#author("2024-01-27T00:08:32+09:00;2017-12-17T19:44:58+09:00","","")
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* インクリングズ [#j9e9de5c]
** 概要 [#Summary]
|~カテゴリー|[[関連人物・組織・団体]]|
|~スペル|Inklings|
|~スペル|Inklings((英単語のinkling「ほのめかす」と、ペンのインクにかけたかけ言葉で、「ほのめかすばかりで仕事を完成させない物書き達」といったような含意がある。))|
|~異訳|仄聞会|
** 解説 [#Explanation]
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[[ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]が参加していたオックスフォード大学のサークル。[[C・S・ルイス>クライヴ・ステイプルス・ルイス]]が中心的なメンバーだった。[[クリストファ・トールキン]]も後に参加する。
『[[J.R.R.トールキン 或る伝記]]』をはじめとした[[ハンフリー・カーペンター]]の著作などに詳しく書かれている。
この会合でトールキンは執筆中の『[[シルマリルの物語]]』『[[ホビットの冒険]]』『[[指輪物語]]』などの原稿を逐一朗読し、仲間内で批評し合っていた。
[[ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]が参加していたオックスフォード大学のサークル。[[C・S・ルイス>クライヴ・ステイプルス・ルイス]]が中心的なメンバーだった。他の著名なメンバーとして『万聖節の夜』で知られるチャールズ・ウィリアムズがいたほか、[[クリストファ・トールキン]]も後期のメンバーだった。
会合は毎週木曜日の夕方にモーダレン学寮にあるルイスの部屋で持たれるのが定例で、火曜日の朝には近隣にあるパブ「ザ・イーグル・アンド・チャイルド（鷲と子供亭）」でも集まりが持たれた。
>お茶がはいり、パイプに火が点けられる。やがて、ルイスが囁くような声で言う。「さて、誰か読んでくれるものを持っていないのかい」すると誰かが原稿を取り出し、声に出して読み始める。詩であるときもあれば物語であるときもあり、説教であったりもする。おもむろに批評が始まる。時には称賛、時には非難。というのも、これは仲間ぼめの会ではないからだ。もう一つ別のものが読まれることもある。しかしすぐに、会合の中味は、種々さまざまなの、熱っぽい議論にも発展することもままある会話へと、拡散してゆく。そして夜更けて散会となる。((『[[J.R.R.トールキン 或る伝記]]』))
この席上でトールキンは執筆中の『[[シルマリルの物語]]』『[[ホビットの冒険]]』『[[指輪物語]]』などの原稿を逐一朗読し、仲間内で批評し合っていた。
その様子は『[[J.R.R.トールキン 或る伝記]]』をはじめとした[[ハンフリー・カーペンター]]の著作などに詳しく紹介されている。
** コメント [#Comment]
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