#author("2022-10-24T13:33:38+09:00;2019-08-30T00:19:28+09:00","","")
* メネグロス [#t4b87bd1]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Menegroth|
|~その他の呼び名|千洞宮(Thousand Caves)|
|~その他の呼び名|&ruby(せんとうきゅう){千洞宮}; (Thousand Caves)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「千洞宮」の意。[[ドリアス]]の[[エスガルドゥイン]]川の畔にある、[[シンゴル]]と[[メリアン]]の隠された宮殿。[[ベレグオスト]]の[[ドワーフ]]によって、自然の岩を切り開いて地下深く掘り抜かれて作られ、数多くの広間や部屋があった。
エスガルドゥインにかかる橋を[[レギオン]]の森の側に渡ったところにメネグロスに通じる門があった。内部は[[エルフ]]と[[ドワーフ]]によって飾られ、金のランプで照らされた中に[[オロメ]]のブナの木のように彫られた石の柱があり、同じく石で彫った動物たちが柱や壁を飾っていた。[[ローリエン]]の庭のように小夜啼鳥が歌い、銀の噴水と大理石の水盤があり、メリアンとその侍女たちの手で織られた美しい壁掛けで埋められていた。
また、戦いに備えて数々の武具を納めた広大な武器庫もあった。
その壮麗さは今の世に至るまで[[大海]]の東に存在したいかなる王侯の宮殿も及ばなかったという。
[[シンダリン]]で「''&ruby(せんとうきゅう){千洞宮};''」の意。[[ドリアス]]の[[エスガルドゥイン]]川の畔にあった、[[シンゴル]]と[[メリアン]]の地下宮殿。

後にシンゴルの姪の息子である[[フィンロド]]はメネグロスを模して[[ナルゴスロンド]]を建造した。
また恐らく[[スランドゥイル]]の[[闇の森の地下宮殿>闇の森#Realm]]のデザインにも影響を与えた。
[[星々の時代>二つの木の時代]]に[[ベレグオスト]]の[[ドワーフ]]の助力を得て築かれたもので、自然の岩を切り開いて地下深く掘り抜かれた数多の広間や部屋があった。その門はエスガルドゥインにかけられた石橋を[[レギオン]]の森の側に渡ったところにあり、唯一の出入り口となっていた。
内部は[[エルフ]]と[[ドワーフ]]によって飾られ、金のランプで照らされた中に[[オロメ]]の[[橅]]の木のように彫られた石の柱があり、同じく石で彫った動物たちが柱や壁を飾っていた。[[ローリエン]]の庭のように[[小夜啼鳥]]が歌い、銀の噴水と大理石の水盤があり、メリアンとその侍女たちの手で織られた美しい壁掛けで埋められていた。また、戦いに備えて数々の武具を納めた広大な武器庫もあった。

[[メリアン]]の[[魔法帯]]と、[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]や[[マブルング>マブルング(ドリアス)]]らの働きによってここは長い間守られていたが、[[シンゴル]]が殺されて[[メリアン]]の[[魔法帯]]が消えると、[[シルマリル]]と[[ナウグラミーア]]を奪いに来た[[ドワーフ]]によって攻撃され略奪された。その後[[ディオル>ディオル(ベレンの息子)]]によって再建されようとしていたが、今度は[[シルマリル]]を奪おうとする[[フェアノールの息子たち]]の攻撃を受け、完全に荒廃した。
[[第一紀]]にはシンゴルの姪の息子である[[フィンロド]]がメネグロスを模して[[ナルゴスロンド]]を造営し、[[第三紀]]には[[シンダール]]の[[スランドゥイル]]がシンゴルに倣って[[岩屋>エルフ王の岩屋]]を築いた。だが今の世に至るまで[[大海]]の東に存在したいかなる王侯の宮殿も、メネグロスの壮麗さには及ばないという。

[[メリアン]]の[[魔法帯]]と、[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]や[[マブルング>マブルング(ドリアス)]]らの働きによってここは長い間守られていたが、[[シンゴル]]が殺されてメリアンの魔法帯が消えると、[[シルマリル]]と[[ナウグラミール]]を奪いに来た[[ノグロド]]の[[ドワーフ]]に攻撃され、略奪された。その後[[ディオル>ディオル(ベレンの息子)]]によって再建されようとしていたが、今度は[[シルマリル]]を奪おうとする[[フェアノールの息子たち]]の攻撃を受け、完全に荒廃した。

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