* 最後の同盟 [#c78750fa]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|歴史・事件|
|~スペル|Last Alliance|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[第二紀]]末期の3430年、[[エレンディル]]と[[ギル=ガラド]]との間に結ばれた、[[サウロン]]を敵とする[[人間]]と[[エルフ]]の同盟。
「最後の」と呼ばれたのは、その後[[中つ国]]の[[エルフ]]が次第に西方に去って数が少なくなっていき、このような大規模な同盟関係を結ぶことができなくなったからである。
最後の同盟の戦いでは、エルフだけを除きあらゆる種族のものが、鳥や獣に至るまでエレンディルおよびギル=ガラドと、サウロン双方の陣営にいくらかずつ見られたという。エルフだけは皆ギル=ガラドに従った。[[ドワーフ]]はほとんどどちらの側にもつかなかったが、[[モリア]]の一族はサウロンを敵として戦った。

>そこで[[エルロンド]]はしばらく黙りこんで、嘆息しました。「かれらの旗の目もあやな荘厳は今でもありありとわたしの脳裡にある。」と、かれはいいました。「それはわたしに[[上古]]の栄光と[[ベレリアンド]]の軍勢を想い起こさせた。それほど多くの偉大な王侯、名将たちが集まっていた。」((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]] 下』「二 エルロンドの会議」))

3430年に同盟締結。
3431年、東へ向けて進軍するエレンディルとギル=ガラドの軍勢は[[裂け谷]]に一時駐屯したが、その軍勢はかつて[[怒りの戦い]]で[[ヴァラール]]の軍勢が[[サンゴロドリム]]に出撃して以来の、美しく立派な大軍であったという。
3434年には同盟軍は[[霧ふり山脈]]を超え、[[ダゴルラド]]の戦いでサウロン軍を撃破。[[バラド=ドゥーア]]の包囲攻撃を開始する。
包囲は3441年にまで及び、堪り兼ねたサウロン自身がバラド=ドゥーアより姿を現し、エレンディル、ギル=ガラドと戦った。その結果、エレンディル、ギル=ガラドは死んだがサウロンも敗れ、[[イシルドゥア]]は[[一つの指輪]]を手にして戦争は終わった。

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