* 小船 [#oe577515]
** 概要 [#y3079f83]

|~カテゴリー|[[物・品の名前]]|
|~スペル|boat|
|~異訳|船、小舟|
|~その他の呼び名||
|~その他の呼び名|エルフの船(Boats of the Elves)|

** 解説 [#hda86a68]

[[指輪の仲間]]が[[ロスローリエン]]を出立する時に与えられた、3艘の[[エルフ]]の小船。
灰色の建材でできており、[[ホビット]]が2人がかりで持ち運べるほど軽い。荷物をいくら積み込んでも沈むことがないが、取り扱いが難しいという。先端が葉の形をした櫂で操る。
指輪の仲間はこの小船に分乗して[[アンドゥイン]]を下り、[[パルス・ガレン]]までたどり着いた。

仲間の離散後、1艘は[[フロド]]と[[サム]]が[[モルドール]]へ向かうため[[ネン・ヒソイル]]を横断するのに使い、その東岸に隠された。
残り2艘のうち、1艘は[[ボロミア]]を葬るのに使われて[[大河]]を流され、最後の1艘は[[アラゴルン二世]]らによってネン・ヒソイルの西岸に隠された。

*** ボロミアの船葬 [#kfbcfe30]

>その時わたしは見た。あるいは見たように思った。一隻の小舟が灰色の光芒を放ちながら河面を漂ってくるのを。高いへさきを持った変わった造りの小舟で、中にはこれを漕ぐ者も舵を取る者もいなかった。((『[[二つの塔]] 下』「五 西に開く窓」))

[[アラゴルン二世]]、[[レゴラス]]、[[ギムリ]]は、討死した[[ボロミア]]を葬るため、彼の遺体を戦利品や[[角笛>ゴンドールの角笛]]と共にエルフの小船に載せて[[アンドゥイン]]の流れに委ねた。
[[エルフ]]の技によるものであろう、小船は[[ラウロス]]の大瀑布を通過しながら沈むことはなく、三日後に[[オスギリアス]]の岸辺で[[ファラミア]]によって目撃された。そのままボロミアを載せた船は大河を流れ下り、ある星空の夜、[[大海]]へ放たれて行ったと言われている。

** コメント [#r844fa72]

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