* ランマス・エホール [#v1e3f306]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Rammas Echor|
|~その他の呼び名|ランマス(Rammas)、堤防(dike)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「外周の大いなる壁」の意。[[イシリアン]]から[[ゴンドール]]軍が撤退した後、[[ペレンノール野>ペレンノール]]を守るために作られた外壁。

>[[ガンダルフ]]はランマス・エホールの先の広い上地にはいって行きました。ランマス・エホールとは、イシリアンが敵の影の下に落ちた後、ゴンドールの人間たちが営々として築いた長い外壁を呼ぶ名前でした。その全長は十リーグもしくはそれ以上もあり、山々の麓から出でて山々の麓に戻り、その囲いの中にペレンノールの広野、すなわち長い斜面と段地を形作りながら、[[アンドゥイン]]の低地にまでしだいに下っていく、城下の村々をふくむ美しい肥沃な上地、そこをすっぽりと取りこんでいるのでした。この外壁で、城市の大門から最も遠い地点は北東方で、四リーグ離れていました。ここではこの外壁は険しくそそりたつ土手から大河のかたわらの長い州を見下ろしていました。この部分はことに向く堅固に作られていました。というのも、[[オスギリアス]]の浅瀬と橋からの道が防壁つきの土手道を通って、ちょうどこの地点に達し、銃眼つきの塔と塔の間の厳重に警備された門を通っているからでした。一番近いところは南東方にあり、この外壁は城市から一リーグあるかなしかでした。アンドゥインはここで南イシリアンの[[エミン・アルネン]]の丘陵をめぐって大きく湾曲し、急に西に折れていましたので、外壁はその川の真際にそそり立っていました。そして外壁の真下には、南の領地から河をさかのぼって来る船舶のために、[[ハルロンド>ハルロンド(ゴンドール)]]の船活き場や荷揚げ場がありました。
>[[ガンダルフ]]はランマス・エホールの先の広い土地にはいって行きました。ランマス・エホールとは、[[イシリアン]]が敵の影の下に落ちた後、[[ゴンドール]]の人間たちが営々として築いた長い外壁を呼ぶ名前でした。その全長は十[[リーグ]]もしくはそれ以上もあり、山々の&ruby(ふもと){麓};から出でて山々の麓に戻り、その囲いの中に[[ペレンノールの広野>ペレンノール]]、すなわち長い斜面と段地を形作りながら、[[アンドゥイン]]の低地にまでしだいに下っていく、城下の村々をふくむ美しい&ruby(ひよく){肥沃};な土地、そこをすっぽりと取りこんでいるのでした。この外壁で、城市の大門から最も遠い地点は北東方で、四リーグ離れていました。ここではこの外壁は険しくそそりたつ土手から大河のかたわらの長い&ruby(す){州};を見下ろしていました。この部分はことに高く堅固に作られていました。というのも、[[オスギリアス]]の浅瀬と橋からの道が防壁つきの土手道を通って、ちょうどこの地点に達し、[[銃眼つきの塔と塔の間の厳重に警備された門>土手道砦]]を通っているからでした。一番近いところは南東方にあり、この外壁は城市から一リーグあるかなしかでした。アンドゥインはここで南イシリアンの[[エミン・アルネン]]の丘陵をめぐって大きく湾曲し、急に西に折れていましたので、外壁はその川の&ruby(まぎわ){真際};にそそり立っていました。そして外壁の真下には、南の領地から河をさかのぼって来る船舶のために、[[ハルロンド>ハルロンド(ゴンドール)]]の船着き場や荷揚げ場がありました。((『[[指輪物語]] [[王の帰還]] 上』 「一 ミナス・ティリス」))

[[ペレンノール野の合戦]]では攻撃を受けて大きく破壊され、モルドール軍に突破されることになる。
[[ペレンノール野の合戦]]では攻撃を受けて大きく破壊され、[[モルドール]]軍に突破されることになる。
[[ロヒアリム]]の軍勢は、このとき破壊されたランマスの裂け目の北側から侵入し、モルドール軍の抵抗をほとんど受けずにペレンノールに突入することができた。

映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』では、描写はない。
** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

登場しない。

** コメント [#Comment]

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