* ネヴラスト [#j007e269]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Nevrast|
|~その他の呼び名|此岸(Hither Shore)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で[[此岸]]の意。元来は[[中つ国]]北西部沿岸全体を指す言葉だったが、後に[[ドル=ローミン]]の西、[[エレド・ローミン]]を越えた[[ヒスルム]]より南西の地域を指すようになった。南側は[[エレド・ウェスリン]]であり、海沿いは内側の平原よりも高い大絶壁となっている盆地だった。
山脈が北風を遮り、海風が運んでくる雨に恵まれたために[[ヒスルム]]より遥かに温暖で湿潤な土地であり、川は一条も流れていなかったが、中央部には鳥たちの集う広大な[[リナイウェン]]の湖があった。西端の岬には[[タラス]]山がある。
ネヴラストは、[[トゥアゴン>トゥアゴン(フィンゴルフィンの息子)]]とその民が[[ゴンドリン]]に向かう前に住んでいたところであり、[[タラス]]山の麓に[[ヴィンヤマール]]の宮殿があった。[[ノルドール]]と[[シンダール]]はこの地で最も早く混交して一つの民となった。
トゥアゴンたちが[[ゴンドリン]]へと去ると無人となったネヴラストは廃墟と化したが、後に[[トゥオル]]がこの地にやってきて一人で住み着く。やがてトゥオルは白鳥に導かれて[[ヴィンヤマール]]へ至り、そこで[[ウルモ]]自身から[[ゴンドリン]]を目指すよう啓示を受けた。

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,noname,,,,reply)