#author("2021-02-23T14:40:12+09:00","","")
#author("2022-08-31T02:30:31+09:00;2021-02-23T14:40:12+09:00","","")
* バーリマン・バタバー [#i99efb8d]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Barliman Butterbur((『[[Guide to the Names in The Lord of the Rings]]』によると、Barlimanは大麦(barley)と男(man)をあわせて綴りを少し変えたもので、宿屋の主人やエール醸造者に相応しい名前としている。Butterburは西洋蕗(Petasites vulgaris)のこと。))|
|~その他の呼び名|&ruby(バーリマン){大麦};じいさん(old Barley)、バーリマン(Barley)|
|~種族|[[人間]]|
|~性別|男|
|~生没年|[[第三紀]]末~[[第四紀]]|

** 解説 [#Explanation]

[[ブリー村]]の古旅籠である[[躍る小馬亭]]の亭主。彼の家系は記録にも残らないほど昔から代々この宿屋を経営してきたという。
以前からの[[ガンダルフ]]の友人で、[[トム・ボンバディル]]とも交友があるらしい。人当たりが良くおしゃべりで、(ガンダルフによると)[[ブリー郷]]の住人としては高い眼力を持っているが、日々の雑事にせわしなく忘れっぽい。

>フロドはどんどん中にはいって行って、危うくはげ頭であから顔の背の低い肥った男にぶつかりそうになりました。かれは白いエプロンをつけ、なみなみとビールのはいったジョッキを満載した盆を持って、部屋から部屋へ忙しそうに走り回っていました。 ((『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「躍る小馬亭で」))

バーリマンは[[大いなる年]]([[第三紀]]3018年)の[[ライズ]]に、ガンダルフから[[フロド・バギンズ]]に宛てた至急の手紙を預かる。だが雑事にせわしない彼はフロドに手紙を送ることをすっかり忘れてしまい、結局手紙は9月29日の夜になって、フロドら一行が小馬亭に立ち寄った時に直接手渡された。この失態に困り果てたバーリマンはできる限りフロド達の手助けをすることを約束。
翌30日に宿が[[黒の乗手>ナズグール]]に襲撃され、厩につないでいた客の馬がすべて逃がされてしまうと、バーリマンはその弁償に奔走するはめになる。フロド達のためには、[[しだ家のビル]]から[[小馬のビル>ビル]]を相場の三倍の銀貨12枚で購入してくれた。
バーリマンは[[馳夫]]([[アラゴルン二世]])のことを信用していなかったが、彼がフロド達と共に旅立つのを見届ける。30日の夜に手紙の失態に怒ったガンダルフが小馬亭にやってくると、恐縮したバーリマンは馳夫がフロド達と同行していることを口走り、そうとは知らずガンダルフを大いに安心させる。そのため一転して喜んだガンダルフから、小馬亭のビールが7年間とびきり上等に出来上がる魔法をかけると請け負われた。

3019年10月28日に旅から帰ってきたフロド達とガンダルフが再び小馬亭に立ち寄った時には、バーリマンは相変わらずの早口と親切さで彼らを出迎え、しばらく物騒になっていたブリー郷の状況を嘆きつつ語った。一方、フロド達からは彼らの旅のことや[[指輪戦争]]のことを聞かされたが、その内容は彼の想像力の限界を超えており、わけても馳夫が王になったことはすぐには飲み込めないほど彼を仰天させた。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

|~俳優|[[デビッド・ウェスリー]]|
|~日本語吹き替え|[[緒方賢一]]|

[[フロド>フロド・バギンズ]]達が[[躍る小馬亭]]を訪れた時に彼らを出迎えるシーンと、[[ストライダー>馳夫]]のことをフロドに教えるシーン、[[黒の乗手>ナズグール]]が宿に侵入するシーンでわずかに登場するのみ。

*** 画像 [#w7aed6f0]

&ref(0775.jpg,,25%,『ロード・オブ・ザ・リング』におけるバーリマン・バタバー);

** 映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』における設定 [#Hobbitmovie]

第二部『竜に奪われた王国』の、[[トーリン・オーケンシールド>トーリン二世]]と[[ガンダルフ]]が[[躍る小馬亭]]にて出会った時の回想シーンで、父親とされる人物(Butterbur Snr)が躍る小馬亭の亭主として登場している(演じるのはRichard Whiteside)。同時に登場する、母親とされるベッツィ・バタバー(Betsy Butterbur)は、[[ピーター・ジャクソン]]の娘Katie Jacksonがカメオ出演で演じている。
第二部『竜に奪われた王国』の、[[ソーリン・オーケンシールド>ソーリン二世]]と[[ガンダルフ]]が[[躍る小馬亭]]にて出会った時の回想シーンで、父親とされる人物(Butterbur Snr)が躍る小馬亭の亭主として登場している(演じるのはRichard Whiteside)。同時に登場する、母親とされるベッツィ・バタバー(Betsy Butterbur)は、[[ピーター・ジャクソン]]の娘Katie Jacksonがカメオ出演で演じている。

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

&ref(ScreenShot00570.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるバタバー);

** コメント [#Comment]

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