-- 雛形とするページ -- Template * タリオン [#d24b462e] ** 概要 [#z5d69ad9] |~カテゴリー|[[人名]]| |~スペル|Talion| |~その他の呼び名|墓を歩く者(Gravewalker)| |~種族|[[人間]]([[ゴンドール人]]、[[ナズグール]])| |~性別|男| |~生没年|[[第三紀]]| |~親|不明| |~兄弟|不明| |~配偶者|ヨーレス(Ioreth)| |~子|ディアハイル(Dirhael)(息子)| ** 解説 [#mbace8bc] |~俳優|Troy Baker| |~日本語吹き替え|白川周作((吹き替えがあるのは『シャドウ・オブ・ウォー』のみ))| [[ゲーム]]『[[シャドウ・オブ・モルドール]]』『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』の主人公。映画にも原作小説にも登場しないオリジナルのキャラクターだが、映画世界観上の人物となっている。 [[北国人]]の子孫である[[ゴンドール人]]。[[ケレブリンボール]]の幽鬼に憑依されたことで、何度殺されても蘇る。そのため''墓を歩く者''とも呼ばれる。[[黒門]]のレンジャー(野伏)としての剣術、隠密行動能力の他、ケレブリンボールの幽鬼の力を使った超人的な戦闘能力、[[ウルク>ウルク=ハイ]]などの考えを読み、意思を支配する力まで持つ。 武器として長剣のアーファエル(Urfael)、短剣のアチャーン(Acharn)((かつて息子ディアハイルが使っていた長剣が折れたもの))を使う。 ケレブリンボールの能力として弓のアズカル(Azkâr)を操るほか、『シャドウ・オブ・ウォー』ではさらにグレイブの[[アイグロス>アエグロス(武器)]]および槌󠄀のトゥラン(Túrann)(([[ケレブリンボール]]が[[力の指輪]]を鍛えたときに使っていたという設定))の幻影も武器として扱う。 *** 『[[シャドウ・オブ・モルドール]]』でのタリオン [#qdaa9542] [[第三紀]]30世紀中頃、[[サウロン]]の[[モルドール]]帰還前、他の[[ゴンドール]]のレンジャー(野伏)と共に[[黒門]]で警備を行っていたタリオンは、家族や仲間と共に、[[歯の塔]]を住まいにしていた。だがサウロン軍の襲撃により、妻のヨーレス、息子のディアハイルと共に、“サウロンの黒の手”と呼ばれる黒の総大将に喉を切り裂かれて殺される(映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』の直後にあたる)。 だがタリオンは再び目覚め、モルドールの地にいた。常に彼のそばに現れる[[エルフ]]の亡霊([[ケレブリンボール]])は、彼らは呪いによって[[アルダ]]に捕らわれてしまったと語った。タリオンはケレブリンボールや、かつての仲間の力を借り、モルドールを占領したサウロン軍を攻撃。さらにケレブリンボールの幽鬼による恐怖の力で、モルドールの[[ウルク>ウルク=ハイ]]を徐々に支配し、内乱を誘発させていった。 最終的に[[ウドゥン]]と[[ヌアネン]]の軍団を掌握したタリオンは“黒の手”を探しだし、これを倒すものの、サウロン軍を瓦解させるには至らなかった。 *** 『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』でのタリオン [#m0f39803] ケレブリンボールは[[サウロン]]に対抗するため、[[サンマス・ナウア]]にて新たな[[力の指輪]]を作り上げる。[[シェロブ]]が見せた幻視によって、まだゴンドールが確保していた[[ミナス・イシル>ミナス・モルグル]]((原作設定と異なり、ミナス・イシル陥落は[[指輪戦争]]の数十年前になっている))に攻撃が迫っていることを知った二人はミナス・イシルの救援に向かうが、結局、ミナス・イシルは陥落し、町が守っていた[[パランティア]]も[[魔王]]に奪われてしまった。 [[ナズグル]]たちとの死闘で瀕死となったタリオンは[[魔王]]からナズグルの一員に加わるように求められるが、そこに現れた[[エルフ]]の[[エルタリエル]]により完全にナズグル化するのを助けられる。タリオンは一時的にエルタリエルと共闘関係となる。 後にエルタリエルが明かした所によると、この時点でタリオンの運命は既に定まっており、徐々にその兆候が現れていた。エルタリエルはその時が来る前にタリオンから新たな指輪を奪い、せめてもの慈悲として人の心を完全に失う前に滅ぼす覚悟を決めていた。 タリオンはナズグルと追いつ追われつの戦いを続けながらも、囚われたミナス・イシルの捕虜を救出する。また、サウロンへの未練と翻意を抱くかつての伴侶[[シェロブ]]のしもべ(蜘蛛)たちや、[[ビルボ]]に[[一つの指輪]]を取られ迷走する[[ゴラム]]の協力を得て反撃を開始する。 新たな指輪の力でウルクや[[オログ>オログ=ハイ]]を精神支配して自身の軍団を形勢すると共に、[[冥王]]ことサウロンに対抗する&ruby(みょうおう){明王};を名乗り、ケレブリンボールと共にモルドールの各地にある砦を占領していく。 だが、シェロブと協力してでも民を守る事を第一に願うタリオンと、あくまでサウロン打倒に執着し、味方にも犠牲を強いるケレブリンボールは次第に反目するようになる。[[バラド=ドゥア]]に通じる高架橋で、ナズグルの一人である[[イシルドゥア]]を倒したタリオンは、彼を服従させようとする明王の意志に背いてイシルドゥアの魂を解放した。これにより両者の亀裂は決定的となり、ケレブリンボールはエルタリエルに指輪を渡してタリオンを見限った。 蘇生能力を失ったタリオンは喉の傷口が開いて死にかけるが、イシルドゥアが持っていた[[九つの指輪]]の一つを手にして、再び不死の力を手に入れる。九つの指輪を手にした人間は次第に人の姿と心とを喪失しナズグルとなる運命だが、タリオンはそれに抗い続け、愛する家族などの記憶が薄れ行く中で数十年に渡って戦い、モルドールを''影の戦争''(Shadow Wars)と呼ばれる混乱に陥れた。 しかし最後には九つの指輪の力に屈し、ナズグルの一人と化した。ナズグルとなったタリオンは、一つの指輪を手に入れるため[[ホビット庄]]へと向かい、また[[指輪戦争]]でも魔王の配下として戦った。 指輪戦争の終盤、[[黒門の戦い]]の最中、[[フロド>フロド・バギンズ]]らによって一つの指輪が破壊され、サウロンとその配下に破滅がもたらされた時、ようやくタリオンは解放され、[[安息の死>死すべき運命]]を得る事ができた。 ***指輪戦争への影響 [#vf047c1f] タリオンが[[モルドール]]に引き起こした一連の内紛は、[[指輪戦争]]の開戦時期を大幅に先延ばしにした。タリオンが暗躍する間、ゴンドールは[[ミナス・イシル>ミナス・モルグル]]を失った痛手から立ち直り、自由の民は来るべき戦争に向けて備えることができた。さらに、それがサウロンを滅ぼすための切り札である[[一つの指輪]]の発見や、[[イシルドゥアの世継ぎ>アラゴルン二世]]が成長するまでの時間的猶予を与えた。 ***画像 [#q8aab38e] &ref(Talion.jpg,,10%,タリオン); &ref(20171110000655_1.jpg,,10%,『シャドウ・オブ・モルドール』でのタリオン); &ref(DarkTalion.jpg,,10%,ダークタリオン); &ref(20171110013324_1.jpg,,10%,『シャドウ・オブ・ウォー』での、半ばナズグルとなっているタリオン); ***出典 [#z5ca78d2] -『[[シャドウ・オブ・モルドール]]』 -『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』 #amazon(B071Z487F1) #amazon(B072J2HXW4) #amazon(B07G4NYS86) #amazon(B00M3PUWVC) #amazon(B00M3PUWOY) #amazon(B00M3PUX4I) ** コメント [#eb5044e1] #pcomment(,,,,,,reply) タイムスタンプを変更しない(管理者パスワードが必用) * タリオン [#d24b462e] ** 概要 [#z5d69ad9] |~カテゴリー|[[人名]]| |~スペル|Talion| |~その他の呼び名|墓を歩く者(Gravewalker)| |~種族|[[人間]]([[ゴンドール人]]、[[ナズグール]])| |~性別|男| |~生没年|[[第三紀]]| |~親|不明| |~兄弟|不明| |~配偶者|ヨーレス(Ioreth)| |~子|ディアハイル(Dirhael)(息子)| ** 解説 [#mbace8bc] |~俳優|Troy Baker| |~日本語吹き替え|白川周作((吹き替えがあるのは『シャドウ・オブ・ウォー』のみ))| [[ゲーム]]『[[シャドウ・オブ・モルドール]]』『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』の主人公。映画にも原作小説にも登場しないオリジナルのキャラクターだが、映画世界観上の人物となっている。 [[北国人]]の子孫である[[ゴンドール人]]。[[ケレブリンボール]]の幽鬼に憑依されたことで、何度殺されても蘇る。そのため''墓を歩く者''とも呼ばれる。[[黒門]]のレンジャー(野伏)としての剣術、隠密行動能力の他、ケレブリンボールの幽鬼の力を使った超人的な戦闘能力、[[ウルク>ウルク=ハイ]]などの考えを読み、意思を支配する力まで持つ。 武器として長剣のアーファエル(Urfael)、短剣のアチャーン(Acharn)((かつて息子ディアハイルが使っていた長剣が折れたもの))を使う。 ケレブリンボールの能力として弓のアズカル(Azkâr)を操るほか、『シャドウ・オブ・ウォー』ではさらにグレイブの[[アイグロス>アエグロス(武器)]]および槌󠄀のトゥラン(Túrann)(([[ケレブリンボール]]が[[力の指輪]]を鍛えたときに使っていたという設定))の幻影も武器として扱う。 *** 『[[シャドウ・オブ・モルドール]]』でのタリオン [#qdaa9542] [[第三紀]]30世紀中頃、[[サウロン]]の[[モルドール]]帰還前、他の[[ゴンドール]]のレンジャー(野伏)と共に[[黒門]]で警備を行っていたタリオンは、家族や仲間と共に、[[歯の塔]]を住まいにしていた。だがサウロン軍の襲撃により、妻のヨーレス、息子のディアハイルと共に、“サウロンの黒の手”と呼ばれる黒の総大将に喉を切り裂かれて殺される(映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』の直後にあたる)。 だがタリオンは再び目覚め、モルドールの地にいた。常に彼のそばに現れる[[エルフ]]の亡霊([[ケレブリンボール]])は、彼らは呪いによって[[アルダ]]に捕らわれてしまったと語った。タリオンはケレブリンボールや、かつての仲間の力を借り、モルドールを占領したサウロン軍を攻撃。さらにケレブリンボールの幽鬼による恐怖の力で、モルドールの[[ウルク>ウルク=ハイ]]を徐々に支配し、内乱を誘発させていった。 最終的に[[ウドゥン]]と[[ヌアネン]]の軍団を掌握したタリオンは“黒の手”を探しだし、これを倒すものの、サウロン軍を瓦解させるには至らなかった。 *** 『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』でのタリオン [#m0f39803] ケレブリンボールは[[サウロン]]に対抗するため、[[サンマス・ナウア]]にて新たな[[力の指輪]]を作り上げる。[[シェロブ]]が見せた幻視によって、まだゴンドールが確保していた[[ミナス・イシル>ミナス・モルグル]]((原作設定と異なり、ミナス・イシル陥落は[[指輪戦争]]の数十年前になっている))に攻撃が迫っていることを知った二人はミナス・イシルの救援に向かうが、結局、ミナス・イシルは陥落し、町が守っていた[[パランティア]]も[[魔王]]に奪われてしまった。 [[ナズグル]]たちとの死闘で瀕死となったタリオンは[[魔王]]からナズグルの一員に加わるように求められるが、そこに現れた[[エルフ]]の[[エルタリエル]]により完全にナズグル化するのを助けられる。タリオンは一時的にエルタリエルと共闘関係となる。 後にエルタリエルが明かした所によると、この時点でタリオンの運命は既に定まっており、徐々にその兆候が現れていた。エルタリエルはその時が来る前にタリオンから新たな指輪を奪い、せめてもの慈悲として人の心を完全に失う前に滅ぼす覚悟を決めていた。 タリオンはナズグルと追いつ追われつの戦いを続けながらも、囚われたミナス・イシルの捕虜を救出する。また、サウロンへの未練と翻意を抱くかつての伴侶[[シェロブ]]のしもべ(蜘蛛)たちや、[[ビルボ]]に[[一つの指輪]]を取られ迷走する[[ゴラム]]の協力を得て反撃を開始する。 新たな指輪の力でウルクや[[オログ>オログ=ハイ]]を精神支配して自身の軍団を形勢すると共に、[[冥王]]ことサウロンに対抗する&ruby(みょうおう){明王};を名乗り、ケレブリンボールと共にモルドールの各地にある砦を占領していく。 だが、シェロブと協力してでも民を守る事を第一に願うタリオンと、あくまでサウロン打倒に執着し、味方にも犠牲を強いるケレブリンボールは次第に反目するようになる。[[バラド=ドゥア]]に通じる高架橋で、ナズグルの一人である[[イシルドゥア]]を倒したタリオンは、彼を服従させようとする明王の意志に背いてイシルドゥアの魂を解放した。これにより両者の亀裂は決定的となり、ケレブリンボールはエルタリエルに指輪を渡してタリオンを見限った。 蘇生能力を失ったタリオンは喉の傷口が開いて死にかけるが、イシルドゥアが持っていた[[九つの指輪]]の一つを手にして、再び不死の力を手に入れる。九つの指輪を手にした人間は次第に人の姿と心とを喪失しナズグルとなる運命だが、タリオンはそれに抗い続け、愛する家族などの記憶が薄れ行く中で数十年に渡って戦い、モルドールを''影の戦争''(Shadow Wars)と呼ばれる混乱に陥れた。 しかし最後には九つの指輪の力に屈し、ナズグルの一人と化した。ナズグルとなったタリオンは、一つの指輪を手に入れるため[[ホビット庄]]へと向かい、また[[指輪戦争]]でも魔王の配下として戦った。 指輪戦争の終盤、[[黒門の戦い]]の最中、[[フロド>フロド・バギンズ]]らによって一つの指輪が破壊され、サウロンとその配下に破滅がもたらされた時、ようやくタリオンは解放され、[[安息の死>死すべき運命]]を得る事ができた。 ***指輪戦争への影響 [#vf047c1f] タリオンが[[モルドール]]に引き起こした一連の内紛は、[[指輪戦争]]の開戦時期を大幅に先延ばしにした。タリオンが暗躍する間、ゴンドールは[[ミナス・イシル>ミナス・モルグル]]を失った痛手から立ち直り、自由の民は来るべき戦争に向けて備えることができた。さらに、それがサウロンを滅ぼすための切り札である[[一つの指輪]]の発見や、[[イシルドゥアの世継ぎ>アラゴルン二世]]が成長するまでの時間的猶予を与えた。 ***画像 [#q8aab38e] &ref(Talion.jpg,,10%,タリオン); &ref(20171110000655_1.jpg,,10%,『シャドウ・オブ・モルドール』でのタリオン); &ref(DarkTalion.jpg,,10%,ダークタリオン); &ref(20171110013324_1.jpg,,10%,『シャドウ・オブ・ウォー』での、半ばナズグルとなっているタリオン); ***出典 [#z5ca78d2] -『[[シャドウ・オブ・モルドール]]』 -『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』 #amazon(B071Z487F1) #amazon(B072J2HXW4) #amazon(B07G4NYS86) #amazon(B00M3PUWVC) #amazon(B00M3PUWOY) #amazon(B00M3PUX4I) ** コメント [#eb5044e1] #pcomment(,,,,,,reply) テキスト整形のルールを表示する