* 人間 [#fa4bb309]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Man, race of Man|
|~その他の呼び名|[[アタニ]]&br;次に生まるる者(the Secondborn)&br;死すべき定めの人の子(mortal man)&br;ヒルドール(Hildor)((「後に来たる者」の意))&br;アパノーナール(Apanónar)((「後に生まれたる者」の意))&br;エングワール(Engwar)((「病を持つ者」の意))&br;フィーリマール(Fírimar)((「有限の命の者」の意))&br;侵害者(the Usurpers)&br;よそ者(the Strangers)&br;不可解なる者(the Inscrutable)&br;自らを呪う者(the Self-cursed)&br;不器用なる者(the Heavy-handed)&br;夜を恐れる者(the Night-fearers)&br;[[太陽]]の子(the Children of the Sun)&br;大きな人(Big Man)|

** 解説 [#Explanation]

[[イルーヴァタール]]の第二子。[[エルフ]]の次に世に送り出される事になった[[アルダ]]の住人(実際には[[ドワーフ]]の方が早かったが、イルーヴァタールの予定ではエルフの次となっていたため、イルーヴァタールの第二子と呼ばれる)。

** 特徴 [#n14f8248]

:外見|~氏族により身長は様々。[[ドゥーネダイン]]が最も背が高かった。肌や髪の色も様々だが、[[中つ国]]北西部の人間は白っぽい肌をしており、髪の毛は金、茶など。[[東夷]]は浅黒い肌をしていて髪は黒かった。
:能力|~寿命も各氏族により様々。[[第二紀]]の[[ドゥーネダイン]]は400歳くらいまでの寿命があったが、[[第三紀]]には120~150歳くらいにまで減じた。[[ドゥーネダイン]]ではない[[中つ国]]北西部の一般の人間は60~80歳くらいまでの寿命があった。
寿命は[[イルーヴァタール]]の恩寵、人間の天賦・宿命であり、死んだ人間の行く場所がどこか、[[イルーヴァタール]]以外の誰も知らない。[[ベレン>ベレン(バラヒアの息子)]]は、死んでから復活を許されたただひとりの人間である。
:文明・文化|~[[第一紀]]に[[ベレリアンド]]に入ってきた人間の一部は[[エルフ]]の王に仕え、[[エルフ]]の文化を取り入れた。[[第二紀]]の[[ヌーメノール]]の人間はその技術力において[[中つ国]]の人間を遙かに凌駕し、ヌーメノールが滅亡しても、そこから逃れた流謫の[[ドゥーネダイン]]が、技術を[[中つ国]]にもたらした。[[第三紀]]以降は、人間は他の種族とはあまり関わらない、独自の生活と文化を築いていった。
:住居|~氏族によって様々であるが、基本的に都市生活を行う。一部の民は、身を隠すために森林に住んだ。
:歴史|~[[第一紀]]、[[太陽]]が昇った後に[[中つ国]]東方の[[ヒルドーリエン]]の地に誕生する。彼らを召し出す[[ヴァラール]]の使いは来ず、人間ももっぱらヴァラールを恐れていた。[[中つ国]]をさまよううちに、人間の一部は[[暗闇のエルフ]]や[[ドワーフ]]と交わった。
また[[エダイン]]と[[東夷]]の一部は[[ベレリアンド]]に入り込み、[[シンダール]]や[[ノルドール]]の[[エルフ]]と接触する。そこで[[エルフ]]の王に仕える人間もいた。[[エダイン]]を除く東方の人間は[[モルゴス]](後に[[サウロン]])の影響を受け、邪悪に染まることが多かった。[[怒りの戦い]]では[[エダイン]]のみが[[エルフ]]・[[ヴァラール]]の味方として戦った。
[[第二紀]]に入ると[[エダイン]]の多くは[[ヌーメノール]]に移って繁栄し、[[中つ国]]の人間との技術・知識の格差は広がる。ヌーメノールの没落によって[[エレンディル]]達([[ドゥーネダイン]])が[[中つ国]]に流れ着くが、依然として中つ国の人間とは、その技術力・知識に大きな差があり、そのためドゥーネダインは[[アルノール]]と[[ゴンドール]]の王国を築いてその地方の人間達を統治した。一方東方の人間は、やはり[[サウロン]]の影響力の下に入っており、それは[[第三紀]]末まで続いた。
[[第三紀]]、[[中つ国]]の最西端に住む人間は[[ブリー郷]]の住人だった。
:氏族|~多くの氏族がある。[[第一紀]]、[[エルフの友]]たる三家([[ベオルの族]]、[[ハドルの族]]、[[ハレスの族]])は[[エダイン]]と呼ばれ、後の[[ヌーメノール人]]、そして[[ドゥーネダイン]]の祖となった。他の中つ国の人間は、エダインと共通の祖先から分かれた[[北方の自由の民]]である[[ロヒアリム]]や[[ビヨルン一党>ビヨルン#ling]]、原始的ながら独自の文化を持つ[[ドルーエダイン]]や[[ロスソス]]、サウロンの支配や影響を受けた[[黒きヌーメノール人]]、[[東夷]]、[[ハラドリム]]、[[褐色人]]、[[ヴァリアグ]]などの名が出てくる。
:言語|~[[第一紀]]、[[エダイン]]は[[シンダール語]]を学ぶことが多かったが固有の言語も保持しており、それが[[アドゥーナイク]]の元になった。[[ヌーメノール]]ではアドゥーナイクの他に[[クウェンヤ]]が用いられた。[[中つ国]]北西部の人間は[[西方語]]を使ったが、[[ヌーメノール]]の亡命者の国([[アルノール]]と[[ゴンドール]])では[[シンダール語]]が使われることも多く、ゴンドールでは[[第三紀]]末になってもシンダール語の単語が数多く残っていた。[[ロヒアリム]]や[[野人]]など、独自の言語を持つ民族も多かった。
:偏見|~基本的に[[オーク]]を毛嫌いしているが、[[東夷]]など[[モルゴス]]、[[サウロン]]、[[サルマン]]の影響下にある人間はオークと共に行動することもあった(といっても決してオークを愛していたわけではない)。
[[エダイン]]と[[ドゥーネダイン]]以外の人間はエルフをよく知らず、彼らに対して恐れの感情を抱いていることが多かった。

** コメント [#Comment]

#pcomment_nospam(,6,,,,,reply)