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#author("2025-02-14T01:14:54+09:00","","")
* ビル [#m451ac4a]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Bill|
|~種族|[[小馬]]|
|~性別|男|
|~生没年||

** 解説 [#Explanation]

[[指輪の仲間]]の荷馬となった、老いた[[小馬]]。命名は[[サムワイズ・ギャムジー]]によるもので、[[元の飼い主>しだ家のビル]]に由来する。

もともと[[しだ家のビル]]の持ち馬であったが、よほど酷い仕打ちを受けていたと見え、一行と出会った時には哀れなほど痩せこけていた。[[躍る小馬亭]]が[[ナズグール]]の襲撃を受けた時、逃げ出してしまった小馬の弁償として[[バーリマン・バタバー]]がしだ家のビルから相場の三倍(銀貨十二枚)で購入し、一行の旅に同行することになった。
ビルは[[ブリー村]]から[[裂け谷]]まで、[[モルグルの刃]]で負傷した[[フロド]]をその背に乗せて運び、裂け谷で[[指輪の仲間]]が結成されると、[[エレギオン]]から[[赤角山道]]、[[モリアの壁]]に至るまで一行の荷馬を務めた。

ビルは[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]から特に可愛がられ、その世話を受けて元気を回復。わけても[[裂け谷]]への滞在は、この小馬にめざましい変化をもたらした。若年の活力を取り戻し、サムが'''まるで口がきけるみたい'''、[[ガンダルフ]]をして'''お前は賢いけものじゃ。それに裂け谷でたくさんのことを覚えてきた'''と述べるほど知的になった。
しかし[[モリア]の狭く危険な坑道を進むことはできないとガンダルフに判断され、モリア突入を前に任を解かれた。サムは[[狼]]が迫る中でビルを手放すことに反対したが、結局はガンダルフの期待した通り、ビルは狼と荒地とをくぐり抜けて無事[[ブリー村]]まで帰還した。
しかし[[モリア]]の狭く危険な坑道を進むことはできないとガンダルフに判断され、モリア突入を前に任を解かれた。サムは[[狼]]が迫る中でビルを手放すことに反対したが、結局はガンダルフの期待した通り、ビルは狼と荒地とをくぐり抜けて無事[[ブリー村]]まで帰還した。

[[指輪戦争]]の終結後、サムは[[躍る小馬亭]]で[[ノブ]]の世話を受けていたビルと再会。その後ビルは再び一行の荷馬となって[[ホビット庄]]まで連れ帰られた。フロドらの船出を[[灰色港]]で見送った時も、サムはビルの背に乗って行き帰りをしている。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

ブリー村で買い取られる話などは出てこないが、裂け谷からモリアの壁までの旅に連れて行かれており、サムが名残惜しそうに解き放つ場面が再現されている。
ブリー村でサムと再会する過程などは省略されている。

** コメント [#Comment]

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