* ナルヤ [#saa74c73]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|物・品の名前|
|~スペル|Narya|
|~その他の呼び名|火の指輪(Ring of Fire)、赤の指輪(Red Ring)|

** 解説 [#Explanation]

[[エルフ]]の[[三つの指輪]]のうちの一つで、紅玉石(ルビー)が嵌められている。人々の心を奮い立たせる力を持つ。
[[第二紀]]に[[ケレブリンボール]]によって作られ、その後[[キーアダン]]に渡されて彼が所持していたが、[[第三紀]]に[[ガンダルフ]]が[[西方>アマン]]からやって来た時、キーアダンはナルヤをガンダルフに譲った。

>「この指輪を受けて頂きたい」と、かれは言った。「あなたの任務は困難なものとなりましょうが、これはあなたが自ら負われた仕事に倦み疲れた時、あなたを支えるものとなりましょう。なぜならこれは火の指輪であり、あなたはこれによって次第に冷えゆく人々の心をふたたび燃え立たすことができるからです。わたしのことなら、わたしの心は海とともにあり、最後の船が船出するまで、わたしはこの灰色の海辺に住まうのです。あなたをお待ちしていますよ。」((キーアダンがガンダルフにナルヤを譲ったときの言葉))
>「この指輪を受けていただきたい。」と、かれはいった。「あなたの任務は困難なものとなりましょうが、これはあなたが自ら負われた仕事に倦み疲れられた時、あなたを支えるものとなりましょう。なぜならこれは火の指輪であり、あなたはこれによってしだいに冷えゆく世界の人の心をふたたび燃え立たすことができるからです。わたしのことなら、わたしの心は海とともにあり、最後の船が船出するまで、わたしはこの灰色の海辺に住まうのです。あなたをお待ちしてますよ。」((『[[指輪物語]] [[追補編]]』「B 代々の物語 (西方諸国年代記) 第三紀」))

>「さあ、この指輪をお取りください」と、かれは言った。「あなたの御苦労と御心労はさぞ重かろうと思うからです。この指輪がいつもあなたを支え、疲れからあなたをお守り申すでしょう。なぜなら、これは火の指輪であり、これによって恐らく、あなたは次第に冷えゆく時代にあって、人々の心を再び燃え立たせ、古の世の武勇を点火せしめることがおできでしょう。それに対し、わたしの心は大海と共にあり、わたしは最後の船が船出するまでは港を守って、灰色の海辺に住まうつもりです。その時は、あなたをお待ち申し上げましょう」((『[[シルマリルの物語]]』「力の指輪と第三紀のこと」))

ガンダルフは、[[サウロン]]を敵とした戦いの中において、密かにナルヤを使い自らの任務の助けとする。やがてサウロンが滅び、[[指輪所持者]]が[[西方>アマン]]へと旅立つことになったときガンダルフも同行するが、その時にガンダルフはナルヤを身につけたまま去っていった。

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