ふり山脈の東に住んだエルフ。|~| |>|>|~&color(,lightgreen){''[[アマンヤール]]''};|>|>|>|~&color(,lightblue){''[[ウーマンヤール]]''};|~| |>|>|アマンに到達したエルダール。|>|>|>|アマンに到達しなかったエルダール。|~| &color(,lightgreen){この文字色};は[[カラクウェンディ]]即ち「''光のエルフ(上のエルフ)''」。 &color(,lightblue){この文字色};は[[モリクウェンディ]]即ち「''暗闇のエルフ''」。 ** コメント [#Comment] #pcomment(,,,,,,reply) タイムスタンプを変更しない(管理者パスワードが必用) * &ruby(おお){大};いなる&ruby(たび){旅}; [#sc67af9a] ** 概要 [#Summary] |~カテゴリー|[[歴史・事件]]| |~スペル|Great Journey| ** 解説 [#Explanation] [[中つ国]]から[[アマン]]を目指した、[[エルフ]]の民族大移動のこと。 [[二つの木の時代]]に中つ国の[[クイヴィエーネン]]でエルフが目覚めると、[[ヴァラール]]は彼らを愛し、危険の多い中つ国から[[二つの木]]の光で満たされたアマンへと移住させようとした。 しかしほとんどのエルフが乗り気ではなかったため、ヴァラールは彼らの中から[[イングウェ]]、[[フィンウェ]]、[[エルウェ>シンゴル]]の三人を使節として選び、同胞の説得に当たらせた。先にアマンに連れて行かれた三人は、その地の至福に魅せられ、再び[[故郷>クイヴィエーネン]]に戻ると同胞たちに西方へ移住するよう熱心に勧めた。 この時、招致に応じて旅に踏み出したエルフが[[エルダール]]であり、招致を拒んで旅に出なかったエルフが[[アヴァリ]]である。 旅の先導は[[オロメ]]が努め、その下でエルダールは三陣に分かれて旅をした。すなわちイングウェに率いられた第一陣([[ヴァンヤール]]族)、フィンウェに率いられた第二陣([[ノルドール]]族)、エルウェに率いられた第三陣([[テレリ]]族)である。 しかし彼らは依然として中つ国を愛する気持ちが強く、気を引かれる場所があればいつでもそこに逗留したがったため、歩みは遅々としたものだった。 さらに道中に横たわる脅威から、旅を続けることを拒んで現地に留まったエルダールも多かった。彼らは[[ウーマンヤール]]と呼ばれ、その大部分はテレリ族だった。しかし足を止めた者達も、心は常に西方に向けられていた。 [[大海]]に達すると、[[ウルモ]]が船代わりに[[島>トル・エレッセア]]を曳いて彼らを渡した。 こうしてアマンに到達したエルダールは[[アマンヤール]]と呼ばれ、二つの木の光に浴して[[光のエルフ>上のエルフ]]となった。 これに対して、中つ国に留まったままついに二つの木の光を見なかったエルフは[[暗闇のエルフ]]と呼ばれる。しかし彼らにも、望めばアマンへ渡っていく恩寵が残された。この恩寵は[[世界が球状になって>世界の変わる日]]アマンが[[人間]]には到達できない場所に移された後も続き、エルフのためにアマンへ通じる[[まっすぐの道]]が残された。 *** エルフ族の分類 [#Class] |>|>|>|>|>|>|>|~クウェンディ(エルフ族)|h |>|>|>|>|>|>|~[[エルダール]]|~&color(,lightblue){''[[アヴァリ]]''};| |>|>|>|>|>|>|大いなる旅に出たエルフ。|大いなる旅を拒んだエルフ。| |~&color(,lightgreen){''[[ヴァンヤール]]''};|~&color(,lightgreen){''[[ノルドール]]''};|>|>|>|>|~''[[テレリ]]''|~| |[[イングウェ]]に率いられたエルダールの第一陣。全員がアマンに渡った。|[[フィンウェ]]に率いられたエルダールの第二陣。全員がアマンに渡ったが、後に多くが[[フェアノール]]に同調して中つ国への帰還を果たした。|>|>|>|>|[[エルウェ(シンゴル)>シンゴル]]とその弟の[[オルウェ]]によって率いられたエルダールの第三陣。|~| |~|~|~&color(,lightgreen){''[[ファルマリ]]''};|~&color(,lightblue){''[[ファラスリム]]''};|~&color(,lightblue){''[[シンダール]]''};|>|~&color(,lightblue){''[[ナンドール]]''};|~| |~|~|[[オルウェ]]に率いられ、アマンへ渡ったテレリ。|[[キールダン]]を領主とするテレリ。[[オッセ]]に説得されて中つ国に残った。|[[シンゴル]]を王として、[[ベレリアンド]]に留まった灰色エルフ。|>|[[霧ふり山脈]]の東で、[[レンウェ]]に率いられて[[テレリ]]の一行から離れた者。|~| |~|~|~|~|~|~&color(,lightblue){''[[ライクウェンディ]]''};|~&color(,lightblue){''[[タワルワイス>シルヴァン・エルフ]]''};|~| |~|~|~|~|~|ナンドールのうち、後に[[デネソール>デネソール(レンウェの息子)]]に率いられて西に移動、[[オッシリアンド]]に住むようになった緑のエルフ。|霧ふり山脈の東に住んだエルフ。|~| |>|>|~&color(,lightgreen){''[[アマンヤール]]''};|>|>|>|~&color(,lightblue){''[[ウーマンヤール]]''};|~| |>|>|アマンに到達したエルダール。|>|>|>|アマンに到達しなかったエルダール。|~| &color(,lightgreen){この文字色};は[[カラクウェンディ]]即ち「''光のエルフ(上のエルフ)''」。 &color(,lightblue){この文字色};は[[モリクウェンディ]]即ち「''暗闇のエルフ''」。 ** コメント [#Comment] #pcomment(,,,,,,reply) テキスト整形のルールを表示する