#author("2020-10-27T06:16:38+09:00","","")
#author("2020-10-27T17:36:20+09:00;2020-10-27T06:16:39+09:00","","")
-第一紀以前のエレド・エングリンこと鉄山脈(Iron Mountains)については[[鉄山脈]]を参照してください。
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* くろがね&ruby(れんざん){連山}; [#y78821a3]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Iron Hills|
|~異訳|くろがね山、黒がね連山|

** 解説 [#Explanation]

[[ロヴァニオン]]の北東の果てにある大きな丘陵地。そこから[[カルネン(赤水川)>カルネン]]が流れ出ている。
[[ロヴァニオン]]の北東の果てにある山脈。山脈からは[[カルネン(赤水川)>カルネン]]が流れ出ている。

[[第一紀]]にカザド=ドゥームの長髭族のドワーフはこの丘陵に植民した。鉄鉱石の主な供給源だった。[[緑森>緑森大森林]]の[[ドワーフ道]]は、[[カザド=ドゥーム]]とくろがね連山の間を行き交うドワーフ商人や交易商が使うために北東のくろがね連山まで走っていた。((The Peoples of Middle-earthのX. Of Dwarves and Men))
[[第三紀]]2589年に[[灰色山脈]]の[[ドワーフ]]が[[冷血竜]]に襲われて[[ダイン一世]]が殺されると、ダインの息子[[グロール]]は家来を連れてこの地に移住した。くろがね連山のドワーフはグロールの兄[[スロール]]が移住した[[エレボール]]へ鉱石を輸出した。
2770年に[[スマウグ]]によってエレボールの[[山の下の王国>エレボール#Kingdom]]が滅ぼされると、スロールの一族郎党は放浪生活を送るようになるが、エレボールのドワーフの多くはくろがね連山へ身を寄せた。

[[第二紀]]1697年にサウロンがエレギオンを破壊した後、カザド=ドゥームの扉は閉ざされ、オークは北の霧ふり山脈と灰色山脈を支配した。これによりしばらくの間、くろがね連山とカザド=ドゥームの間の連絡が途絶えた。((The Peoples of Middle-earthのX. Of Dwarves and Men))

[[第三紀]]1981年にカザド=ドゥームが陥落した後、[[バルログ]]から逃げてきた多くのドワーフがくろがね連山までさまよい、人口を増やした。((The Peoples of Middle-earthのX. Of Dwarves and Men))

第三紀2589年に[[灰色山脈]]の[[ドワーフ]]が[[冷血竜]]に襲われて父の[[ダイン一世]]と次兄の[[フロール]]が殺されると、翌2590年に三男の[[グロール]]は多くの家来を連れてこの地に移住した((『指輪物語』追補編AⅢドゥリンの一族))。くろがね連山のドワーフはグロールの長兄[[スロール]]が移住した[[エレボール]]へ鉱石を輸出した。
第三紀2770年に[[スマウグ]]によってエレボールの[[山の下の王国>エレボール#Kingdom]]が滅ぼされると、スロールの一族郎党は放浪生活を送るようになるが、エレボールのドワーフの多くはくろがね連山へ身を寄せ、数を増やした。

くろがね連山のドワーフの戦士は屈強なことで知られ、鎖帷子と鉄の靴で身をよろい、重いつるはしを武器にした。
2793~2799年の[[ドワーフとオークの戦争]]では、[[スライン二世]]の求めに応じ、グロールの息子[[ナイン]]がくろがね連山のドワーフを率いて参戦した。ナインは[[ナンドゥヒリオンの合戦]]で[[アゾグ]]に殺されたが、ナインの息子[[ダイン>ダイン二世]]がアゾグを討ち取って名を上げた。
2941年には、[[エレボール]]に立て籠もった[[トーリン二世]]の求めに応じ、ダインがくろがね連山のドワーフを率いてエレボールに進軍した。結果的に発生した[[五軍の合戦]]でトーリンが死んだため、そのままダインが[[ダイン二世]]として再興された[[山の下の王国>エレボール#Kingdom]]の王となった。

第三紀2790年ドゥリンの世継ぎたるスロールの死を発端とし、2793年から2799年にかけて、全ドワーフと霧ふり山脈のオークとの間で行われた戦争における最後の戦い、2799年[[ナンドゥヒリオンの合戦]]にて、グロールの息子[[ナイン]]の率いる鎖帷子に身を固めたくろがね連山のドワーフ達がやって来て遂に戦局を一変させた。ナインはモリアの門の前に立って敵首領[[アゾグ]]に挑戦し、姿を現したアゾグと取っ組み合った。ナインのつるはしの大上段の打ちおろしを、アゾグはわきに飛びのいてその足を蹴り、躱した。つるはしは石に当たって折れ、よろめいたところをアゾグはナイフで、ナインの首に斬り付けた。鎖の首当てが刃の切先を防いだものの、その首は折られ命を落とした。しかしナインの息子[[ダイン>ダイン二世]]が赤いまさかりにてアゾグを打ちとってその首を刎ね、ドワーフの連合軍が勝利を収めた。戦いの後、一族の父であるスロールの息子の[[スライン二世]]が勢いに乗じてモリア奪回を呼びかけた時にはこれを諌めた。ダインは郎党を引き連れてくろがね連山に戻り、その統治者となった。

第三紀2941年、エレボールに立て籠もった山の下の王[[トーリン二世]]の求めに応じ、ダインがくろがね連山のドワーフを率いてエレボールに進軍した。

>ダイン軍の戦士たちは、ひざまでたれるはがねのくさりかたびらを身によろい、足には、自由にまがる金属のすばらしいあみめでできた股引をはいていましたが、この作り方はダイン部族だけが知っている秘密なのです。いったいドワーフは、背の高さにくらべてたいそう力もちですが、この部族はドワーフのなかでもことに強いひとたちです。戦いになると、思いくわ形のつるはしを両手で持ってふりまわしますが、めいめいに腰には広はばの短い剣をさげ、丸いたてを背にかけています。兵士たちのひげはこまかくわけてあんでたらし、バンドにはさみこまれています。鉄の頭巾、鉄の靴をつけたこの戦士部族の顔つきは、おそろしいものでした。((『ホビットの冒険』17雲がふきちる時))

その後、発生した[[五軍の合戦]]でトーリン二世が身罷ったため、そのままダインがダイン二世として再興された山の下の王国の王となった。

くろがね連山の統治がどうなったかはっきり書かれたものはないが、引き続き存続したものと思われる。


** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

([[指輪戦争]]終結時点で)[[トーリン三世]]の弟であるNáin the Slakelessが、鉱山Járnfastなどのくろがね連山を統治している。

&ref(ScreenShot00615.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるくろがね連山のJárnfast);

** コメント [#Comment]

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