#author("2022-04-10T23:11:22+09:00;2021-09-24T19:24:20+09:00","","")
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* ヴァンヤール [#le8b389e]
#contents
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Vanyar((単数形ヴァンヤ(Vanya) ))|
|~その他の呼び名|ヴァンヤール・エルフ(Vanyarin Elves) &br; 金髪のエルフ(Fair Elves) &br; 空のエルフ(Light-elves)((『[[ホビットの冒険]]』での表記。直訳は光のエルフ)) &br; [[ミンヤール]]|

** 解説 [#Explanation]

[[クウェンヤ]]で「金髪(the Fair)」の意味。その名の通り金髪が特徴の[[エルフ]]の氏族。[[エルダール]]、[[上のエルフ]]に分類される。
[[二つの木の時代]]に[[中つ国]]から西方の[[アマン]]に渡った[[エルダール]]の第一陣。かれらはアマンに到達すると、ずっとその地に定住し、中つ国へは[[怒りの戦い]]を最後に戻ってくることはなかった。

[[ノルドール]]族は暗色の髪が特徴だが、[[フィナルフィン]]とその子ら([[ガラドリエル]]もその一人)や[[イドリル]]は母方からヴァンヤール族の金髪を受け継いでいる。

*** 特徴 [#l8ba6b0c]

金髪色白の美しい容貌を特徴とする。気高く温厚な性質で、[[ヴァラール]]への敬愛心を強く持つという。
[[マンウェ]]に最も愛され、彼から歌と詩を教わった。

** 歴史 [#pff4f43b]

*** エルダールの第一陣 [#y90582b4]

[[二つの木の時代]]、[[クイヴィエーネン]]から西方の[[アマン]]へ移住することを選んだ[[エルダール]]の第一陣で、[[イングウェ]]に率いられていた。
かれらはエルダールの三氏族の中で最も数が少なかったが、全員がアマンへの[[大いなる旅]]を完遂して[[光のエルフ>上のエルフ]]となった。

ヴァンヤール族は[[ノルドール]]族と親しく、共に[[ウルモ]]の曳く[[トル・エレッセア]]の島に乗ってアマンへ渡り、はじめは[[カラキルヤ]]の[[ティリオン>ティリオン(地名)]]の都でも共に暮らしていた。ティリオンで最も高く聳える[[ミンドン・エルダリエーヴァ]]はイングウェの塔である。

*** マンウェとヴァルダの寵児 [#rbf74c02]

[[マンウェ]]は[[エルフ]]の中でも特にヴァンヤールを愛し、かれらに歌と詩を教えた。
ヴァンヤール族は次第に[[ヴァリノール]]の光に引き寄せられてティリオンを離れ、ヴァリノールの広野や森へと移住していった。イングウェは[[タニクウェティル]]のマンウェと[[ヴァルダ]]の膝下に住まったという。

かれらは釈放された[[メルコール(モルゴス)>モルゴス]]を信用せず、その言葉に耳を傾けることもなかった。
[[二つの木]]がメルコールと[[ウンゴリアント]]によって枯死され、ヴァリノールに暗闇が招来された時、ヴァンヤールは[[マイアール]]と共にあって泣き、[[ヴァラール]]のそばにあって夜を徹した。殺された二つの木への哀歌[[アルドゥデーニエ]]は、ヴァンヤの[[エレンミーレ>エレンミーレ(アマン)]]が作ったものである。

[[怒りの戦い]]ではヴァリノールの軍勢の一員として[[中つ国]]へ進軍し、モルゴスの軍勢を滅ぼした。だがそのまま中つ国に留まることはなく、戦いが終わると速やかにアマンへ帰還した。そのため、ヴァンヤール族と言葉を交わしたことのある者は[[人間]]の中にはほとんどいない。

** 登場するヴァンヤール [#u7f73115]

-[[イングウェ]]([[上級王]])
-[[インディス]]
-[[エレンウェ]]
-[[アマリエ]]
-[[エレンミーレ>エレンミーレ(アマン)]]

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** コメント [#Comment]

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