#author("2022-08-25T12:29:15+09:00;2021-09-29T20:50:38+09:00","","")
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-ゴンドールの執政、マルディル・ヴォロンウェ(Mardil Voronwë)については[[マルディル]]を参照してください。
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* ヴォロンウェ [#k99c855a]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Voronwë|
|~その他の呼び名|ヴォロンウェ・アランウィオン(Voronwë Aranwion)((アランウィオンは「アランウェの息子」の意味))|
|~種族|[[エルフ]]([[ノルドール]])|
|~性別|男|
|~生没年|[[第一紀]]~?|
|~親|[[アランウェ]](父)|

** 解説 [#Explanation]

名は[[クウェンヤ]]で「不動の者(the Steadfast)」の意味。[[ゴンドリン]]の[[エルフ]]。[[アランウェ]]の息子。
『[[終わらざりし物語]]』によると、[[ネヴラスト]]の生まれであり、母は[[ファラス]]の[[灰色エルフ]]で[[キールダン]]の縁者。自らを「[[フィンゴルフィン王家>フィンゴルフィン#House]]のアランウェの息子ヴォロンウェ」と名乗る。[[エレンマキル]]は友人。

[[ファラス]]が[[モルゴス]]軍の侵攻を受け、[[ブリソンバール]]と[[エグラレスト]]が陥落して[[キールダン]]が[[バラール]]島に撤退したことを聞いた[[ゴンドリン]]の王[[トゥアゴン>トゥアゴン(フィンゴルフィンの息子)]]は、キールダンと協力して[[ヴァラール]]から赦しと援助を得るための使者を七隻の船で[[アマン]]へ送ることを試みた。ヴォロンウェはその時にゴンドリンからキールダンの許へ遣わされた使者の一人だったが、旅の途中に通った[[ナン=タスレン]]の地に魅せられて暫くの間留まっていたため一番遅れて到着し、七隻の船のうち最後に出来上がった一番大きい船で、一番遅くアマンへ船出した。
[[ファラス]]が[[モルゴス]]軍の侵攻を受け、[[ブリソンバール]]と[[エグラレスト]]が陥落して[[キールダン]]が[[バラール]]島に撤退したことを聞いた[[ゴンドリン]]の王[[トゥルゴン>トゥルゴン(フィンゴルフィンの息子)]]は、キールダンと協力して[[ヴァラール]]から赦しと援助を得るための使者を七隻の船で[[アマン]]へ送ることを試みた。ヴォロンウェはその時にゴンドリンからキールダンの許へ遣わされた使者の一人だったが、旅の途中に通った[[ナン=タスレン]]の地に魅せられて暫くの間留まっていたため一番遅れて到着し、七隻の船のうち最後に出来上がった一番大きい船で、一番遅くアマンへ船出した。
ヴォロンウェの乗り組んだ船は七年の間[[大海]]をさ迷った末、諦めて[[中つ国]]へ引き返したが、[[ネヴラスト]]の沖合いに近づいた時、[[オッセ]]が[[マンドスの宣告]]に従って起こした嵐によって沈められてしまった。だがヴォロンウェは[[ウルモ]]に救われたため唯一の生存者となり、[[ヴィンヤマール]]に近い陸地に打ち上げられた。そこでウルモの計らい通り[[トゥオル]]と出会い、トゥオルを[[ゴンドリン]]へ導いた。

トゥオルからは'''あなたの道が影よりも遥か先へと伸びているのが、わたしには感じられる。そしてあなたの望みは再び海へと還るだろう'''((『[[終わらざりし物語]]』「トゥオルおよびかれがゴンドリンを訪れたこと」))と予言されており、後のゴンドリンの陥落を生き延び、再び海へ航海に出たことが示唆されている。

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