#author("2022-10-26T20:43:10+09:00;2022-10-17T18:57:37+09:00","","")
#author("2022-10-26T21:18:28+09:00;2022-10-17T18:57:37+09:00","","")
-ゴンドールの統治権を持つ6代目の執政トゥーリン一世(Túrin I)については[[トゥーリン一世]]を参照してください。
-ゴンドールの統治権を持つ23代目の執政トゥーリン二世(Túrin II)については[[トゥーリン二世]]を参照してください。
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* トゥーリン [#p890cce9]
#contents

** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Túrin|
|~[[その他の呼び名>#names]]|ネイサン(Neithan) &br; ゴルソル(Gorthol) &br; アガルワエン、アガルワイン(Agarwaen) &br; アダンエゼル(Adanedhel) &br; モルメギル(Mormegil) &br; スリン(Thurin) &br; 森野人(Wildman of the Woods) &br; トゥランバール(Turambar) &br; ダグニル・グラウルンガ(Dagnir Glaurunga)|
|~種族|[[人間]]([[エダイン]])|
|~性別|男|
|~生没年|[[第一紀]](464)~†(499)年(享年35)|
|~親|[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]](父)、[[モルウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]](母)、[[シンゴル]](養父)|
|~兄弟|[[ラライス]](妹)、[[ニエノール]](妹)|
|~配偶者|[[ニエノール]]|
|~子|なし|

** 解説 [#Explanation]

[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]と[[モルウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]]の息子。[[ラライス]]、[[ニエノール]]の兄。[[トゥオル]]の従兄弟。[[エダイン]]の家系である[[ハドル家]]の正統な嫡子であった。
[[ベレン>ベレン(バラヒルの息子)]]と並んで知られる[[第一紀]]の[[人間]]([[エダイン]])の英雄(('''古の[[エルフ]]の友の英雄たち、[[ハドール>ハドル(ハソルの息子)]]、[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]、トゥーリン、そして[[ベレン>ベレン(バラヒルの息子)]]自身がみな、より集うとしたら、あなたの席はかれらの間に加えられるだろう。'''『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』[[フロド>フロド・バギンズ]]が[[一つの指輪]]を[[滅びの山]]へ持っていく任務に立候補したときの[[エルロンド]]の台詞))で、[[ナルン・イ・ヒーン・フーリン]]という歌物語(『[[シルマリルの物語]]』第21章および『[[The Children of Húrin]]』)の主人公。

''トゥーリン・トゥランバール''の名でよく知られ、[[黒の剣グルサング>グルサング]]の使い手であったことから''モルメギル''の名でも呼ばれた。
武勇に優れて数々の功業を立て、最後は[[龍]]の[[グラウルング]]を討ち果たした。だが彼は[[モルゴス]]に捕らえられた父[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]を通してモルゴスの呪いを受けており、彼の行動はその多くが裏目に出て、彼自身や彼の周りの人々を破滅に導くことになってしまった。

*** ドル=ローミンでの幼少期 [#d01be5da]

>母親譲りの黒髪のかれは、気質をも譲りうけたらしかった。陽気な性格ではなく、言葉を覚えるのが早くて実際の歳よりもおとなびて見えた割には、口数も少なかった。トゥーリンは不正や侮蔑を容易に忘れることがなかった。しかしながら父親の熱情は息子にも宿っており、突然激昂することがあった。ただし憐憫の情を覚えやすく、生きものたちの苦しみや悲しみに涙を誘われるのだった。この点でも父親に似ていた。((『[[終わらざりし物語]]』「[[ナルン・イ・ヒーン・フーリン]]」幼少期のトゥーリンについて))

[[ベレン>ベレン(バラヒルの息子)]]と[[ルーシエン]]が出会った年に父[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]の領国[[ドル=ローミン]]で生まれる。フーリンは軍役のために家を留守にしがちだったため、厳格な母[[モルウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]]の下で育った。当時のトゥーリンは召使の[[サドル]]を話し相手の友人とし、彼にだけ自分の心の内を語った。自分と異なり快活な妹の[[ラライス]]を誰よりも愛したが、[[悪しき吐息]]によって喪った。
八歳の時に[[ニルナエス・アルノエディアド]]の戦でフーリンが消息を絶ち、ドル=ローミンが入植してきた[[東夷]]の脅威にさらされると、トゥーリンはモルウェンによって[[ドリアス]]へ送り出された。彼は[[ゲスロン]]と[[グリスニア]]に護衛されてドリアスへ向かった。

*** ドリアスでのトゥーリン [#qdcd6e87]

トゥーリンたちは[[ドリアス]]の国境の森までたどり着いたものの、[[魔法帯]]の力に阻まれてさ迷い、力尽きかけていた時に[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]と出会って[[メネグロス]]に案内された。[[シンゴル]]は、[[ニルナエス・アルノエディアド]]で奮戦した[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]に敬意を表してトゥーリンを自らの養子とした。トゥーリンはこの地で成長し、後にベレグの戦友として、彼と共にドリアスの国境で戦うようになる。
だがある時、[[メネグロス]]に戻ったトゥーリンが、戦いから戻ったばかりための汚れた姿のままで大広間に赴いた際に、シンゴルの相談役の一人で、トゥーリンの集める尊敬や功績を妬んでいた[[サエロス]]という[[エルフ]]の定席をそれとは知らずに占めてしまう。これに腹を立てたサエロスはトゥーリンの身なりを嘲笑し、無視されるとさらに彼の家族を侮辱した。トゥーリンは怒り、サエロスに杯を投げつけた。これを恨んだサエロスは、翌日森の中でトゥーリンを襲うが、逆にトゥーリンに撃退される。サエロスはトゥーリンに追い立てられる途中で川に落ち、岩に激突して死んでしまう。トゥーリンは、この罪により囚われの身になることを拒み、ドリアスから逃亡した。

*** ガウアワイスの無法者として [#x7d503b1]

トゥーリンは[[テイグリン]]川の南の森で無法者の集団[[ガウアワイス]]に遭遇するが、武勇を認められ彼らの仲間となる。トゥーリンは「不当なる扱いを受けたる者」の意味であるネイサンと名乗るようになった。その後、トゥーリンは[[ラルナハ]]の娘を襲おうとしていたガウアワイスの首領[[フォルウェグ]]を殺し、自ら新たなガウアワイスの首領となった。彼らは[[エルフ]]であれ[[人間]]であれ[[オーク]]であれ、近くを通りかかった者を襲って暮らしていた。

ある時彼は、ガウアワイスの仲間である[[オルレグ]]と共に偵察に出ていたが、[[オーク]]に発見されてオルレグは殺されてしまい、トゥーリン一人が辛うじてガウアワイスの仲間のいる宿営地に戻った。ところがそこでは彼の留守中に、[[アンドローグ]]らが[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]をドリアスの間者だと疑って捕らえ、飲まず食わずで木に縛りつけていた。ベレグは、トゥーリンを赦してドリアスに連れ戻すべく、シンゴルの命によって派遣されていたのである。
トゥーリンは幼い頃からの恩人に災難をもたらした自らの行いを恥じたが、誇りのためにシンゴルの許しを拒み、ベレグを一人でドリアスに帰した。この時トゥーリンは「[[アモン・ルーズ]]に自分を捜せ」とベレグに予言している。

以後トゥーリンは悔い改め、ガウアワイスは[[モルゴス]]の配下以外の者を襲うことを止める。やがてトゥーリンはガウアワイスを率いて、捕らえた後に命乞いを聞き入れた[[小ドワーフ]]の[[ミーム]]の案内で、[[アモン・ルーズ]]にある隠れ家[[バル=エン=ダンウェズ]]に住み着くようになった。そこにベレグが再び現れ、ドリアスに戻るようにトゥーリンをもう一度説得する。だがトゥーリンはやはり聞き入れず、説得に失敗したベレグは彼への愛情に負け、分別に背いてトゥーリンの元に留まった。
この地でトゥーリンは、ベレグの持ってきたドル=ローミンの[[龍の兜]]を身につけ、ベレグと共に[[モルゴス]]の手下と戦うようになった。そのためアモン・ルーズの周辺は[[ドル=クーアルソル]]と呼ばれるようになり、モルゴスを敵とする人々もトゥーリンとベレグの元に集まってきた。
だが、あるときミームがオークに捕らえられると、[[エルフ]]である[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]を憎んでいたミームに案内されたオークによってアモン・ルーズの隠れ家が攻撃される。ガウアワイスはほとんどが殺されて、トゥーリンはオークに捕らえられた。
彼はオークたちによって[[タウア=ヌ=フイン]]まで連行されるが、ここでオークたちが夜営した隙に、トゥーリンは連れ去られた彼を追って来たベレグに助け出される。だがトゥーリンは、暗闇の中でベレグを敵と見誤り、彼の剣[[アングラヒェル]]を奪って斬殺してしまう。
彼はオークたちによって[[タウル=ヌ=フイン]]まで連行されるが、ここでオークたちが夜営した隙に、トゥーリンは連れ去られた彼を追って来たベレグに助け出される。だがトゥーリンは、暗闇の中でベレグを敵と見誤り、彼の剣[[アングラヒェル]]を奪って斬殺してしまう。

*** ナルゴスロンドのトゥーリン [#y3a4c19f]

>それからあと、トゥーリンは次第に[[オロドレス>オロドレス(フィナルフィンの息子)]]の覚えがめでたくなり、[[ナルゴスロンド]]のエルフたちの心も、ほとんどといってよいくらいにかれに&ruby(なび){靡};いた。かれは若く、まさに成年に達したばかりであり、[[モルウェン・エレズウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]]の息子であることは一見して紛れもなく、黒い髪に白い肌、目は灰色で、その顔は[[&ruby(かみ){上};つ世>上古]]のいかなる人間よりも美しかったからである。かれの言葉遣いと&ruby(きょそ){挙措};動作は、[[ドリアス]]の古式ゆかしい王国のそれであり、エルフの中に立ちまじってさえ、[[ノルドール]]の偉大な家系の出であると受け取られても不思議ではなかった。((『[[シルマリルの物語]]』[[ナルゴスロンド]]でのトゥーリンについて))

トゥーリンは[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]を誤殺した衝撃で茫然自失したまま、ベレグと共にトゥーリンを救出に来た[[グウィンドール]]に案内されて、[[ナルゴスロンド]]に向かう。その途中、グウィンドールの導きで[[エイセル・イヴリン]]の淵の水を飲み、癒されて正気を取り戻した。この時トゥーリンはベレグを悼んで[[ラエル・クー・ベレグ]]と名づけた歌を歌った。

トゥーリンはグウィンドールによって、ナルゴスロンドに導かれる。ナルゴスロンドではトゥーリンは正体を隠し、「ウーマルスの息子アガルワエン」と名乗って[[オロドレス>オロドレス(フィナルフィンの息子)]]に仕えた。ナルゴスロンドの刀鍛冶たちによってアングラヒェルが[[グルサング]]として鍛えなおされると、それを振るって戦功を上げたため、彼自身が「黒の剣」の意味であるモルメギルと呼ばれるようになった。
オロドレスの娘でグウィンドールの恋人だった[[フィンドゥイラス>フィンドゥイラス(オロドレスの娘)]]は、次第にトゥーリンに思いを寄せるようになるが、トゥーリンはそのことに気づかなかった。

やがてトゥーリンは、オロドレスに重用されるようになる。しだいに彼の影響でナルゴスロンドの軍隊は隠れ潜むことを止め、堂々と戦いに出るようになる。だがこのため、それまで隠されていたナルゴスロンドの場所はモルゴスに突き止められてしまう。[[グラウルング]]と[[オーク]]の大軍に攻め寄せられて[[トゥムハラド]]の合戦でオロドレスは討ち死にし、ナルゴスロンドは陥落した(ナルゴスロンドの寇掠)。
[[トゥーリン]]はかろうじて瀕死のグウィンドールを救出する。その時グウィンドールは、フィンドゥイラスのみがトゥーリンを凶運から救うことができると予言し、フィンドゥイラスを救うよう頼んで息絶えた。ナルゴスロンドに向かったトゥーリンは、そこにいたグラウルングに立ち向かおうとしたが、グラウルングに呪いをかけられる。判断力を失ったトゥーリンは、捕虜として連れ去られていこうとするフィンドゥイラスが自分の目の前にいたにもかかわらず、母の[[モルウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]]と妹の[[ニエノール]]が危険だと思い込み、[[ドル=ローミン]]に急行してしまう。

***ドル=ローミンへの旅 [#obec7353]

[[ドル=ローミン]]にたどり着いたトゥーリンは、かつてフーリンの屋敷に仕えていた[[サドル]]と再会する。サドルの話を元に、トゥーリンはモルウェンとニエノールの行方を尋ねるが、[[東夷]]の[[ブロッダ]]の妻でモルウェンたちを援助していた[[アエリン]]から、モルウェンたちが既にドリアスに逃げたことを知ったとたん、トゥーリンにかけられていた[[グラウルング]]の呪縛が解けた。自暴自棄になったトゥーリンは、モルウェンたちを迫害していたブロッダを投げ飛ばして死に至らしめ、ブロッダの客だった他の東夷の族長たちを斬り捨てた。彼は[[ハドル家]]の生き残りたちの助力でかろうじてドル=ローミンから脱出した。

それからトゥーリンは連れ去られた[[フィンドゥイラス>フィンドゥイラス(オロドレスの娘)]]を探すが、その途中で出会った[[ブレシル]]の男たちから、フィンドゥイラスは既に殺され、[[テイグリンの渡り瀬]]の近くの塚に葬られたことを知らされた。

*** ブレシルのトゥーリン [#g9308a8a]

トゥーリンは絶望のあまり一時は衰弱したが[[ブレシル]]の人間に救われ、トゥランバールを名乗ってブレシルで生活するようになった。
やがて彼は、記憶を失い[[フィンドゥイラスの塚>ハウズ=エン=エッレス]]で行き倒れになっていた[[ニエノール]]を発見する。だが二人は互いに実の兄妹とは気付かず、トゥーリンは名前の無いニエノールをニーニエルと名付け、後に結婚した。

その翌年の春、トゥーリンは廃墟となっていた[[ナルゴスロンド]]から[[グラウルング]]が再び現われ、[[ブレシル]]を襲撃するために近づきつつあることを知ると、これと戦うため出陣。トゥーリンはグラウルングを[[カベド=エン=アラス]]で待ち伏せして致命傷を与えるが、自分もグラウルングの傷口から吹き出した龍の血の毒に手を焼かれ、邪眼によって気絶させられ倒れる。その後意識を取り戻した彼は自力で[[ネン・ギリス]]まで戻るが、そこで待っていた者たちの口から自分が気を失っている間に、トゥーリンの真実を知って自殺したニーニエルのことを知ると、それを認めずニーニエルの死の原因を[[ブランディル]]のせいだと思って彼を殺す。
その直後トゥーリンは[[テイグリンの渡り瀬]]で、グラウルング来襲の知らせを聞いて救援にやってきた[[マブルング>マブルング(ドリアス)]]一行に出会う。その時トゥーリンは、[[ドリアス]]にいるはずの母と妹の消息をマブルングに訊ねる。そして、二人はトゥーリンを探してナルゴスロンドへ向かった時にグラウルングに襲われ、母親の[[モルウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]]は行方知れずとなったこと、彼がニーニエルと名づけた娘は、グラウルングに忘却の呪縛をかけられていた実の妹のニエノールだったこと、したがってブランディルを殺したのは不当であり、こうしてグラウルングの呪いが成就したことを知ると、トゥーリンは自らの剣[[グルサング]]で自害した。
[[カベド・ナエルアマルス]]となったカベド=エン=アラスには、マブルングらによって[[トゥーリンとニエノールの墓>不運なる者たちの墓石]]が作られた。この墓には後に父[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]の手で母[[モルウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]]も葬られ、[[ベレリアンド]]が水没した後に[[トル・モルウェン]]になったと言われる。

*** 多数の名の意味 [#names]

[[エルフ語]]の名前は、言及の無い限り[[シンダリン]]である。
:ネイサン (Neithan)|本文中では「不当なる扱いを受けたる者(the Wronged)」((「不当に扱われたる者」の訳もあり))の意味とされる。[[ドリアス]]から逃げ出した後、[[ガウアワイス]]で名乗っていた名。字義通りには「奪われたる者(one who is deprived)」の意味。
:ゴルソル (Gorthol)|「恐るべき兜(Dread Helm)」の意味。トゥーリンがガウアワイスの二人の首領の一人として名乗った名。彼が戦場で[[龍の兜]]を身に帯びていたため。
:ウーマルスの息子アガルワエン (Agarwaen, son of Úmarth)|「凶運の息子にして血に汚れたる者(the Bloodstained, son of Ill-fate)」の意味。[[ナルゴスロンド]]に来たトゥーリンが自ら称した名。
:アダンエゼル (Adanedhel)|「エルフ人間(Elf-man)」の意味。ナルゴスロンドでの呼び名。トゥーリンが母の[[モルウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]]から[[エルフ]]と見紛う美貌を受け継ぎ、ドリアスで養育された言葉遣いや物腰は洗練されていて、まるでエルフの公子のように見えたため。
:モルメギル (Mormegil)|「黒の剣(Black Sword)」の意味。ナルゴスロンドでの呼び名。トゥーリンが黒の剣である[[グルサング]]を振るって戦功を挙げたため。
:スリン (Thurin)|「秘密(Secret)」の意味。[[フィンドゥイラス>フィンドゥイラス(オロドレスの娘)]]がトゥーリンにつけた名。
:&ruby(もりやじん){森野人}; (Wildman of the Woods)|トゥーリンが[[ブレシル]]の人間達に出会った時、自ら名乗った名。
:トゥランバール (Turambar)|[[クウェンヤ]]で「運命の支配者(Master of Doom)」の意味。ブレシルの森で暮らしていた時にトゥーリンが名乗った名。トゥーリン自身はこの名を「黒き影の支配者(Master of the Dark Shadow)」の意味とした。
:ダグニル・グラウルンガ (Dagnir Glaurunga)|「[[グラウルング]]殺し(Glaurung's Bane)」の意味。[[カベド=エン=アラス]]にあるトゥーリンの墓石([[不運なる者たちの墓石]])に刻まれた言葉。

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