-- 雛形とするページ -- Template * トゥルカス [#scda11cd] ** 概要 [#Summary] |~カテゴリー|[[人名]]| |~スペル|Tulkas| |~その他の呼び名|アスタルド(Astaldo) &br; 強き力のトゥルカス(Tulkas the Strong) &br; ヴァラールの随一の戦士(Champion of the Valar)| |~種族|[[アイヌル]]([[ヴァラール]])| |~性別|男| |~生没年|| |~配偶者|[[ネッサ]]| ** 解説 [#Explanation] 世界の諸力[[ヴァラール]]の一人。妃は[[ネッサ]]。 ヴァラールの中で最も力と武勇に優れ、[[クウェンヤ]]で「剛勇なる者(the Valiant)」の意の''アスタルド''の異名を持つ。 外見は金色の髪と鬚に、血色の良い肌。両の手のみを武器とし、地上を走るもの全てを追い越す疲れ知らずの俊足を持ち、角力や力比べを好む。 大胆な性格で、スポーツであれ戦いであれ、いつも笑っている。一方、物事には無頓着で、'''かれは過去にも未来にもほとんど頓着することなく、助言者としては全く役に立たないが、辛苦に耐える友である'''とある((『[[シルマリルの物語]]』「ヴァラクエンタ」))。だが'''容易に怒らぬ代わりに、容易に忘れることもなかった'''ともあり((『[[シルマリルの物語]]』「フェアノールと鎖から解き放たれたメルコールのこと」))、仇敵[[メルコール>モルゴス]]には深い憎しみを持ち続けた。 >しかし、この戦いのさなかに、大いなる力と大胆さを併せ持った精霊が、遥かな天上で、この[[小王国>アルダ]]に戦いがあることを聞き、ヴァラールを助けに来た。そして[[アルダ]]は、かれの哄笑に満たされた。こうして強き力のトゥルカスは来たのである。((『[[シルマリルの物語]]』「世の初まりのこと」)) *** ヴァラールの闘士 [#dcb31a3f] トゥルカスが来たのは[[アルダ]]の黎明期、[[ヴァラール]]と[[メルコール>モルゴス]]との間ではじめて戦いが行われていた時であり、ヴァラールとしては最後にアルダへやってきた。トゥルカスの参戦でメルコールは退散し、ヴァラールはアルダの建造を成し遂げることができた。 アルダの春を祝う宴が[[アルマレン]]で開かれると、トゥルカスはその席上で[[ネッサ]]を娶った。メルコールは仇敵を恨み恐れていたため、トゥルカスが眠り込んだ隙を突いて[[二つの灯火]]を破壊した。トゥルカスはメルコールを追跡したが、アルダの混乱のため追い詰めることはできず、ヴァラールは[[アマン]]に撤退することを余儀なくされた。 その後行われた[[力の戦い]]では、[[ウトゥムノ]]の深奥に追い詰められたメルコールと組み打ち、遂に彼を打ち負かす。 メルコールが一度[[マンウェ]]に許されてからは自制心をもってマンウェの判断に従っていたが、彼の反逆が明らかになると、捕らえるために[[審判の輪]]の会議から真っ先に退席している。しかし行方をくらましたメルコールを捕らえることはできなかった。 後にメルコールが[[二つの木]]を損ない、[[シルマリル]]を奪って[[ヴァリノール]]から逃亡した時も、トゥルカスは[[オロメ]]と共に彼を追跡したが、メルコールは[[ウンゴリアント]]の助力を得ていたためやはり捕らえることができなかった。 このようにアルダでも最大の武勇の持ち主であるが、その性情が闊達である余り助言者としては役に立たない。[[ヴァラール]]が、[[シルマリル]]を受け渡すよう[[フェアノール]]に求めた一幕にもそれがあらわれている。 >やがて、トゥルカスが叫んだ。「おい、[[ノルド>ノルドール]]! 応か否か、口を&ruby(き){利};け! だが、誰に[[ヤヴァンナ]]の願いが拒めよう。そもそもシルマリルの光は、[[ヤヴァンナの作品>二つの木]]から出たものではなかったのか」 しかし、作り手[[アウレ]]が言った。「短気を起こされるな! われらがかれに求めているものは、あなたにはお分かりにならぬほど大きな犠牲なのですぞ。今しばらく、沈黙の時をかれにかし給え」((『[[シルマリルの物語]]』「ノルドール族の逃亡のこと」)) #include(Include/アイヌル,notitle) ** コメント [#Comment] #pcomment(,,,,,,reply) タイムスタンプを変更しない(管理者パスワードが必用) * トゥルカス [#scda11cd] ** 概要 [#Summary] |~カテゴリー|[[人名]]| |~スペル|Tulkas| |~その他の呼び名|アスタルド(Astaldo) &br; 強き力のトゥルカス(Tulkas the Strong) &br; ヴァラールの随一の戦士(Champion of the Valar)| |~種族|[[アイヌル]]([[ヴァラール]])| |~性別|男| |~生没年|| |~配偶者|[[ネッサ]]| ** 解説 [#Explanation] 世界の諸力[[ヴァラール]]の一人。妃は[[ネッサ]]。 ヴァラールの中で最も力と武勇に優れ、[[クウェンヤ]]で「剛勇なる者(the Valiant)」の意の''アスタルド''の異名を持つ。 外見は金色の髪と鬚に、血色の良い肌。両の手のみを武器とし、地上を走るもの全てを追い越す疲れ知らずの俊足を持ち、角力や力比べを好む。 大胆な性格で、スポーツであれ戦いであれ、いつも笑っている。一方、物事には無頓着で、'''かれは過去にも未来にもほとんど頓着することなく、助言者としては全く役に立たないが、辛苦に耐える友である'''とある((『[[シルマリルの物語]]』「ヴァラクエンタ」))。だが'''容易に怒らぬ代わりに、容易に忘れることもなかった'''ともあり((『[[シルマリルの物語]]』「フェアノールと鎖から解き放たれたメルコールのこと」))、仇敵[[メルコール>モルゴス]]には深い憎しみを持ち続けた。 >しかし、この戦いのさなかに、大いなる力と大胆さを併せ持った精霊が、遥かな天上で、この[[小王国>アルダ]]に戦いがあることを聞き、ヴァラールを助けに来た。そして[[アルダ]]は、かれの哄笑に満たされた。こうして強き力のトゥルカスは来たのである。((『[[シルマリルの物語]]』「世の初まりのこと」)) *** ヴァラールの闘士 [#dcb31a3f] トゥルカスが来たのは[[アルダ]]の黎明期、[[ヴァラール]]と[[メルコール>モルゴス]]との間ではじめて戦いが行われていた時であり、ヴァラールとしては最後にアルダへやってきた。トゥルカスの参戦でメルコールは退散し、ヴァラールはアルダの建造を成し遂げることができた。 アルダの春を祝う宴が[[アルマレン]]で開かれると、トゥルカスはその席上で[[ネッサ]]を娶った。メルコールは仇敵を恨み恐れていたため、トゥルカスが眠り込んだ隙を突いて[[二つの灯火]]を破壊した。トゥルカスはメルコールを追跡したが、アルダの混乱のため追い詰めることはできず、ヴァラールは[[アマン]]に撤退することを余儀なくされた。 その後行われた[[力の戦い]]では、[[ウトゥムノ]]の深奥に追い詰められたメルコールと組み打ち、遂に彼を打ち負かす。 メルコールが一度[[マンウェ]]に許されてからは自制心をもってマンウェの判断に従っていたが、彼の反逆が明らかになると、捕らえるために[[審判の輪]]の会議から真っ先に退席している。しかし行方をくらましたメルコールを捕らえることはできなかった。 後にメルコールが[[二つの木]]を損ない、[[シルマリル]]を奪って[[ヴァリノール]]から逃亡した時も、トゥルカスは[[オロメ]]と共に彼を追跡したが、メルコールは[[ウンゴリアント]]の助力を得ていたためやはり捕らえることができなかった。 このようにアルダでも最大の武勇の持ち主であるが、その性情が闊達である余り助言者としては役に立たない。[[ヴァラール]]が、[[シルマリル]]を受け渡すよう[[フェアノール]]に求めた一幕にもそれがあらわれている。 >やがて、トゥルカスが叫んだ。「おい、[[ノルド>ノルドール]]! 応か否か、口を&ruby(き){利};け! だが、誰に[[ヤヴァンナ]]の願いが拒めよう。そもそもシルマリルの光は、[[ヤヴァンナの作品>二つの木]]から出たものではなかったのか」 しかし、作り手[[アウレ]]が言った。「短気を起こされるな! われらがかれに求めているものは、あなたにはお分かりにならぬほど大きな犠牲なのですぞ。今しばらく、沈黙の時をかれにかし給え」((『[[シルマリルの物語]]』「ノルドール族の逃亡のこと」)) #include(Include/アイヌル,notitle) ** コメント [#Comment] #pcomment(,,,,,,reply) テキスト整形のルールを表示する