#author("2022-10-24T16:41:56+09:00;2021-10-04T23:17:07+09:00","","")
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-ゴンドールの統治権を持つ9代目の執政ディオル(Dior)については、[[ディオル(バラヒルの息子)]]を参照してください。
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* ディオル [#m1453988]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Dior|
|~その他の呼び名|ディオル・アラネル(Dior Aranel) &br; ディオル・エルヒール(Dior Eluchíl) &br; シンゴルの世継ぎディオル(Dior Thingol's Heir) &br; 金髪のディオル(Dior the fair)((両親の家系を考慮すると金髪である可能性は低い。))|
|~種族|[[半エルフ]](父からは[[人間]]([[エダイン]])、母からは[[エルフ]]([[シンダール]])と[[マイア>マイアール]]の血を引く)|
|~性別|男|
|~生没年|[[第一紀]](470)~†(506/507)(享年36)|
|~親|[[ベレン>ベレン(バラヒルの息子)]](父)、[[ルーシエン]](母)|
|~兄弟|なし|
|~配偶者|[[ニムロス>ニムロス(ガラシルの娘)]]|
|~子|[[エルレード]]、[[エルリーン]](息子)、[[エルウィング]](娘)|

** 解説 [#Explanation]

[[ベレン>ベレン(バラヒルの息子)]]と[[ルーシエン]]の息子。アラネル、または「[[エル>シンゴル]]の世継(Heir of Elu)」の意であるエルヒールの名を持つ。
[[ドル・フィルン=イ=グイナール]]に生まれる。ディオルは成長すると彼自身の母方の縁者でもある[[ケレボルン]]の姪[[ニムロス>ニムロス(ガラシルの娘)]]を妻として、[[エルレード]]、[[エルリーン]]、[[エルウィング]]の父となり、[[ランシア・ラマス]]の館に住まっていた。
[[ドル・フィルン=イ=グイナール]]に生まれる。ディオルは成長すると彼自身の母方の縁者でもある[[ケレボルン]]の姪[[ニムロス>ニムロス(ガラシルの娘)]]を妻として、[[エルレード]]、[[エルリーン]]、[[エルウィング]]の父となり、[[ランシル・ラマス]]の館に住まっていた。
[[ノグロド]]の[[ドワーフ]]によって[[ドリアス]]の王[[シンゴル]]が殺され、[[シルマリル]]が填め込まれた[[ナウグラミール]]が奪われると、ディオルは父のベレンと共に[[オッシリアンド]]の[[緑のエルフ]]たちを率いて、ノグロドに引き揚げようとする途中のドワーフの軍勢を急襲し、ベレンがナウグラミールを奪還した([[サルン・アスラドの合戦]])。
その後ディオルは父と母に別れを告げ、妻子を連れてドリアスの[[メネグロス]]に移住し、母方の祖父であるシンゴルの跡継ぎとしてドリアスの王となった。彼はドワーフに攻撃されて荒廃したドリアスの再建に力を尽くした。

[[ベレン>ベレン(バラヒルの息子)]]と[[ルーシエン]]の死後、ルーシエンが所有していた[[シルマリル]]が填め込まれた[[ナウグラミール]]はディオルの許に届けられ、彼が身に付けるようになる。そのことを知った[[フェアノールの息子たち]]は、ディオルに[[シルマリル]]の引渡しを要求するが、ディオルは返答しなかった。このためフェアノールの息子たちは、力ずくでシルマリルを奪い返そうとドリアスを襲撃した。この時の[[メネグロス]]での戦闘で、ディオルは[[ケレゴルム]]を討ち取るが、自らも殺された。
シルマリルは、襲撃を生き延びたドリアスの遺民が持って、[[シリオンの港]]に逃れた。

** コメント [#Comment]

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