じゅうの歌†
概要†
カテゴリー | 詩・歌 |
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スペル | Oliphaunt |
異訳 | 象 |
解説†
ホビット庄に伝わる、太陽の国にいるという巨獣「じゅう」についての歌。
イシリエンにおいてサムワイズ・ギャムジーがゴクリに歌って聞かせた。その後、実際にサムはハラドからやってきたじゅうことムーマキルを目撃し、伝説が本当だったことに感動している。
この歌は『トム・ボンバディルの冒険』にも「象」の題で収録されている。
邦訳†
鼠 の灰色、
家の大きさ、
蛇のような鼻で
わしが草原ふめば
大地はゆれるよ。
わしが村を通れば、
木々が折れるよ。
口には角 、
わしは南方に住み
大耳をはためかす。
数えきれぬ昔から
わしはのそりと歩きまわり
死ぬ時でさえ、
地面には寝ない。
わしは、じゅうだ。
この世の最大のもの、
堂々と、老いて、山のよう。
一度でもわしに出会ったら、
忘れようとも忘れられぬ。
一度も見なけりゃ
わしがいると思われぬ。
だけど、わしは老いたじゅうだ。
噓じゃないぞう。*1
原文†
Grey as a mouse,
Big as a house,
Nose like a snake,
I make the earth shake,
As I tramp through the grass;
Trees crack as I pass.
With horns in my mouth
I walk in the South,
Flapping big ears.
Beyond count of years
I stump round and round,
Never lie on the ground,
Not even to die.
Oliphaunt am I,
Biggest of all,
Huge, old, and tall.
If ever you'd met me
You wouldn't forget me.
If you never do,
You won't think I'm true;
But old Oliphaunt am I,
And I never lie.
コメント†
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