#author("2022-09-15T14:14:30+09:00;2011-05-20T08:21:17+09:00","","")
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* フィリエンフェルド [#l9df6201]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Firienfeld(([[古英語]]でmountainの意味のfirgenと、fieldの意味のfeldを合わせた語))|

** 解説 [#Explanation]

[[やしろ谷]]の東側の崖の上にある、広々とした高地。[[やしろ岡]]の野営地として使われることもある土地。
[[やしろ谷]]の東側の崖の上にある広々とした草地。この草地のある崖とそこに登る蛇行した一本道とを合わせて[[やしろ岡の砦>やしろ岡]]と呼ばれていた。
道は折り返しごとに[[プーケル人]]の置かれた蛇行した坂を通って崖を登り、両側に石柱が並ぶ中を草地を横切って奥の[[ディムホルト]]の森へ至り、ついには[[精霊山]]の下に口を開けた[[死者の道]]の入り口に達する。

>芝草とヒースにおおわれた山中の緑の原野で、深くえぐられた[[&ruby(ゆきしろ){雪白};川>雪白川]]の水路から遥かに高く、背後の大きな山々の&ruby(ひざ){膝};にのっている形でした。南には[[&ruby(あらつの){荒角};山>スタルクホルン]]系、北には&ruby(のこぎり){鋸};の刃のような[[イーレンサガ]]の&ruby(さんかい){山塊};、そしてその間の騎士たちの正面にあるのは、[[ドウィモルベルグ]]、すなわち陰気な[[松林>松]]におおわれた急な斜面からそそり立つ[[&ruby(しょうりょう){精霊};山>ドウィモルベルグ]]の&ruby(しゅんけん){峻嶮};な暗い壁でした。この高地を二つに分けて、不格好な立ち石がずらりと二列に並び、その先は夕闇の中にだんだん小さくなって、またその先が林の中に消えていました。この道を&ruby(あ){敢};えて行く者があれば、やがてドウィモルベルグの下の黒々とした[[ディムホルト]]に、そしてかの&ruby(おびや){脅};かすような石の柱に、さらに、あんぐりと暗い口を開いた[[禁じられた入り口>死者の道]]に出ます。((『[[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』「ローハンの召集」))
[[指輪戦争]]ではやしろ岡に[[ローハン]]の全軍が召集され、[[セオデン]]王と供回りのテントはフィリエンフェルドの草地に設営されていた。

** コメント [#Comment]

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