* &ruby(はせお){馳夫}; [#p1d624b4]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Strider|
|~異訳|[[韋駄天]]、ストライダー|
|~その他の呼び名|長すね彦(Longshanks)(([[しだ家のビル]]がアラゴルンを呼んだ名。文字通り“長いすね”の意の他、足の長い鳥である[[セイタカシギ>Wikipedia:セイタカシギ]]を指すこともある。イングランド王のエドワード一世はLongshanksすなわち長脛王の渾名を持っていた))、テルコンタール(Telcontar)|

** 解説 [#Explanation]

[[アラゴルン二世]]の[[ブリー郷]]、[[ブリー村]]での通り名。

>「本当の名前はなんというのか、わしも耳にしたことがごぜえません。しかしこのあたりでは、馳夫ちう名前で知られております。あの長え足であちこち歩き回るからでごぜえます。もっともなんのためにそんなに走り回っているのか、あの人は誰にも話しませんので。」((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]]』[[躍る小馬亭]]での[[バーリマン・バタバー]]の台詞))

[[フロド・バギンズ]]たちが初めて会ったとき、アラゴルンはこの名前で紹介された。そのためアラゴルン(エレスサール王)の戴冠式が行われるまで、ほとんどずっとアラゴルンは、フロドたち[[ホビット]]には馳夫と呼ばれていた。
元々馳夫の名は、[[ブリー郷]]の民に不審がられてつけられた名であったが、アラゴルン本人は比較的この呼び名を気に入ったらしく、後に自分の家系の名にしたいと[[イムラヒル]]に語っている。
元々馳夫の名は、[[ブリー郷]]の民に不審がられてつけられた名であったが、アラゴルン本人は比較的この呼び名を気に入ったらしく、自分の家系の名にしたいと後に[[イムラヒル]]に語っている。

>「しかしもし我が家系が創立されたなら、その王家の名称は馳夫としよう。これも古代語で言えば、響きはそう悪くはない。わたしもわたしの直系の世継たちもみなテルコンタールを名乗ろう。」((『[[指輪物語]] [[王の帰還]]』[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]で、[[ペレグリン・トゥック]]がアラゴルンを馳夫と呼んだために驚いたイムラヒルに対し、アラゴルンが語った言葉))

また「馳夫」は、[[フロドの馬の名>馳夫(馬)]]の由来にもなっている。

*** 訳について [#u6b1a409]

馳夫はStriderという原文を[[瀬田貞二]]が訳したもの。striderは直訳すると''大股で歩く人''の意。昆虫のアメンボを指す言葉としても使われる。


*** 画像 [#ued1f53e]

&ref(アラゴルン二世/haseobyterashima.jpg,,30%,寺島龍一作画による馳夫);

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

劇場公開時の字幕では''[[韋駄天]]''と表記されていたが、DVDでは''ストライダー''に修正された。
日本語版では、劇中で"Strider"と呼ばれている場面も、ほとんどのセリフが「アラゴルン」に変更されている。

** コメント [#Comment]

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