#author("2020-02-25T17:40:55+09:00;2020-02-24T23:42:25+09:00","","")
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* 道はつづくよ先へ先へと [#i0321565]
** 概要 [#zbf180be]

|~カテゴリー|[[詩・歌]]|
|~スペル|The Road Goes Ever On|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#y52a00af]

[[ビルボ・バギンズ]]が初めて作った詩。『[[ホビットの冒険]]』と『[[指輪物語]]』で計四度登場し、その度ごとに内容が異なる。

最初はビルボが[[エレボール]]遠征から[[ホビット庄]]へ帰郷した時に初めて口ずさんだ。これを聞いた[[ガンダルフ]]はビルボが昔とは大きく変わったことに驚いてみせた。
さらにビルボが[[111歳の誕生日>ビルボの別れの宴]]に[[ホビット庄]]から旅立つ時に再び歌われる。
[[フロド・バギンズ]]もまた、[[袋小路屋敷]]から[[堀窪]]へ向かう[[道中>切株村にいたる道]]にこの歌((上記のビルボの歌との違いは「はやる足(eager feet)」が「つかれた足(weary feet)」に変わったこと))を口ずさんだ。フロド曰く、道を見ていたら口からひとりでに出てきたという。
[[指輪戦争]]の終結後、すっかり年老いたビルボが[[「最後の憩」館]]で口にしたのが最後となった。

*** 邦訳 [#s6cd2219]

ビルボが[[エレボール]]遠征から[[ホビット庄]]へ帰郷した時に初めて口ずさんだ。これを聞いた[[ガンダルフ]]はビルボが昔とは大きく変わったことに驚いてみせた。

>道は、はてしなくつづく。
 岩をこえ、木をくぐり、
日の照らしたことのない洞穴のわき、
 海にそそいだことのない流れのそばを。
>冬ふりつもった雪をのりこえ、
 六月の楽しい花野をわたり、
草をふみ、石をしだき、
 月あびる山々の下を、道はつづく。
>道は、はてしなくつづく。
 雲のかげに、星の下に、
とはいえ、遠くさまよった足も、
 ついには、家路にむかうものよ。
>火と剣を見てきた目、
 岩の&ruby(おくど){奥処};のおそろしさを見た目も、
とうとう、むかしから見なれていた、
 緑の牧場と木々と山をながめるのだ。((『[[ホビットの冒険]]』「もとの古巣」))

ビルボが[[111歳の誕生日>ビルボの別れの宴]]に[[ホビット庄]]から旅立つ時に再び歌われる。

>道はつづくよ、先へ先へと、
戸口より出て、遠くへつづく。
道はつづくよ、さらに先へと、
道を&ruby(たど){辿};って、わたしは行こう、
はやる足をふみしめながら、
いつかゆきあう、より広い道へ、
多くの小道と多くの使命が、
そこに落ちあう、より広い道へ。
そこからさきは、わたしは知らぬ。((『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「待ちに待った誕生祝い」))

[[フロド・バギンズ]]もまた、[[袋小路屋敷]]から[[堀窪]]へ向かう[[道中>切株村にいたる道]]にこの歌((上記のビルボの歌との違いは「はやる足(eager feet)」が「つかれた足(weary feet)」に変わったこと))を口ずさんだ。フロド曰く、道を見ていたら口からひとりでに出てきたという。

>道はつづくよ、先へ先へと、
戸口より出て、遠くへつづく。
道はつづくよ、さらに先へと、
道を&ruby(たど){辿};って、わたしはゆこう、
つかれた足をふみしめながら、
いつかゆきあう、より広い道へ、
多くの小道と多くの使命が、
そこに落ちあう、より広い道へ。
そこからさきは、わたしは知らぬ。((『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「三人寄れば」))

[[指輪戦争]]の終結後、すっかり年老いたビルボが[[「最後の憩」館]]で口にした。

>道は続くよ、先へ先へと、
戸口より出て、遠くへ続く。
道は続くよ、さらに先へと、
&ruby(たど){辿};れる者は、辿って行けよ。
新たな旅へ、踏み出して行けよ。
でも私はとうとう足が弱って、
灯ともる宿へ、向かうのさ。
夕べの&ruby(いこ){憩};いと眠りを求めて。((『[[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』「数々の別れ」))

*** 原文 [#ne2e6594]

>Roads go ever ever on,
 Over rock and under tree,
By caves where never sun has shone,
 By streams that never find the sea;
Over snow by winter sown,
 And through the merry flowers of June,
Over grass and over stone,
 And under mountains of the moon.
>Roads go ever ever on
 Under cloud and under star,
Yet feet that wandering have gone
 Turn at last to home afar.
Eyes that fire and sword have seen
 And horror in the halls of stone
Look at last on meadows green
 And trees and hills they long have known.

>The Road goes ever on and on
 Down from the door where it began.
Now far ahead the Road has gone,
 And I must follow, if I can,
Pursuing it with eager feet,
 Until it joins some larger way
Where many paths and errands meet.
 And whither then? I cannot say.

>The Road goes ever on and on
 Down from the door where it began.
Now far ahead the Road has gone,
 And I must follow, if I can,
Pursuing it with weary feet,
 Until it joins some larger way,
Where many paths and errands meet.
 And whither then? I cannot say.

>The Road goes ever on and on
 Out from the door where it began.
Now far ahead the Road has gone,
 Let others follow it who can!
Let them a journey new begin,
 But I at last with weary feet
Will turn towards the lighted inn,
 My evening-rest and sleep to meet.

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#j0147cc7]

[[ガンダルフ]]が[[ホビット庄]]へやってきた時に口ずさんでいる。

** 動画 [#y7457a0e]

1977年アニメ版
#youtube(mdQ1E3t3Qq0)

1980年アニメ版
#youtube(SOhmd9RKwgU)

2001年実写映画版
#youtube(6Y_BE5yxQjw)

2006年ミュージカル版
#youtube(3gC4dcu_CvA)

** コメント [#j7c8fb3e]

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