* ナルヤ [#saa74c73]
** 概要 [#hb5eff6d]

|~カテゴリー|物・品の名前|
|~スペル|Narya|
|~その他の呼び名|火の指輪(Ring of Fire)、赤の指輪(The Red Ring)|

** 解説 [#id2af9b0]

[[エルフ]]の[[三つの指輪]]のうちの一つで、紅玉石(ルビー)が嵌められている。人々の心を奮い立たせる力を持つ。
[[第二紀]]に[[ケレブリンボール]]によって作られ、その後[[キーアダン]]に渡されて彼が所持していたが、[[第三紀]]に[[ガンダルフ]]が[[西方>アマン]]からやって来た時、キーアダンはナルヤをガンダルフに譲った。

>「この指輪を受けて頂きたい」と、かれは言った。「あなたの任務は困難なものとなりましょうが、これはあなたが自ら負われた仕事に倦み疲れた時、あなたを支えるものとなりましょう。なぜならこれは火の指輪であり、あなたはこれによって次第に冷えゆく人々の心をふたたび燃え立たすことができるからです。わたしのことなら、わたしの心は海とともにあり、最後の船が船出するまで、わたしはこの灰色の海辺に住まうのです。あなたをお待ちしていますよ。」((キーアダンがガンダルフにナルヤを譲ったときの言葉))

ガンダルフは、[[サウロン]]を敵とした戦いの中において、密かにナルヤを使い自らの任務の助けとする。やがてサウロンが滅び、[[指輪所持者]]が[[西方>アマン]]へと旅立つことになったときガンダルフも同行するが、その時にガンダルフはナルヤを身につけたまま去っていった。

** コメント [#d6f80050]

- 考えてみれば、第三紀の最初の千年くらいはキーアダンが持っていたということは、彼はそれでミスロンドのエルフ達の心を燃え立たせていたんでしょうね。
- この指輪を受け取れたのは、ガンダルフ最大の幸運かもしれない。この指輪無かりせば、彼もその他のイスタリのように任務に失敗していたかも。 -- 「ど」の字 &new{2007-12-01 (土) 05:49:30};
- このキーアダンの台詞、大好きです。先見の明に静かな物腰。ガンダルフも一目おいたことでしょう。 --  &new{2008-01-12 (土) 11:51:17};
- 灰色の海辺、灰色港、灰色のガンダルフ、教授は灰色好きだったのかな? --  &new{2009-05-26 (火) 20:20:14};
- 灰色山脈とかもあったし、エルロンドの眼も灰色だっけ? エルフのマントも灰色で……結構ありますよね、灰色のもの --  &new{2009-05-27 (水) 17:31:41};
- “灰色エルフ”シンダール、“灰色川”グワスローなんてのもある --  &new{2009-05-27 (水) 19:11:50};
- 飛蔭も灰色のメアラス出し、シンゴルのマントも灰色。 --  &new{2009-05-27 (水) 20:57:51};
- 黒でもないし、白でもないという中つ国の自由の民の象徴的な色なのでは。灰色エルフの語源の一つとして実際そういう意味が挙げられてますし。 --  &new{2009-05-28 (木) 11:01:38};

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