#author("2022-10-24T12:03:26+09:00;2018-02-07T15:13:54+09:00","","")
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* タル=アタナミル [#v84bdbd0]
** 概要 [#Summary]
|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Tar-Atanamir|
|~異訳|タル=アタナミア|
|~その他の呼び名|タル=アタナミル大王(Tar-Atanamir the Great)、未練者(the Unwilling)|
|~種族|[[人間]](ドゥーネダイン)|
|~性別|男|
|~生没年|[[第二紀]]1800~2221年(享年421)|
|~親|[[タル=キルヤタン]](父)|
|~子|[[タル=アンカリモン]](息子)|
** 解説 [#Explanation]
|>|>|~[[ヌーメノール]]の王|h
|CENTER:第12代&br;[[タル=キルヤタン]]&br;1869~2029|CENTER:第13代&br;''タル=アタナミル''大王&br;[[第二紀]]2029~2221年(192年間)|CENTER:第14代&br;[[タル=アンカリモン]]&br;2221~2386|
[[ヌーメノール]]13代目の王。
父[[タル=キルヤタン]]に似て傲慢で、配下の[[ヌーメノール人>ドゥーネダイン]]を使って[[中つ国]]沿岸地方の[[人間]]から過重な貢物を取り立てた。アタナミルとその追従者は[[ヴァラールの禁]]に公然と反発するようになったが、[[ヴァラール]]を恐れるだけの分別はあったので、敢えて禁を破ろうとはしなかった。
『[[アカルラベース]]』によると、[[タル=キルヤタン]]とタル=アタナミルの治世に[[マンウェ]]は禁に不満を持つ[[ヌーメノール人]]を誡める使者たちを送った。
『[[アカッラベース]]』によると、[[タル=キルヤタン]]とタル=アタナミルの治世に[[マンウェ]]は禁に不満を持つ[[ヌーメノール人]]を誡める使者たちを送った。
それまでのヌーメノールの王は老いると世継ぎに王位を譲り、その後自分の意志で世を去るのが慣わしだったが、アタナミルは最期まで譲位せず、生に執着して耄碌しても生き続けようと足掻いた最初の王だった。そのため「未練者」とも呼ばれる。
*** 即位年と没年 [#i0cc9f95]
『[[追補編>指輪物語/追補編]]』収録「[[代々の物語>西国年代記]]」の[[第二紀の年表>第二紀]]には、「二二五一 タル=アタナミル王位につく。ヌメノールの反乱と分裂始まる。」とある。一方、『[[終わらざりし物語]]』収録「エルロスの家系」では「一八〇〇年に生まれ、二二二一年に死去するまで、百九十二年の間統治した。」とあり、両者の記述は矛盾する。
これについて「エルロスの家系」の註で[[クリストファ・トールキン]]は以下のように述べている。
-タル=アタナミルの即位を2251年とするのは明らかに誤り。
-『[[シルマリルの物語]]』収録「[[アカルラベース]]」では、タル=アタナミルの息子タル=アンカリモンの時代にヌーメノールの国民が二派に分裂したとある。
-『[[シルマリルの物語]]』収録「[[アカッラベース]]」では、タル=アタナミルの息子タル=アンカリモンの時代にヌーメノールの国民が二派に分裂したとある。
-「エルロスの家系」での没年は2251年と書いたものを2221年に修正したらしく、他の所では没年は2251年のまま。
よって「代々の物語」の年表は誤りで、正しくは「二二五一 タル=アタナミル死す。タル=アンカリモン王位につく。ヌメノールの反乱と分裂始まる。」であることはほぼ間違いない。
ただし「エルロスの家系」でタル=アタナミルの没年が2251年から2221年に変更された理由は不明である。
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