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#author("2024-10-03T22:37:34+09:00","","")
* 九本指のフロドと滅びの指輪の物語 [#m450b77f]
** 概要 [#f9bd4541]

|~カテゴリー|[[詩・歌]]|
|~スペル|Frodo of the Nine Fingers and the Ring of Doom, |
|~スペル|Frodo of the Nine Fingers and the Ring of Doom|

** 解説 [#gb22bcab]

[[一つの指輪]]を負った[[指輪所持者]][[フロド・バギンズ]]の功業について歌った歌物語。

もともとは指輪が[[滅びの罅裂]]に投じられた後、火焔の中で[[サムワイズ・ギャムジー]]が「自分たちの物語がいつか歌になって語られるのを聞けたらいいのに」と願って口にした言葉に由来する((その時の原文は‘Story of Nine-fingered Frodo and the Ring of Doom’))。二人が救出されて[[コルマッレンの野>コルマッレン]]で栄誉礼を受けた時、吟遊詩人によって実際にこの歌が吟じられることになり、サムの願いは現実のものとなった。

>「ああ、なんちゅう誉れ、なんちゅう晴れがましさ! そしておらの望みは何もかも実現しただよ!」そしてかれは涙を流しました。
そして相集うた者たちも一人残らず声をあげて笑い、それから涙を流しました。歓びの声と涙の相まじる中で吟遊詩人の澄んだ歌声が金銀をうち鳴らすように高まり、一座はしんと静まりました。そしてかれは語りかけました。ある時はエルフの言葉で、ある時は西方の共通語で。そして聞く者たちの心は遂に心地よい言葉に傷つき、満ち溢れました。喜びは剣のようでした。聞き手たちはそれぞれの思いの中で、苦しみと喜びがともに流れ、涙そのものが至福の酒である境地へと移ろいいくのでした。((『[[指輪物語]] [[王の帰還]]』「コルマッレンの野」))

** コメント [#p47a2424]

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