-- 雛形とするページ -- Template * ボロミルの謎歌 [#na90e6fc] ** 概要 [#w4c4be19] |~カテゴリー|[[詩・歌]]| |~スペル|Boromir's Riddle| |~その他の呼び名|夢のお告げ(the dream)| ** 解説 [#q0be5f05] [[ファラミル]]と[[ボロミル]]が見た奇妙な夢の中で告げられた一連の言葉。 この夢は[[第三紀]][[3018年>大いなる年#year3018]]6月20日、[[オスギリアス]]が[[モルドール]]に襲撃された夜にはじめてファラミルを襲い、以後もたびたびファラミルは同じ夢を見た。そして一度はボロミルも同じ夢を見るに至る。 >「その夢の中で、わたくしは、東の空が暗くなり、雷鳴が次第にその轟きを強めるように思いました。しかし西の方には、おぼろな光が消えやらず残り、そこから声が聞こえてきました。それは遠くかすかな声でありながらはっきり聞こえました。」((『[[指輪物語]] [[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「エルロンドの会議」 夢について述べる[[ボロミル]]の言葉。)) しかし二人には夢で告げられている数々の言葉(特に「折れたる剣」「イムラドリス」「イシルドゥルの禍」「小さい人」)の意味がわからなかった。故事に通じる父[[デネソール二世]]は、「イムラドリス」が北方にある賢者[[エルロンド]]の隠れ里であるという事のみを二人に教える。 そこでボロミルは、夢のお告げの謎解きをエルロンドに乞うべく単身イムラドリスを求めて旅立った(当初はファラミルが旅立とうとしたのだが、道中の危険を考えたボロミルが代わりにその役を買って出た)。 [[イムラドリス(裂け谷)>裂け谷]]にたどり着いたボロミルは、[[エルロンドの会議]]の席上で実際に[[イシルドゥル]]の世継[[アラゴルン二世]]から「[[折れたる剣>アンドゥーリル]]」を示され、「[[小さい人>ホビット]]」の[[フロド・バギンズ]]が携える「[[イシルドゥルの禍>一つの指輪]]」を目にする。 >「それではいよいよ[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の滅びの日が迫ったのか? しかし、それならなぜ折れたる剣を探せというのだろう?」 「夢に告げられた言葉は『ミナス・ティリスの滅びの日』ではない。」と、アラゴルンがいいました。「しかし、滅びの日も大いなるいさおしの日もげに間近に迫った。 」((同上。[[ボロミル]]と[[アラゴルン二世]]の言葉。)) *** 邦訳 [#v03b9cec] >[[折れたる剣>アンドゥーリル]]を求めよ。 そは[[イムラドリス>裂け谷]]にあり。 かしこにて助言を受くべし、 [[モルグル]]の魔呪より強き。 かしこにて&ruby(しるし){兆};を見るべし、 滅びの日近くにありてふ。 [[イシルドゥルの&ruby(わざわい){禍};>一つの指輪]]は目覚め、 [[小さい人>ホビット]]ふるいたつべければ。((同上。)) *** 原文 [#s46dbdec] >Seek for the [[Sword that was broken>アンドゥーリル]]: In [[Imladris>裂け谷]] it dwells; There shall be counsels taken Stronger than [[Morgul>モルグル]]-spells. There shall be shown a token That Doom is near at hand, For [[Isildur's Bane>一つの指輪]] shall waken, And the [[Halfling>ホビット]] forth shall stand. ** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#vb86f4ae] 登場しない。 [[ボロミル]]は[[デネソール>デネソール二世]]の命で[[エルロンドの会議]]へ出席したことになっている(その経緯は『二つの塔 [[エクステンデッド・エディション]]』にのみ登場)。 ** コメント [#g0f3aaf4] #pcomment(,,,,,,reply) タイムスタンプを変更しない(管理者パスワードが必用) * ボロミルの謎歌 [#na90e6fc] ** 概要 [#w4c4be19] |~カテゴリー|[[詩・歌]]| |~スペル|Boromir's Riddle| |~その他の呼び名|夢のお告げ(the dream)| ** 解説 [#q0be5f05] [[ファラミル]]と[[ボロミル]]が見た奇妙な夢の中で告げられた一連の言葉。 この夢は[[第三紀]][[3018年>大いなる年#year3018]]6月20日、[[オスギリアス]]が[[モルドール]]に襲撃された夜にはじめてファラミルを襲い、以後もたびたびファラミルは同じ夢を見た。そして一度はボロミルも同じ夢を見るに至る。 >「その夢の中で、わたくしは、東の空が暗くなり、雷鳴が次第にその轟きを強めるように思いました。しかし西の方には、おぼろな光が消えやらず残り、そこから声が聞こえてきました。それは遠くかすかな声でありながらはっきり聞こえました。」((『[[指輪物語]] [[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「エルロンドの会議」 夢について述べる[[ボロミル]]の言葉。)) しかし二人には夢で告げられている数々の言葉(特に「折れたる剣」「イムラドリス」「イシルドゥルの禍」「小さい人」)の意味がわからなかった。故事に通じる父[[デネソール二世]]は、「イムラドリス」が北方にある賢者[[エルロンド]]の隠れ里であるという事のみを二人に教える。 そこでボロミルは、夢のお告げの謎解きをエルロンドに乞うべく単身イムラドリスを求めて旅立った(当初はファラミルが旅立とうとしたのだが、道中の危険を考えたボロミルが代わりにその役を買って出た)。 [[イムラドリス(裂け谷)>裂け谷]]にたどり着いたボロミルは、[[エルロンドの会議]]の席上で実際に[[イシルドゥル]]の世継[[アラゴルン二世]]から「[[折れたる剣>アンドゥーリル]]」を示され、「[[小さい人>ホビット]]」の[[フロド・バギンズ]]が携える「[[イシルドゥルの禍>一つの指輪]]」を目にする。 >「それではいよいよ[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の滅びの日が迫ったのか? しかし、それならなぜ折れたる剣を探せというのだろう?」 「夢に告げられた言葉は『ミナス・ティリスの滅びの日』ではない。」と、アラゴルンがいいました。「しかし、滅びの日も大いなるいさおしの日もげに間近に迫った。 」((同上。[[ボロミル]]と[[アラゴルン二世]]の言葉。)) *** 邦訳 [#v03b9cec] >[[折れたる剣>アンドゥーリル]]を求めよ。 そは[[イムラドリス>裂け谷]]にあり。 かしこにて助言を受くべし、 [[モルグル]]の魔呪より強き。 かしこにて&ruby(しるし){兆};を見るべし、 滅びの日近くにありてふ。 [[イシルドゥルの&ruby(わざわい){禍};>一つの指輪]]は目覚め、 [[小さい人>ホビット]]ふるいたつべければ。((同上。)) *** 原文 [#s46dbdec] >Seek for the [[Sword that was broken>アンドゥーリル]]: In [[Imladris>裂け谷]] it dwells; There shall be counsels taken Stronger than [[Morgul>モルグル]]-spells. There shall be shown a token That Doom is near at hand, For [[Isildur's Bane>一つの指輪]] shall waken, And the [[Halfling>ホビット]] forth shall stand. ** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#vb86f4ae] 登場しない。 [[ボロミル]]は[[デネソール>デネソール二世]]の命で[[エルロンドの会議]]へ出席したことになっている(その経緯は『二つの塔 [[エクステンデッド・エディション]]』にのみ登場)。 ** コメント [#g0f3aaf4] #pcomment(,,,,,,reply) テキスト整形のルールを表示する