-- 雛形とするページ -- Template * ドル・アムロス [#sa9c5b6b] ** 概要 [#Summary] |~カテゴリー|[[地名]]| |~スペル|Dol Amroth| ** 解説 [#Explanation] [[シンダリン]]で「[[アムロス]]の丘」の意((ドル・アムロスの名は、[[第三紀]]1981年にドル・アムロス北にある[[エゼッロンド]]沖で溺死した、[[ローリエン>ロスローリエン]]の[[エルフ]]王[[アムロス]]に由来する。))。[[ゴンドール]]の[[辺境の諸侯国]]の一つで、[[ベルファラス]]西部の高い岬にある領国および城塞都市。金地に船と銀の白鳥を紋章とする。 ドル・アムロスの領主は''大公''(Prince)の称号を持つ、ゴンドールの[[ドゥーネダイン]]の中でも最も高貴な家柄の一つであり、[[エルフ]]の血が流れていた。 [[指輪戦争]]当時の領主は[[イムラヒル]]大公。[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]防衛の援軍にはイムラヒルが率いる、灰色の馬にまたがった完全武装の騎士の一団((白鳥の騎士たち(swan-knights)とも呼ばれる。))と、領主たちと同じくらい背が高く、灰色の目をした、黒っぽい髪の700人の徒歩の兵士が参じた。 『[[終わらざりし物語]]』にはドル・アムロスの起源に関して異なる二つの話が登場する。一説によると、最初のドル・アムロスの領主は[[イムラゾール]]と[[ミスレルラス]]の間の息子[[ガラドール]]([[第三紀]]2004~2129)であるという。別の説では、ガラドールより遙か昔、[[第二紀]]の[[ヌーメノール]]没落前に[[ベルファラス]]へ入植した[[節士]]がドル・アムロスを築いたとされ、大公の称号は領主と血縁関係があった[[エレンディル]]によって与えられたという。[[クリストファ・トールキン]]は、この二つの説は両立する可能性もあるが、別々の「伝承」として存在している可能性が高い気がするとしている。 『[[トム・ボンバディルの冒険]]』のまえがきによれば、[[ベルファラス湾]]に面して[[ティリス・イーアー]]の塔がそびえているという。 *** ドル・アムロスの出身者 [#xcbb84c9] 以下の情報は『[[The Peoples of Middle-earth>The History of Middle-earth/The Peoples of Middle-earth]]』の「The Heirs of Elendil」に基づく。((この一覧においては、[[第三紀]]3021年が[[第四紀]]1年であることに注意(出版された『[[指輪物語]]』では、第三紀3022年が第四紀1年)。同じ資料では[[ファラミル]]の生没年が2983-3103(第四紀83年)とされていることから、出版された『指輪物語』と合わせるならば、第四紀の紀年は1引けばよい。)) |>|>|>|CENTER:~歴代の領主|h ||~名前|~生没年|~備考| |~初代|[[ガラドール]]|[[第三紀]]2004~2129(享年125)|生没年は『[[終わらざりし物語]]』にも同じ記述有り| |~第2代|不明|(2060)~(2203)(享年143)|| |~第3代|不明|(2120)~(2254)(享年134)|| |~第4代|不明|(2172)~(2299)(享年127)|| |~第5代|不明|(2225)~(2348)(享年123)|| |~第6代|不明|(2274)~(2400)(享年126)|| |~第7代|不明|(2324)~(2458)(享年134)|| |~第8代|不明|(2373)~(2498)(享年125)|| |~第9代|不明|(2418)~(2540)(享年122)|| |~第10代|不明|(2463)~(2582)(享年119)|| |~第11代|不明|(2505)~(2623)(享年118)|| |~第12代|不明|(2546)~(2660)(享年114)|| |~第13代|不明|(2588)~(2701)(享年113)|| |~第14代|不明|(2627)~(2733)(享年106)|| |~第15代|不明|(2671)~†(2746)(享年75)|[[ウンバール]]の[[海賊]]に殺される| |~第16代|不明|(2709)~†(2799)(享年90)|戦死| |~第17代|不明|(2746)~(2859)(享年113)|| |~第18代|不明|(2785)~(2899)(享年114)|| |~第19代|[[Aglahad(アグラハド)>アグラハド]]|(2827)~(2932)(享年105)|| |~第20代|[[Angelimir(アンゲリミル)>アンゲリマール]]|(2866)~(2977)(享年111)|『[[終わらざりし物語]]』のアンゲリマール(Angelimar)の綴りは誤り| |~第21代|[[アドラヒル>アドラヒル(アンゲリマールの息子)]]|(2917)~(3010)(享年93)|| |~第22代|[[イムラヒル]]|(2955)~(3054) / [[第四紀]](34)(享年99)|[[指輪戦争]]時の大公| |~第23代|[[Elphir(エルフィル)>エルフィル]]|(2987)~(3087) / 第四紀(67)(享年100)|| |~第24代|[[Alphros(アルフロス)>アルフロス]]|(3017)~(3115) / 第四紀(95)(享年98)|| #br |>|>|CENTER:~大公家|h |~名前|~生没年|~備考| |[[イムラゾール]]|(1950)~(2076)(享年126)|[[ガラドール]]の父| |[[ギルミス]]||ガラドールの姉妹| |[[Ivriniel(イヴリニエル)>イヴリニエル]]|(2947)~不明|[[フィンドゥイラス>フィンドゥイラス(アドラヒルの娘)]]と[[イムラヒル]]の姉| |[[フィンドゥイラス>フィンドゥイラス(アドラヒルの娘)]]|(2950)~(2987)(享年37)&br;(2950)~2988(享年38)|イムラヒルの姉、[[執政]][[デネソール二世]]の妻&br;『[[追補編>指輪物語/追補編]]』の[[第三紀の年表>第三紀]]では、没年は2988年| |[[Erchirion(エルヒリオン)>エルヒリオン]]|(2990)~不明|イムラヒルの息子| |[[Amrothos(アムロソス)>アムロソス]]|(2994)~不明|イムラヒルの息子| |[[ロシーリエル]]|(2999)~不明|イムラヒルの娘、[[エーオメル]]の妻| |||| |[[ドル・アムロスのアドラヒル>アドラヒル(ドル・アムロス)]]||第三紀1944年に[[馬車族]]と戦った[[ゴンドール]]軍の将軍| ** [[Iron Crown Enterprises]]による設定 [#k711fd7d] 人口約1万200人。住民の9割がゴンドール人で構成され、残りの1割をその他の少数民族(おそらく[[ハラドリム]]や[[&ruby(ダンレンデイング){褐色国人};>褐色国人]]の遠戚)が占める。[[ペラルギル]]、[[ウンバール]]と並ぶ海軍の拠点で、多くの軍艦を保有している。 第二紀3300年、[[エルフ]]の築いた灯台(建設年代不明)に隣接した土地に入植した[[ヌーメノール]]人によって港が築かれた。アムロスが死ぬ[[第三紀]]1981年以前は、シンダリンで「大公の港」を意味するロンド・エアニル(Lond Ernil)と呼ばれており、第三紀2004年にこの地に封じられたガラドールが本格的な街を築いた際にドル・アムロスの名に改められた。 &ref(Provincial_Map_of_Dol_Amroth.jpg,,20%); ** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO] 西[[ゴンドール]]最大の都市で要塞化されており、整備された波止場がある港町だが、[[海賊]]の脅威にさらされている。 イムラヒルらが出兵しているため、残った[[ロシーリエル]]が統治を行っている。 &ref(ScreenShot00629.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるドル・アムロス); &ref(ScreenShot00628.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるドル・アムロス); &ref(ScreenShot_2019-07-14_165054_0.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるドル・アムロス); &ref(LotRO Dol Amroth.jpg,,15%); ** コメント [#Comment] #pcomment(,,,,,,reply) タイムスタンプを変更しない(管理者パスワードが必用) * ドル・アムロス [#sa9c5b6b] ** 概要 [#Summary] |~カテゴリー|[[地名]]| |~スペル|Dol Amroth| ** 解説 [#Explanation] [[シンダリン]]で「[[アムロス]]の丘」の意((ドル・アムロスの名は、[[第三紀]]1981年にドル・アムロス北にある[[エゼッロンド]]沖で溺死した、[[ローリエン>ロスローリエン]]の[[エルフ]]王[[アムロス]]に由来する。))。[[ゴンドール]]の[[辺境の諸侯国]]の一つで、[[ベルファラス]]西部の高い岬にある領国および城塞都市。金地に船と銀の白鳥を紋章とする。 ドル・アムロスの領主は''大公''(Prince)の称号を持つ、ゴンドールの[[ドゥーネダイン]]の中でも最も高貴な家柄の一つであり、[[エルフ]]の血が流れていた。 [[指輪戦争]]当時の領主は[[イムラヒル]]大公。[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]防衛の援軍にはイムラヒルが率いる、灰色の馬にまたがった完全武装の騎士の一団((白鳥の騎士たち(swan-knights)とも呼ばれる。))と、領主たちと同じくらい背が高く、灰色の目をした、黒っぽい髪の700人の徒歩の兵士が参じた。 『[[終わらざりし物語]]』にはドル・アムロスの起源に関して異なる二つの話が登場する。一説によると、最初のドル・アムロスの領主は[[イムラゾール]]と[[ミスレルラス]]の間の息子[[ガラドール]]([[第三紀]]2004~2129)であるという。別の説では、ガラドールより遙か昔、[[第二紀]]の[[ヌーメノール]]没落前に[[ベルファラス]]へ入植した[[節士]]がドル・アムロスを築いたとされ、大公の称号は領主と血縁関係があった[[エレンディル]]によって与えられたという。[[クリストファ・トールキン]]は、この二つの説は両立する可能性もあるが、別々の「伝承」として存在している可能性が高い気がするとしている。 『[[トム・ボンバディルの冒険]]』のまえがきによれば、[[ベルファラス湾]]に面して[[ティリス・イーアー]]の塔がそびえているという。 *** ドル・アムロスの出身者 [#xcbb84c9] 以下の情報は『[[The Peoples of Middle-earth>The History of Middle-earth/The Peoples of Middle-earth]]』の「The Heirs of Elendil」に基づく。((この一覧においては、[[第三紀]]3021年が[[第四紀]]1年であることに注意(出版された『[[指輪物語]]』では、第三紀3022年が第四紀1年)。同じ資料では[[ファラミル]]の生没年が2983-3103(第四紀83年)とされていることから、出版された『指輪物語』と合わせるならば、第四紀の紀年は1引けばよい。)) |>|>|>|CENTER:~歴代の領主|h ||~名前|~生没年|~備考| |~初代|[[ガラドール]]|[[第三紀]]2004~2129(享年125)|生没年は『[[終わらざりし物語]]』にも同じ記述有り| |~第2代|不明|(2060)~(2203)(享年143)|| |~第3代|不明|(2120)~(2254)(享年134)|| |~第4代|不明|(2172)~(2299)(享年127)|| |~第5代|不明|(2225)~(2348)(享年123)|| |~第6代|不明|(2274)~(2400)(享年126)|| |~第7代|不明|(2324)~(2458)(享年134)|| |~第8代|不明|(2373)~(2498)(享年125)|| |~第9代|不明|(2418)~(2540)(享年122)|| |~第10代|不明|(2463)~(2582)(享年119)|| |~第11代|不明|(2505)~(2623)(享年118)|| |~第12代|不明|(2546)~(2660)(享年114)|| |~第13代|不明|(2588)~(2701)(享年113)|| |~第14代|不明|(2627)~(2733)(享年106)|| |~第15代|不明|(2671)~†(2746)(享年75)|[[ウンバール]]の[[海賊]]に殺される| |~第16代|不明|(2709)~†(2799)(享年90)|戦死| |~第17代|不明|(2746)~(2859)(享年113)|| |~第18代|不明|(2785)~(2899)(享年114)|| |~第19代|[[Aglahad(アグラハド)>アグラハド]]|(2827)~(2932)(享年105)|| |~第20代|[[Angelimir(アンゲリミル)>アンゲリマール]]|(2866)~(2977)(享年111)|『[[終わらざりし物語]]』のアンゲリマール(Angelimar)の綴りは誤り| |~第21代|[[アドラヒル>アドラヒル(アンゲリマールの息子)]]|(2917)~(3010)(享年93)|| |~第22代|[[イムラヒル]]|(2955)~(3054) / [[第四紀]](34)(享年99)|[[指輪戦争]]時の大公| |~第23代|[[Elphir(エルフィル)>エルフィル]]|(2987)~(3087) / 第四紀(67)(享年100)|| |~第24代|[[Alphros(アルフロス)>アルフロス]]|(3017)~(3115) / 第四紀(95)(享年98)|| #br |>|>|CENTER:~大公家|h |~名前|~生没年|~備考| |[[イムラゾール]]|(1950)~(2076)(享年126)|[[ガラドール]]の父| |[[ギルミス]]||ガラドールの姉妹| |[[Ivriniel(イヴリニエル)>イヴリニエル]]|(2947)~不明|[[フィンドゥイラス>フィンドゥイラス(アドラヒルの娘)]]と[[イムラヒル]]の姉| |[[フィンドゥイラス>フィンドゥイラス(アドラヒルの娘)]]|(2950)~(2987)(享年37)&br;(2950)~2988(享年38)|イムラヒルの姉、[[執政]][[デネソール二世]]の妻&br;『[[追補編>指輪物語/追補編]]』の[[第三紀の年表>第三紀]]では、没年は2988年| |[[Erchirion(エルヒリオン)>エルヒリオン]]|(2990)~不明|イムラヒルの息子| |[[Amrothos(アムロソス)>アムロソス]]|(2994)~不明|イムラヒルの息子| |[[ロシーリエル]]|(2999)~不明|イムラヒルの娘、[[エーオメル]]の妻| |||| |[[ドル・アムロスのアドラヒル>アドラヒル(ドル・アムロス)]]||第三紀1944年に[[馬車族]]と戦った[[ゴンドール]]軍の将軍| ** [[Iron Crown Enterprises]]による設定 [#k711fd7d] 人口約1万200人。住民の9割がゴンドール人で構成され、残りの1割をその他の少数民族(おそらく[[ハラドリム]]や[[&ruby(ダンレンデイング){褐色国人};>褐色国人]]の遠戚)が占める。[[ペラルギル]]、[[ウンバール]]と並ぶ海軍の拠点で、多くの軍艦を保有している。 第二紀3300年、[[エルフ]]の築いた灯台(建設年代不明)に隣接した土地に入植した[[ヌーメノール]]人によって港が築かれた。アムロスが死ぬ[[第三紀]]1981年以前は、シンダリンで「大公の港」を意味するロンド・エアニル(Lond Ernil)と呼ばれており、第三紀2004年にこの地に封じられたガラドールが本格的な街を築いた際にドル・アムロスの名に改められた。 &ref(Provincial_Map_of_Dol_Amroth.jpg,,20%); ** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO] 西[[ゴンドール]]最大の都市で要塞化されており、整備された波止場がある港町だが、[[海賊]]の脅威にさらされている。 イムラヒルらが出兵しているため、残った[[ロシーリエル]]が統治を行っている。 &ref(ScreenShot00629.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるドル・アムロス); &ref(ScreenShot00628.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるドル・アムロス); &ref(ScreenShot_2019-07-14_165054_0.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるドル・アムロス); &ref(LotRO Dol Amroth.jpg,,15%); ** コメント [#Comment] #pcomment(,,,,,,reply) テキスト整形のルールを表示する