-- 雛形とするページ -- Template -始祖ベオルの息子バランの孫ベレグ(Bereg)については[[ベレグ(バランの孫)]]を参照してください。 -アルセダイン2代目の王ベレグ(Beleg)については[[ベレグ(アムライスの息子)]]を参照してください。 ---- * ベレグ [#k7cd5e8e] ** 概要 [#Summary] |~カテゴリー|[[人名]]| |~スペル|Beleg| |~その他の呼び名|ベレグ・クーサリオン(Beleg Cúthalion) &br; &ruby(ごう){強};&ruby(きゅう){弓};のベレグ(Beleg Strongbow)| |~種族|[[エルフ]]([[シンダール]])| |~性別|男| |~生没年|不明~†[[第一紀]](489)年| ** 解説 [#Explanation] [[シンダリン]]で「強弓(strongbow)」の意味であるクーサリオンと呼ばれる。 [[ドリアス]]の[[エルフ]]で、[[シンゴル]]王の国境警備隊の隊長。[[ベルスロンディング]]を使う弓の名手。 [[ダゴール・ブラゴッラハ]]の合戦後に[[オーク]]が[[ブレシル]]に侵入してきた際には、ドリアスの軍勢を率いて[[ハレスの族]]の族長[[ハルミル]]を救援した。ドリアスに[[カルハロス]]が侵入した際にはカルハロス狩りに参加。また、ドリアスが兵を出さなかった[[ニルナエス・アルノエディアド]]の合戦には、武勲を得る機会を逃さないために、[[マブルング>マブルング(ドリアス)]]と共に[[フィンゴン]]の軍勢に加わった。 *** トゥーリンとの友情と悲劇 [#d806447a] ベレグは、[[ドリアス]]にやってきた[[トゥーリン]]に最初に出会って[[メネグロス]]へ導いた。やがてトゥーリンの武芸の師から親友となり、共にドリアスの北の国境で戦った。 トゥーリンが[[サエロス]]殺害の嫌疑のためにドリアスから逃亡すると、ベレグは事件の目撃者である[[ネッラス]]を連れてきて証言させることで[[シンゴル]]からトゥーリンの赦免を引き出した。そしてトゥーリンを連れ戻すために、彼を捜す旅に出た。その中でベレグは[[ラルナハ]]の娘から、彼女を無法者([[フォルウェグ]])から助けたネイサンという男の話を聞く。ネイサンがトゥーリン本人だと確信したベレグは、ネイサンがいるはずの[[ガウルワイス]]という無法者の集団を探し求めて彼らを見つけたが、ベレグはガウルワイスに捕らえられた。この時ネイサンは不在であり、[[アンドローグ]]を始めとした特に警戒心の強い者たちはベレグをドリアスの間者だと疑い殺そうとしたが、ベレグ自身がネイサンの友人であると名乗ったことを気に留めた者たちが反対したため、ベレグはネイサンが戻るまで飲まず食わずで木に縛りつけられていた。その後、偵察に出ていたネイサンこと[[トゥーリン]]が帰還してきてベレグと再会する。トゥーリンは幼い頃からの恩人に災難をもたらした自らの所業を悔い、以後[[モルゴス]]の手先以外の者に危害を加えないことを誓った。ベレグはトゥーリンにシンゴルの判決を伝えてドリアスへ戻るよう説得したが、トゥーリンは自尊心から赦しを拒んだため、ベレグは独りでドリアスに戻った。 その後ベレグは、[[シンゴル]]に暇乞いをして聞き入れられ、餞別にシンゴルからは[[アングラヒェル]]の剣を、[[メリアン]]からは[[レンバス]]を授けられ、[[ドル=ローミンの龍の兜>龍の兜]]を携えて再び[[トゥーリン]]を説得するために[[アモン・ルーズ]]の彼の元にやってきた。しかしトゥーリンはまたも赦しを拒み、ベレグは彼への愛情に負け、分別に背いて自身がトゥーリンの許に留まった。こうしてベレグは、トゥーリンと共に[[ガウルワイス]]の無法者たちの首領となり、彼らの縄張りは「弓と兜の国」の意である[[ドル=クーアルソル]]と呼ばれた。 だが[[エルフ]]を憎む[[ミーム]]の裏切りと手引きにより、[[アモン・ルーズ]]の隠れ家[[バル=エン=ダンウェズ]]は[[オーク]]に襲撃される。これによって[[ガウルワイス]]は全滅してしまい、ベレグは負傷し、[[トゥーリン]]は捕らえられて連れ去られた。その時ベレグは、[[アングラヒェル]]の剣で自分にとどめを刺そうとしたミームから剣を奪い返して彼を撃退し、[[ハドル家]]の復讐が必ずお前にやってくると予言した。 やがて負傷から回復したベレグは、連れ去られたトゥーリンの後を追う。その途中[[タウル=ヌ=フイン]]の中で、[[モルゴス]]の鉱山から逃亡してきた[[グウィンドール]]を偶然発見して介抱する。グウィンドールは、ベレグがこの地までやって来た事情を聞くと、トゥーリンを助けようとしたところで彼を待ちうける悲劇的な運命に巻き込まれるだけだと忠告した。だがベレグはトゥーリンを見捨てようとはせず、グウィンドールが回復すると二人はトゥーリンの追跡を再開した。 やがてベレグはグウィンドールと共に、[[オーク]]の夜営地から眠っているトゥーリンの救出に成功する。だが目覚めたトゥーリンは夜の闇のため、ベレグのことを敵と見誤り、ベレグから[[アングラヒェル]]を奪ってこれで彼を斬殺してしまった。ベレグの遺体はトゥーリンとグウィンドールによって、[[タウル=ヌ=フイン]]に[[ベルスロンディング]]と共に葬られた。 ** コメント [#Comment] #pcomment(,,,,,,reply) タイムスタンプを変更しない(管理者パスワードが必用) -始祖ベオルの息子バランの孫ベレグ(Bereg)については[[ベレグ(バランの孫)]]を参照してください。 -アルセダイン2代目の王ベレグ(Beleg)については[[ベレグ(アムライスの息子)]]を参照してください。 ---- * ベレグ [#k7cd5e8e] ** 概要 [#Summary] |~カテゴリー|[[人名]]| |~スペル|Beleg| |~その他の呼び名|ベレグ・クーサリオン(Beleg Cúthalion) &br; &ruby(ごう){強};&ruby(きゅう){弓};のベレグ(Beleg Strongbow)| |~種族|[[エルフ]]([[シンダール]])| |~性別|男| |~生没年|不明~†[[第一紀]](489)年| ** 解説 [#Explanation] [[シンダリン]]で「強弓(strongbow)」の意味であるクーサリオンと呼ばれる。 [[ドリアス]]の[[エルフ]]で、[[シンゴル]]王の国境警備隊の隊長。[[ベルスロンディング]]を使う弓の名手。 [[ダゴール・ブラゴッラハ]]の合戦後に[[オーク]]が[[ブレシル]]に侵入してきた際には、ドリアスの軍勢を率いて[[ハレスの族]]の族長[[ハルミル]]を救援した。ドリアスに[[カルハロス]]が侵入した際にはカルハロス狩りに参加。また、ドリアスが兵を出さなかった[[ニルナエス・アルノエディアド]]の合戦には、武勲を得る機会を逃さないために、[[マブルング>マブルング(ドリアス)]]と共に[[フィンゴン]]の軍勢に加わった。 *** トゥーリンとの友情と悲劇 [#d806447a] ベレグは、[[ドリアス]]にやってきた[[トゥーリン]]に最初に出会って[[メネグロス]]へ導いた。やがてトゥーリンの武芸の師から親友となり、共にドリアスの北の国境で戦った。 トゥーリンが[[サエロス]]殺害の嫌疑のためにドリアスから逃亡すると、ベレグは事件の目撃者である[[ネッラス]]を連れてきて証言させることで[[シンゴル]]からトゥーリンの赦免を引き出した。そしてトゥーリンを連れ戻すために、彼を捜す旅に出た。その中でベレグは[[ラルナハ]]の娘から、彼女を無法者([[フォルウェグ]])から助けたネイサンという男の話を聞く。ネイサンがトゥーリン本人だと確信したベレグは、ネイサンがいるはずの[[ガウルワイス]]という無法者の集団を探し求めて彼らを見つけたが、ベレグはガウルワイスに捕らえられた。この時ネイサンは不在であり、[[アンドローグ]]を始めとした特に警戒心の強い者たちはベレグをドリアスの間者だと疑い殺そうとしたが、ベレグ自身がネイサンの友人であると名乗ったことを気に留めた者たちが反対したため、ベレグはネイサンが戻るまで飲まず食わずで木に縛りつけられていた。その後、偵察に出ていたネイサンこと[[トゥーリン]]が帰還してきてベレグと再会する。トゥーリンは幼い頃からの恩人に災難をもたらした自らの所業を悔い、以後[[モルゴス]]の手先以外の者に危害を加えないことを誓った。ベレグはトゥーリンにシンゴルの判決を伝えてドリアスへ戻るよう説得したが、トゥーリンは自尊心から赦しを拒んだため、ベレグは独りでドリアスに戻った。 その後ベレグは、[[シンゴル]]に暇乞いをして聞き入れられ、餞別にシンゴルからは[[アングラヒェル]]の剣を、[[メリアン]]からは[[レンバス]]を授けられ、[[ドル=ローミンの龍の兜>龍の兜]]を携えて再び[[トゥーリン]]を説得するために[[アモン・ルーズ]]の彼の元にやってきた。しかしトゥーリンはまたも赦しを拒み、ベレグは彼への愛情に負け、分別に背いて自身がトゥーリンの許に留まった。こうしてベレグは、トゥーリンと共に[[ガウルワイス]]の無法者たちの首領となり、彼らの縄張りは「弓と兜の国」の意である[[ドル=クーアルソル]]と呼ばれた。 だが[[エルフ]]を憎む[[ミーム]]の裏切りと手引きにより、[[アモン・ルーズ]]の隠れ家[[バル=エン=ダンウェズ]]は[[オーク]]に襲撃される。これによって[[ガウルワイス]]は全滅してしまい、ベレグは負傷し、[[トゥーリン]]は捕らえられて連れ去られた。その時ベレグは、[[アングラヒェル]]の剣で自分にとどめを刺そうとしたミームから剣を奪い返して彼を撃退し、[[ハドル家]]の復讐が必ずお前にやってくると予言した。 やがて負傷から回復したベレグは、連れ去られたトゥーリンの後を追う。その途中[[タウル=ヌ=フイン]]の中で、[[モルゴス]]の鉱山から逃亡してきた[[グウィンドール]]を偶然発見して介抱する。グウィンドールは、ベレグがこの地までやって来た事情を聞くと、トゥーリンを助けようとしたところで彼を待ちうける悲劇的な運命に巻き込まれるだけだと忠告した。だがベレグはトゥーリンを見捨てようとはせず、グウィンドールが回復すると二人はトゥーリンの追跡を再開した。 やがてベレグはグウィンドールと共に、[[オーク]]の夜営地から眠っているトゥーリンの救出に成功する。だが目覚めたトゥーリンは夜の闇のため、ベレグのことを敵と見誤り、ベレグから[[アングラヒェル]]を奪ってこれで彼を斬殺してしまった。ベレグの遺体はトゥーリンとグウィンドールによって、[[タウル=ヌ=フイン]]に[[ベルスロンディング]]と共に葬られた。 ** コメント [#Comment] #pcomment(,,,,,,reply) テキスト整形のルールを表示する