#author("2022-10-10T20:18:04+09:00;2022-09-11T00:27:38+09:00","","") #author("2024-06-30T20:47:54+09:00;2022-10-22T10:55:20+09:00","","") * &ruby(せっし){節士}; [#yf79accf] ** 概要 [#Summary] |~カテゴリー|[[役職・組織・団体]]| |~スペル|Faithful| |~異訳|&ruby(せっしは){節士派};、忠実なる者| |~その他の呼び名|エレンディリ(Elendili)| ** 解説 [#Explanation] [[クウェンヤ]]で「[[エルフの友]]」の意味である''エレンディリ''とも呼ばれる。 [[第二紀]]中期以降、[[ヴァラール]]と[[エルダール]]への反感を強める[[ヌーメノール人]]の中で、ヴァラールとエルダールへの敬愛と親交を保ち続けた者たちを指す。彼らは主に[[ヌーメノール]]西部の[[アンドゥーニエ]]に集まっていた(後に[[アル=ギミルゾール]]によってアンドゥーニエを追われると、[[ローメンナ]]に集まるようになった)。[[中つ国]]では[[ペラルギル]]を拠点にして、[[ギル=ガラド]]との友好を保ち、[[王党派]]が行っていた中つ国の植民地化にはほとんど関わらなかった。 節士は王党派から迫害を受け、[[サウロン]]が広めた邪教の儀式の生け贄にもされた。だが彼らもまた王党派と同じく、[[人間の宿命>死すべき運命]]である死を恐れていた。 [[アル=ファラゾーン]]による[[アマン]]侵攻と[[ヌーメノールの没落>世界の変わる日]]の直前、アンドゥーニエ領主[[アマンディル]]の指示を受けた[[エレンディル]]および二人の息子[[イシルドゥル]]と[[アナーリオン]]は、国内の節士たちを九隻の船に乗せ、[[パランティール]]や[[アンヌーミナスの王笏]]、[[エレンディルミア]]、[[バラヒルの指輪]]といった宝とともに、ヌーメノールから脱出した。彼らはヌーメノールの没落から救われ、[[エレンディル]]たちは[[リンドン]]方面に、[[イシルドゥル]]と[[アナーリオン]]たちは[[ペラルギル]]方面に漂着し、[[中つ国]]に[[亡国の民の王国]]を建国した。 [[アル=ファラゾーン]]による[[アマン]]侵攻と[[ヌーメノールの没落>世界の変わる日]]の直前、アンドゥーニエ領主[[アマンディル]]の指示を受けた[[エレンディル]]および二人の息子[[イシルドゥル]]と[[アナーリオン]]は、国内の節士たちを九隻の船に乗せ、[[パランティール]]や[[アンヌーミナスの王笏]]、[[エレンディルミル]]、[[バラヒルの指輪]]といった宝とともに、ヌーメノールから脱出した。彼らはヌーメノールの没落から救われ、[[エレンディル]]たちは[[リンドン]]方面に、[[イシルドゥル]]と[[アナーリオン]]たちは[[ペラルギル]]方面に漂着し、[[中つ国]]に[[亡国の民の王国]]を建国した。 *** 日本語訳について [#xd5f1643] もともと『[[指輪物語]]』および[[旧版]]『[[シルマリルの物語]]』における訳は''節士''だったが、[[新版]]『シルマリルの物語』では''忠実なる者''の訳に変更された。だが[[電子書籍版]]で''節士''もしくは''節士派''の訳に戻されている。 英文ではFaithfulに単数形・複数形の区別はないが、日本語訳では主に''節士''は個人(単数)、''節士派''は複数人を示すときに使われている。 「節士」は日本語で「節義を守る人。節操のかたい男。高節の士。」という意味の言葉(([[節士とは - コトバンク:https://kotobank.jp/word/%E7%AF%80%E5%A3%AB-548136]]))。 ** コメント [#Comment] #pcomment(,,,,,,reply)