じゅうの歌の編集

* じゅうの歌((最新訳ではOliphauntは「オリファント」と訳されているが、ここでは[[指輪物語「中つ国」のうた]]の表記に従う。)) [#wbfc6a87]
** 概要 [#ncaa02e9]

|~カテゴリー|[[詩・歌]]|
|~スペル|Oliphaunt|
|~異訳|象|

** 解説 [#qd44b2c6]

[[ホビット庄]]に伝わる、[[太陽の国>ハラド]]にいるという巨獣「[[オリファント>ムーマキル]]」についての歌。
[[イシリエン]]において[[サムワイズ・ギャムジー]]が[[ゴクリ]]に歌って聞かせた。その後、実際にサムは[[ハラド]]からやってきたオリファントこと[[ムーマク>ムーマキル]]を目撃し、伝説が本当だったことに感動している。

この歌は『[[トム・ボンバディルの冒険]]』にも「象」の題で収録されている。

*** 邦訳 [#n040150d]

最新訳以前では、オリファントはじゅうと訳されていた。

>&ruby(ねずみ){鼠};の灰色、
家の大きさ、
蛇のような鼻で
わしが草原ふめば
大地はゆれるよ。
わしが村を通れば、
木々が折れるよ。
口には&ruby(つの){角};、
わしは南方に住み
大耳をはためかす。
数えきれぬ昔から
わしはのそりと歩きまわり
死ぬ時でさえ、
地面には寝ない。
わしは、オリファントだ。
この世の最大のもの、
堂々と、老いて、山のよう。
一度でもわしに出会ったら、
忘れようとも忘られぬ。
一度も見なけりゃ
わしがいると思われぬ。
だけど、わしは老いたオリファント。
噓じゃないぞう。((『[[二つの塔>指輪物語/二つの塔]]』「香り草入り兎肉シチュー」))

*** 原文 [#q89ed186]

>Grey as a mouse,
Big as a house,
Nose like a snake,
I make the earth shake,
As I tramp through the grass;
Trees crack as I pass.
With horns in my mouth
I walk in the South,
Flapping big ears.
Beyond count of years
I stump round and round,
Never lie on the ground,
Not even to die.
Oliphaunt am I,
Biggest of all,
Huge, old, and tall.
If ever you'd met me
You wouldn't forget me.
If you never do,
You won't think I'm true;
But old Oliphaunt am I,
And I never lie.

** コメント [#c54be21f]

#pcomment(,,,,,,reply)

タイムスタンプを変更しない（管理者パスワードが必用）