#author("2023-02-07T18:24:45+09:00;2022-09-09T02:17:54+09:00","","")
#author("2025-07-21T18:07:35+09:00","","")
* ブランディワイン [#wb34e9a7]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Brandywine|
|~その他の呼び名|バランドゥイン(Baranduin)|

** 解説 [#Explanation]

[[ホビット庄]]の東の境である川(ただし[[バック郷]]はブランディワインの東岸にある)。[[シンダリン]]での名は「長い金茶色の川(long gold-brown river)」の意であるバランドゥインであり、ブランディワインは[[ホビット]]が用いた呼称。
[[夕おぼろ]]湖([[ネヌイアル]])から始まって[[エリアドール]]を南に流れ、[[サルンの浅瀬]]を過ぎたあたりで南西へ向きを変え、[[エリュン・ヴォルン]]の西で[[大海]]に注ぐ。
[[ホビット庄]]の東の境を流れる川(ただし[[バック郷]]は川の東岸にある)。
元々は[[シンダリン]]で「長い金茶色の川(long gold-brown river)」の意である''バランドゥイン''と呼ばれており、ブランディワインは[[ホビット]]が洒落で用いた呼称。

[[夕おぼろ湖>ネヌイアル]]から始まって[[エリアドール]]を南に流れ、[[サルンの浅瀬]]を過ぎたあたりで南西へ向きを変え、[[エリュン・ヴォルン]]の西で[[大海]]に注ぐ。
[[東街道]]が[[ブランディワイン橋]]でこの川を渡っている。またその南には[[バックルベリの渡し場]]がある。

***翻訳について [#sf0afde5]
*** 翻訳について [#sf0afde5]

『[[追補編>指輪物語/追補編]]』によると、元々この川に[[ホビット]]たちが付けた[[西方語]]での名は[[シンダリン]]のバランドゥイン(Baranduin)に音を似せたBranda-nînである。この名は「境の川(border-water)」の意味であり、英語に訳せばMarchbournとなる。だがホビットたちは川の色にひっかけて、西方語で「頭へくるビール(heady ale)」の意味であるBralda-hîmと呼んでいた。こうした事情を汲んだBralda-hîmの英訳がブランディワイン(Brandywine)である。
『[[追補編>指輪物語/追補編]]』によると、[[西方語]]の原文で[[ホビット]]たちが最初にこの川につけた名は、[[シンダリン]]のバランドゥイン(Baranduin)に音を似せたBranda-nîn(ブランダ=ニーン)であり、「境の川(border-water)」の意味であった。これを英語に訳せばMarchbourn(マーチボーン)となる。だがホビットたちは川の色にひっかけて、西方語で「頭へくるビール(heady ale)」の意味であるBralda-hîm(ブラルダ=ヒーム)と呼んでいた。
こうした事情を汲み、[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]教授が選んだ英訳がブランディワイン(Brandywine)である。

** コメント [#Comment]

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