#author("2017-04-17T15:50:04+09:00","","")
* ワシの王 [#b32a06b2]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Lord of the Eagles &br; Great Eagle((直訳すれば「[[大鷲]]」だが、『The Hobbit』では'''Lord of the Eagles'''の鷲を指す固有名詞。邦訳の『[[ホビットの冒険]]』『[[ホビット ゆきてかえりし物語]]』では'''Lord of the Eagles'''と同じ訳語があてられている))|
|~その他の呼び名|あらゆる鳥たちの王(King of All Birds)|
|~種族|[[大鷲]]|
|~性別|男|
|~生没年||

** 解説 [#Explanation]

『[[ホビットの冒険]]』に登場する、[[霧ふり山脈]]の[[大鷲]]の長。

ワシの王はかつて受けた矢傷を[[ガンダルフ]]に癒やしてもらったことから彼と親交があり、[[ビルボ・バギンズ]]とガンダルフを含む[[トーリンの一行>トーリンとその仲間]]が[[オオカミ広場]]で[[ゴブリン]]と[[ワーグ]]に追い詰められているのを目撃すると、配下の大鷲たちを引き連れて彼らを救出した(ワシの王自身はガンダルフを救出した)。
大鷲たちは一行を[[大岩だな]]へ運び、そこで食事と宿を提供した。この時ワシの王はガンダルフからより遠くまで一行を運ぶことを頼まれたが、[[人間]]に弓で射られる危険を考慮して、翌朝に十五羽の大鷲にトーリンの一行を[[カーロック]]まで運ばせた。

その後、大鷲たちは軍勢を招集する[[ゴブリン]]の動静に目を光らせ、[[五軍の合戦]]では三軍が不利になっていた夕暮れ時にワシの王率いる大鷲たちが援軍に現れた。彼らはゴブリンと[[ワーグ]]の二軍を攻撃し、形勢の逆転と三軍の勝利に寄与した。
合戦の後、ワシの王は[[ダイン二世]]から永遠の親交のしるしとして黄金の冠を贈られた。後にワシの王は金の冠を戴いた''あらゆる鳥たちの王''となり、彼の「十五羽のえらい家来たち」(fifteen chieftens)も[[ドワーフ]]から贈られた金で作られた「金の首輪」(golden collars)を付けたという。

*** グワイヒアとの関連 [#a781cc3f]

このワシの王は具体的な名前が出ておらず、『[[指輪物語]]』の[[グワイヒア]]と同一の鷲なのかどうかははっきりしない。

立場や果たした役割の共通性から同一と解釈する意見もあるが、80年という年月の経過や、グワイヒアについて『[[ホビットの冒険]]』での出来事が全く言及されないこと、『[[王の帰還]]』における[[ガンダルフ]]の'''あんたはわしを二度運んでくれた'''というセリフ((『[[指輪物語]]』本編における[[オルサンク]]と[[ジラクジギル]]からの救出を指す。『[[ホビットの冒険]]』でワシの王が[[ガンダルフ]]を運んだことがここではカウントされておらず、ワシの王と[[グワイヒア]]とが同一ではないことの傍証だと捉えられる))などから、別とする意見が有力である。

** 映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』における設定 [#Hobbitmovie]

ワシの王と特定できる[[大鷲]]は登場しない。

** コメント [#Comment]

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