* ラダガスト [#v59f63e6]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Radagast|
|~その他の呼び名|茶のラダガスト(Radagast the Brown)、アイウェンディル(Aiwendil)|
|~種族|[[イスタリ]]([[マイア]])|
|~性別|男|
|~生没年|不明|
|~親|不明|
|~兄弟|不明|
|~配偶者|不明|
|~子|不明|

** 解説 [#Explanation]

[[イスタリ]](魔法使い)の一人。茶の魔法使いで、[[闇の森]]の西[[ロスゴベル]]に住んでいた。ラダガストは、[[アマン]]にいたときは[[ヤヴァンナ]]に仕えていた[[マイア]]であり、[[クウェンヤ]]の名であるアイウェンディル(鳥を愛する者)と呼ばれていた。

>「[[ラダガスト]]ももちろん立派な[[魔法使い]]じゃ。色の変化と形の大家であり、また薬草とけものたちのことにくわしい。とりわけ鳥たちはかれの友じゃ。」
「かれはわが[[賢人団>イスタリ]]の一人なのじゃが、わしはもう何年も会っておらなかった。」((『[[旅の仲間]]』[[エルロンドの会議]]での[[ガンダルフ]]の報告))

『[[指輪物語]]』において、ラダガストは[[サルマン]]に命じられ、[[ナズグール]]が現れたという警告と、サルマンが会いたがっているという知らせを[[ガンダルフ]]にもたらす(ラダガストは、一つの指輪を自分の物にしようというサルマンの真意を知らなかったものと思われる)。その時ラダガストは、ラダガストの友の動物たちがナズグールに関する知らせをつかんだら、自分たちの元に届けて欲しいとガンダルフに頼まれた。
結果、ラダガストの話を聞いた[[グワイヒア]]が[[オルサンク]]にやってきて、サルマンに捕らえられていたガンダルフを発見する。つまりラダガストは、ガンダルフが(グワイヒアによって)救出されるきっかけを作ったことになるが、その後のラダガストの消息は不明である。

『[[ホビットの冒険]]』では[[ガンダルフ]]に“いとこ(my good cousin)”と表現されており(このcousinは正確には“仲間”“同胞”と翻訳すべきであろう)、[[ビヨルン]]の知り合いだったようである。イスタリなのだから、ラダガストも[[白の会議]]の中にいてしかるべきだが、そのような記述は見当たらない。
『[[終わらざりし物語]]』によると、ラダガストは[[人間]]のことを見捨てて鳥やけもの達と暮らすようになったとされている。だが、それだと[[サルマン]]に伝令を頼まれて(人々のために)働いたという事実と一致しにくく、謎が多い。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

登場しない。ただし[[The Lord of the Rings Trading Card Game]]用に、[[Weta]]監修のもとラダガストのデザインが作られている。
&ref(radagast.jpg,,25%,Wetaデザインによるラダガスト);

** 映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』における設定 [#Hobbitmovie]

|~俳優|[[シルヴェスター・マッコイ]]|
|~日本語吹き替え|[[野島昭生]]|

原作ではガンダルフのセリフに名前が出るのみだが、直接登場する。
[[ロスゴベル]]にいたところ、[[闇の森]]の異変を感じ取り、[[ドル・グルドゥア]]に[[ネクロマンサー(死人占い師)>死人占い師]]がいるのを発見。証拠として[[モルグルの刃]]を回収し、[[ガンダルフ]]に渡している。

帽子の中などの身体に鳥や虫を飼っている、かなりの変人として描かれており、そのため[[サルマン]]には蔑視されていた。大きなウサギが引くソリに乗る。

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#Lotro]

ロスゴベルにはおらず、[[自由の民]]の味方として[[さびし野]]の異変の解決と、[[アガマウア]]、[[ガルス・アガルウィン]]の腐敗の原因を調べている。

** コメント [#Comment]

#pcomment_nospam(,,noname,,,,reply)