-ノルドール・エルフであるナルゴスロンドの王女フィンドゥイラス(Finduilas)については、[[フィンドゥイラス(オロドレスの娘)]]を参照してください。
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* フィンドゥイラス [#t04605a7]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Finduilas|
|~その他の呼び名||
|~種族|[[人間]]|
|~性別|女|
|~生没年|[[第三紀]]2950~2988(享年38)|
|~親|[[アドラヒル>アドラヒル(アンゲリマールの息子)]]|
|~兄弟|イヴリニエル(Ivriniel)、[[イムラヒル]](([[The History of Middle-Earth]]によると、イムラヒルより5歳年長の姉。また、フィンドゥイラスより3歳年長のイヴリニエル(Ivriniel)という姉も記載されている))|
|~配偶者|[[デネソール二世]]|
|~子|[[ボロミア二世]]、[[ファラミア二世]]|

** 解説 [#Explanation]

[[ドル・アムロス]]の大公[[アドラヒル>アドラヒル(アンゲリマールの息子)]]の娘で、[[イムラヒル]]の姉。[[デネソール二世]]の妻となり、[[ボロミア二世]]と[[ファラミア二世]]の母となったが早くに死んだ。
彼女は嫁ぎ先の[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の堅固さと東方の[[モルドール]]の影とに脅え、彼女の目は恋しい故郷のある南の海に向けられていた。
夫であるデネソールが自尊心から[[パランティア]]を使用し、そのせいで気難しさを増して老け込んでいくのに誰よりも最初に気づき、その悲しみが彼女の死期を早めたという。

[[療病院]]にいるとき[[ファラミア二世]]は[[エオウィン]]に、自分の母であるフィンドゥイラスのマントを着せている。

>二人は暖かい衣類と分厚いマントに身を包んでいました。そしてその上にエオウィン姫は深い夏の夜の色をした大きな青いマントを羽織っていました。このマントは裾まわりと衿もとにぐるりと銀の星々がちりばめられていました。ファラミアがこのローブを取りにやって、かの女に着せかけたのです。かれは白分の傍らにこうして立っているかの女がまことに美しく王妃のように堂々としていると思いました。このマントはかれの母、年若くしてこの世を去り、かれの心に遠い日の麗しさを、またその最初の悲嘆の記憶をのみ留めている、ドル・アムロスのフィンドゥイラスのために作られたものでした。それでこのような母のローブはかれにはエオウィンの美しさと悲しみにふさわしい衣であるように思われたのです。((『[[王の帰還]]』五 執政と王))

** コメント [#Comment]

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