* ロード・オブ・ザ・リング [#qeceb799]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[関連物]]|
|~スペル|The Lord of The Rings|

** 解説 [#Explanation]

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[[ピーター・ジャクソン]]監督による『[[指輪物語]]』実写映画版。配給は[[ニュー・ライン・シネマ]]。日本の配給は[[日本ヘラルド]]。

当初この映画は2部作として制作される予定だったが、当初の製作会社であったミラマックスは1作にするように指示。これに反対したジャクソンは新たなスポンサーとしてニュー・ライン・シネマを訪れたが、ニュー・ライン・シネマの意見で全3部作として制作されることになった。
撮影は、全3作が並行してニュージーランドで行われた。その後二つの塔、王の帰還のためにそれぞれ追加撮影が行われている。

DVDには[[コレクターズ・エディション]]と[[スペシャル・エクステンデッド・エディション]]が存在。コレクターズ・エディションはほぼ劇場公開そのままのバージョンなのに対し、スペシャル・エクステンデッド・エディションではシーンが大幅に追加されている。


*** 主な出演者 [#aba5ab54]

|~役名|~俳優|~日本語吹き替え|h
|[[フロド・バギンズ]]|[[イライジャ・ウッド]]|[[浪川大輔]]|
|[[サムワイズ・ギャムジー]]|[[ショーン・アスティン]]|[[谷田真吾]]|
|[[ペレグリン・トゥック(ピピン)>ペレグリン・トゥック]]|[[ビリー・ボイド]]|[[飯泉征貴]]|
|[[メリアドク・ブランディバック(メリー)>メリアドク・ブランディバック]]|[[ドミニク・モナハン]]|[[村治学]]|
|[[ガンダルフ]]|[[イアン・マッケラン]]|[[有川博]]|
|[[アラゴルン>アラゴルン二世]]|[[ヴィゴ・モーテンセン]]((当初は[[スチュアート・タウンゼンド]]の予定だった))|[[大塚芳忠]]|
|[[レゴラス]]|[[オーランド・ブルーム]]|[[平川大輔]]|
|[[ギムリ]]|[[ジョン・リス=デイヴィス]]|[[内海賢二]]|
|[[ボロミア>ボロミア二世]]|[[ショーン・ビーン]]|[[小山力也]]|
|[[ファラミア>ファラミア二世]]|[[デヴィッド・ウェンハム]]|[[宮本充]]|
|[[デネソール>デネソール二世]]|[[ジョン・ノブル]]|[[勝部演之]]|
|[[エルロンド]]|[[ヒューゴ・ウィーヴィング]]|[[菅生隆之]]|
|[[アルウェン]]|[[リヴ・タイラー]]|[[坪井木の実]]|
|[[ガラドリエル]]|[[ケイト・ブランシェット]]|[[塩田朋子]]|
|[[ケレボルン]]|[[マートン・ソーカス]]|[[家中宏]]|
|[[エオメル]]|[[カール・アーバン]]|[[山寺宏一]]|
|[[エオウィン]]|[[ミランダ・オットー]]|[[本田貴子]]|
|[[セオデン]]|[[バーナード・ヒル]]|[[佐々木勝彦]]|
|[[ビルボ・バギンズ]]|[[イアン・ホルム]]|[[山野史人]]|
|[[サルマン]]|[[クリストファー・リー]]|[[家弓家正]]|
|[[グリマ(蛇の舌)>グリマ]]|[[ブラッド・ドゥーリフ]]|[[金尾哲夫]]|
|[[ゴラム(ゴクリ)>ゴクリ]]|[[アンディ・サーキス]](モーションキャプチャ及び声)|[[長島雄一]]|
|[[木の鬚]]|[[ジョン・リス=デイヴィス]](声)|[[石田太郎]]|

*** ロード・オブ・ザ・リング (The Lord of The Rings: The Fellowship of The Ring) [#cd203682]

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第1作。日本版タイトルでは副題の"The Fellowship of The Ring"が省略されている。これは、全3部作の長編であるということが知られて観客を遠のかせることを防ぐため、三部作であることを隠そうという宣伝意図によるものと推察される。実際、英語版フッテージなどでは全3部作というのがはっきりと表記されていたのに対し、日本における事前の宣伝では「全3部作」という事実についてはほとんど触れられなかった(日本語版『ロード・オブ・ザ・リング』スペシャル・エクステンデッド・エディションでは、冒頭に「旅の仲間」と表示される)。

また日本公開時、日本語版字幕の質の悪さが批判され、原作ファンを中心とした人々による抗議、署名運動にまで発展した。詳細は[[戸田奈津子]]の項目を参照。

第74回(2001年)アカデミー賞で13部門ノミネート、4部門受賞(『ビューティフル・マインド』と並んで同年最多受賞)。

|ノミネート|作品賞|バリー・オズボーン [[ピーター・ジャクソン]] [[フランシス・ウォルシュ]]|
|ノミネート|助演男優賞|[[イアン・マッケラン]]|
|ノミネート|監督賞|[[ピーター・ジャクソン]]|
|ノミネート|脚色賞|フィリッパ・ボウエン [[フランシス・ウォルシュ]] [[ピーター・ジャクソン]]|
|~受賞|撮影賞|アンドリュー・レスニー|
|~受賞|作曲賞|[[ハワード・ショア]]|
|ノミネート|歌曲賞|[[エンヤ]] ロマ・ライアン ニッキー・ライアン|
|ノミネート|美術賞|グランド・メイジャー ダン・ヘナー|
|~受賞|メイクアップ賞|リチャード・テイラー ピーター・オウエン|
|~受賞|視覚効果賞|マーク・ステットソン ランダル・ウィリアム・クック ジム・リジル リチャード・テイラー|
|ノミネート|音響賞|クリストファー・ボイス マイケル・セマニック ゲッシン・クリーグ ハモンド・ピーク|
|ノミネート|編集賞|ジム・ギルバート|


*** ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 (The Lord of The Rings:The Two Towers) [#d2978a8d]

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第2作。公開前にこのタイトルが、世界貿易センターのツインタワーを連想させ、9/11テロを連想させるということから、タイトルを変えるべきだという署名運動が起こった。しかし原作を尊重してタイトルを変えるなという署名の方が上回る。製作者側ももともと変える気はなく、結局原作と同じサブタイトルになった。

第75回(2002年)アカデミー賞で6部門ノミネート、2部門受賞。

|ノミネート|作品賞|バリー・オズボーン [[ピーター・ジャクソン]] [[フランシス・ウォルシュ]]|
|ノミネート|美術賞|[[アラン・リー]] ダン・ヘナー グラント・メイジャー|
|~受賞|視覚効果賞|アレックス・ファンク ランダル・ウィリアム・クック ジョー・レッテリ ジム・リジル|
|~受賞|音響効果賞|マイク・ホプキンス イーサン・ヴァンデル・リン|
|ノミネート|音響賞|クリストファー・ボイス マイケル・セマニック マイケル・ヘッジ ハモンド・ピーク|
|ノミネート|編集賞|マイケル・ホートン|


*** ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 (The Lord of The Rings: The Return of The King) [#h9ef3a81]

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第3作。
第76回(2003年)アカデミー賞で11部門にノミネートされて全賞受賞(獲得賞数は『ベン・ハー』、『タイタニック』に並ぶ史上最多受賞記録。またノミネートされた全賞の受賞記録としては、9賞受賞の『恋の手ほどき』、『ラストエンペラー』を破る新記録)。「ファンタジー映画は作品賞を取れない」というジンクスも打ち破った。

|~受賞|作品賞|バリー・オズボーン [[ピーター・ジャクソン]] [[フランシス・ウォルシュ]]|
|~受賞|監督賞|[[ピーター・ジャクソン]]|
|~受賞|脚色賞|[[フランシス・ウォルシュ]] フィリッパ・ボウエン [[ピーター・ジャクソン]]|
|~受賞|作曲賞|[[ハワード・ショア]]|
|~受賞|歌曲賞|[[フランシス・ウォルシュ]] [[ハワード・ショア]] アニー・レノックス|
|~受賞|美術賞|グランド・メイジャー ダン・ヘナー [[アラン・リー]]|
|~受賞|衣装デザイン賞|ナイラ・ディクソン リチャード・テイラー|
|~受賞|メイクアップ賞|リチャード・テイラー|
|~受賞|視覚効果賞|ジム・リジル ジョー・レテリ ランダル・ウィリアム・クック アレックス・ファンク|
|~受賞|音響賞|クリストファー・ボイス マイケル・セマニック マイケル・ヘッジ ハモンド・ピーク|
|~受賞|編集賞|ジェイミー・セルカーク|


*** 原作との違い [#u75ce67a]

映像化や物語の短縮のため、原作とは様々な違いが存在する。以下は主な相違点。

- [[ビルボ・バギンズ]]が[[ホビット庄]]から旅立ってから[[フロド・バギンズ]]が旅に出るまで、原作では17年間の時間が流れているが、映画ではこの期間は大幅に短縮されている(1年に満たない)
- [[古森]]、[[トム・ボンバディル]]と[[塚山丘陵]]のカット。
- [[グロールフィンデル]]の代わりに[[アルウェン]]が、アラゴルンを助けるために登場している。他にもアルウェンの登場シーンが増えている。
- [[死者の軍勢]]は[[エレヒ]]ではなく[[死者の道]]で招集される。さらに死者の軍勢は[[ペラルギア]]だけではなく[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の[[モルドール]]軍を直接攻撃している。
- ミナス・ティリスの[[パランティーア]]は登場しない。[[角笛城]]でアラゴルンが[[オルサンク]]のパランティーアを使用するシーンもない。ただし『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 [[スペシャル・エクステンデッド・エディション]]』では、アラゴルンはミナス・ティリスにてオルサンクのパランティーアを使い、[[サウロン]]に挑戦している。
- [[サンマス・ナウア]]で[[ゴクリ]]は[[一つの指輪]]を奪ってから、フロドともみ合った結果[[滅びの罅裂]]に落ちている。
- フロド達が[[ホビット庄]]に帰還した後、[[サルマン]]やその配下のごろつきと対決する『ホビット庄の掃蕩』はカット。サルマンは『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』では登場しない(ただし『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 [[スペシャル・エクステンデッド・エディション]]』冒頭に、サルマンの死のシーンが挿入されている)

*** スペシャル・プライス版 [#i3e35839]

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『[[ホビット 思いがけない冒険>ホビット(映画)]]』DVDおよびBlu-ray発売に合わせ、映像特典をカットした廉価版DVDとBlu-rayが発売されることになった。
#amazon(,clear)
*** 関連書籍 [#v6076624]

- 『[[公式ガイドブック]]』
- 『[[公式メイキングブック]]』
- 『[[Visual Companion]]』
- 『[[The Lord of the Rings: The Art of the Fellowship of the Ring(ロード・オブ・ザ・リング アートブック)>The Lord of the Rings The Art of the Fellowship of the Ring]]』
- 『[[The Lord of the Rings: The Art of the Two Towers>The Lord of the Rings The Art of the Two Towers]]』
- 『[[The Lord of the Rings: The Art of the Return of the King(ロード・オブ・ザ・リング 最終章)>The Lord of the Rings The Art of the Return of the King]]』
- 『[[The Lord of the Rings: Weapons and Warfare>The Lord of the Rings Weapons and Warfare]]』

** 外部リンク [#e425c8ec]

- [[英語公式サイト:http://www.lordoftherings.net/]]
- [[allcinema online:http://www.stingray-jp.com/allcinema/prog/show_c.php3?num_c=234444]]
- [[allcinema online(二つの塔):http://www.stingray-jp.com/allcinema/prog/show_c.php3?num_c=238972]]
- [[allcinema online(王の帰還):http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=241899]]

** コメント [#Comment]

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