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[[イルーヴァタール]] -ボンバディルの正体がこの御方だったら、凄く笑えると同時に好きになれるんだけどな。どうやらそうでは無いらしいのが、残念。 -- PINPIN -トールキン=エル -- やっこ -エルとヴァラールの関係は一神教と多神教を足して2で割ったようなものかもしれない。 -- エグゼクター -エルが唯一神の一神教じゃない?アイヌアは精霊で。キリスト教のような感じ。上の本文にも“唯一なる神“ってあるし -- &new{2007-06-05 (火) 15:30:22}; --しかしアイヌアも「諸神」って言われてる。 -- 3sd21dgf &new{2007-09-17 (月) 21:33:06}; ---それはイルヴァタールのことを知らない人間の言葉ではなかったでしょうか。 -- ホビット &new{2008-11-24 (月) 14:11:39}; -『シルマリル物語』で「アイヌリンダレ」を最初読んだときにぶっとびました。旧約聖書の書き方まんまなんですよ(笑)、機会があったら旧約聖書の文語版をのぞいてみてください。田中明子さんもやるなあ(笑)>翻訳 -- クリスチャンな指輪信徒 &new{2007-12-17 (月) 16:37:47}; --知りませんでした。やはりトールキンがイギリスでは数少ないカトリック教徒であることが影響しているのでしょうか。興味深い話です。 -- 転蓬の風来人 &new{2008-11-02 (日) 14:09:06}; -「エル」とはアイヌア語名かな? -- ホビット &new{2008-12-30 (火) 12:42:33}; -自分は、人格をもった一人の神というよりは、アルダ・外の虚空もなにもかも全てを包んでる器のようなイメージ。個の精神で存在してるんじゃなく、この世界丸ごと全てが彼の肉体であり精神であると思う。宇宙そのものがエル。アイヌア達はエルの臓器、エルフや人間は細胞やミトコンドリアみたいな感じ。 -- &new{2009-01-01 (木) 19:29:03}; --大日如来ですかね。…となると、メルコールもサウロンもエルの一部。 -- &new{2009-01-01 (木) 20:04:09}; -日本という土地柄、「自然への畏怖→自然の諸力への崇敬→神祇への祭祀の発生→多神教(諸神)→二元論的の形成→一神教」というのがみなさんの神話形成に関する考え方(観念)ではないでしょうか。 トールキンにおいては、「唯一神→使者たちの創造→天地創造→地上の諸力の創造→人間誕生→反逆・失寵・人知の及ばないものの神格化(自然崇拝へ)→神の使者たちへの崇敬(諸神のヒエラルキー)→習合・分化・多神教」であるように思われます。 諸神(あるいは反逆者)への崇敬が、大元の創造者への崇拝より目立つ・とってかわる構図です。ヌメノールの祭祀の変遷にはこの考えが強く反映されている。これは指輪物語の世界観全体にかかわりますね。 また、第三期末までは聡明な長命種が数多く残っています。彼らは世界の変遷をほぼ正確に見知っているわけです。ですので現代世界のようには自然崇拝や多神教が入り組んだ状況になっていない。 漢字の草創期(初期の卜辞)における「帝」、これは唯一神を指しますが、同時に「上下帝」ともいって上帝の下僕らがしばしば(下)帝として祀られています。 神意の代理執行者(下僕)を「帝」祭祀の体系のなかに含めていたわけです。あくまで「唯一神を崇拝する一環として」そのヒエラルキーに従う諸力を崇敬していたものと考えられます。ヴァラたちへのエルダールの尊崇は、これに似ているのかもしれません。 -- なんとか亭 &new{2009-04-13 (月) 12:33:42}; --なお、唯一神「帝」の代理として殷商では四方の方神が祀られたそうです。方神の力は「風」によって伝達されます。四方の「風」も祭祀の対象でした。また卜辞では「風」は「鳳」のように鳥形の字で表現し、鳳(大鳥)はすなわち神意の伝達者でした。神意の伝達者として風を、また大鳥ソロンドールの一族をつかさどるのが「風を吹かす者」(スーリモ)と呼ばれるマンウェですね。このあたりの神話的符合も興味深い。 -- なんとか亭 &new{2009-04-13 (月) 13:42:04};