#author("2023-12-29T00:21:12+09:00","","")
* 大海 [#k3ec2f87]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Great Sea|
|~その他の呼び名|ベレガイア(Belegaer)、西海(Western Sea)、大わたつみ(Great Water)|
|~その他の呼び名|ベレガエル、ベレガイア(Belegaer) &br; 西海(Western Sea) &br; 大わたつみ(Great Water) &br; 別れの海、隔ての海、分かちの海(Sundering Seas)|

** 解説 [#Explanation]

[[中つ国]]と[[至福の国(アマン)>アマン]]を東西に隔てる海。[[シンダール語]]の名はベレガイア((大海(Great Sea)の意味))。大わたつみとも、中つ国から見て西方にあるので西海とも呼ばれる。現在の大西洋にあたる。
これに対し、[[アルダ]]を囲む海は[[エッカイア(外なる海)>エッカイア]]と呼ばれる。
[[シンダリン]]では''ベレガエル''。[[中つ国]]の西に広がる大きな海で、[[此岸(中つ国)>中つ国]]と[[彼岸(アマン)>アマン]]を隔てていることから''隔ての海''とも呼ばれる。

*** 大海による、中つ国とアマンの分断 [#kef97c46]
現在の大西洋にあたる。

[[二つの木の時代]]、[[ヴァラール]]に導かれ、この海を渡って[[上のエルフ]]は中つ国からアマンへと渡った。
*** 中つ国とアマンとを隔てる海 [#kef97c46]

だが[[ノルドール]]がアマンから中つ国へと帰還すると、[[ヴァリノール隠し>ヌアタレ・ヴァリノーレヴァ]]によってこの海には[[惑わしの島々]]が置かれた。[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]がこれを突破するまで、中つ国と至福の国の間を航海する者はいなかった。
[[第一紀]]末には[[ベレリアンド]]が大海に水没する。その後、[[エダイン]]が住む場所として、[[ヌーメノール]]の島が作られた。
[[灯火の時代]]が終わった時、[[ヴァラール]]は[[中つ国]]からこの海を越えて[[アマン]]へ撤退した。
[[二つの木の時代]]、[[大いなる旅]]を行く[[エルダール]]は大海を[[ウルモ]]の曳く[[島>トル・エレッセア]]に乗って渡り、アマンへ到達した。

[[第二紀]]には大海には、[[トル・エレッセア]]と[[ヌーメノール]]を行き来するエルフの船、ヌーメノールと中つ国を行き来する人間の船が航海していた。だが人間は[[ヴァラールの禁]]によって、ヌーメノールより西方に航海することを禁じられていた。
[[アル=ファラゾーン]]がこの禁を破ると、[[イルーヴァタール]]の手によってヌーメノールは水没させられる。さらに[[アマン]]は[[人間]]の達せる世界から引き離されてしまった。以後世界は丸くなり、人間の船が大海を西に進んでも、世界を一周して元の地に戻ってくるだけとなる。だが[[エルフ]]の船は[[まっすぐの道]]を通って、アマンへと去ることができる恩寵が残された。
だが[[ノルドール]]がアマンから中つ国へと帰還すると、[[ヴァリノール隠し>ヌルタレ・ヴァリノーレヴァ]]によって[[小暗い海]]に[[惑わしの島々]]が置かれた。[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]がこれを突破するまで、中つ国とアマンの間を航海し得た者はいなかった。
[[第一紀]]末には[[ベレリアンド]]が大海の波の下に没する。その後、[[エダイン]]が住む場所として、大海の只中に[[ヌーメノール]]の島が作られた。

[[第二紀]]になると、[[トル・エレッセア]]と[[ヌーメノール]]を行き来する[[上のエルフ]]の船、ヌーメノールと[[中つ国]]を行き来する[[ヌーメノール人>ドゥーネダイン]]の船が大海を航海した。だがヌーメノール人には[[ヴァラールの禁]]が課され、ヌーメノールより西に航海することを禁じられていた。
[[アル=ファラゾーン]]がこの禁を破って[[アマン]]に侵攻すると、[[イルーヴァタール]]の手によってヌーメノールは水没させられ、アマンは[[世界の圏外>世界の圏]]に移された。以後[[アルダ]]は丸くなり、大海の西には新たな陸地が投げ与えられ、人間の船が大海を西に進んでも、アルダを一周して元の地に戻ってくるだけとなった。

だが[[エルフ]]の船は[[まっすぐの道]]を通って、アマンへ渡ることができる恩寵が残された。

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,noname,,,,reply)
#pcomment(,,,,,,reply)