#author("2016-10-30T03:11:47+09:00","","")
#author("2023-09-09T01:03:40+09:00","","")
* ドゥリン [#f45c0a78]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Durin|
|~異訳|デューリン、デュリン|
|~その他の呼び名|不死のドゥリン(Durin the Deathless)、不死なる者(the Deathless)、太祖(Forefather)|
|~その他の呼び名|不死のドゥリン(Durin the Deathless)、太祖(Forefather)|
|~種族|[[ドワーフ]]([[長鬚族]])|
|~性別|男|
|~生没年|不明|
|~生没年|[[星々の時代]]~[[第一紀]]?|
|~親|[[アウレ]]|
|~兄弟|6人のドワーフたち((『[[The Peoples of Middle-Earth]]』では長鬚族以外の一族として、Firebeards(火の鬚族)、Broadbeams(広腰族)、Ironfists(鉄拳族)、Stiffbeards(堅鬚族)、Blacklocks(黒巻毛族)、Stonefoots(石足族)の名が出る))|
|~配偶者|不明|
|~子|不明|
|~兄弟|6人の父祖たち((『[[The Peoples of Middle-earth>The History of Middle-earth/The Peoples of Middle-earth]]』では長鬚族以外の一族として、Firebeards(火の鬚族)、Broadbeams(広腰族)、Ironfists(鉄拳族)、Stiffbeards(堅鬚族)、Blacklocks(黒巻毛族)、Stonefoots(石足族)の名が出る))|
|~子|不明(子孫に[[ドゥリン三世]])|

** 解説 [#Explanation]

[[ドワーフ]]の七人の父祖の中の最長老で、[[長鬚族]]([[ドゥリンの一族]])の父祖。非常に長寿だったことと、彼の世継ぎの中に彼とそっくりな者((その者はドゥリンの名を受け継いだ。作中では[[ドゥリン三世]]、[[ドゥリン六世]]、[[ドゥリン七世]]の名が明示されている。))が何度も生まれたため、''不死のドゥリン''の名で知られる。
[[ドワーフ]]の七氏族の一つ、[[長鬚族]]([[ドゥリンの一族]])の父祖。七人の父祖の最長老でもあった。非常に長寿だったことと、彼の世継ぎの中に彼とそっくりな者が何度も生まれたため、''不死のドゥリン''の名で知られる。

[[二つの木の時代]]に単身で目覚めたドゥリン((『The Peoples of Middle-Earth』によると、ドゥリンは[[グンダバド]]で単身目覚めたという。他の六人の父祖は二人一組で、他の三つの場所でそれぞれ目覚めた。))は[[中つ国]]を放浪した後に[[おぼろ谷]]までやってきて、[[ケレド=ザラム]]の湖面を覗き込んだ時に王位につく幻影をみた。そしてケレド=ザラムの上にある洞窟に住み着き、[[カザド=ドゥーム(モリア)>モリア]]を築いた。
ドゥリンは[[上古]]の時代が過ぎ去る前に死に、カザド=ドゥームにある墓に葬られた。
>この世は若く、山々は緑だった。
月にはいまだに翳りが見られず、流れや石には名がつけられなかった。
そのころドゥリンは目ざめてひとり歩いた。
名のない山々に名前をつけ、誰も味わわない泉の水を飲んだ。
身をかがめて鏡の湖をのぞきこみ、星の冠の現われ出るのを見た。
水面に映る自分の頭上を、銀糸で飾る宝石のように。((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]]』「暗闇の旅」 [[ドゥリンの歌]]の一節。))

[[星々の時代]]に単独で目覚めた((『[[The Peoples of Middle-earth>The History of Middle-earth/The Peoples of Middle-earth]]』によると、その場所は[[グンダバド]]であった。他の父祖は二人一組、別々の三つの場所で目覚めた。))ドゥリンは[[中つ国]]を放浪し、やがて[[おぼろ谷]]にやってきて[[ケレド=ザーラム]]の湖面を覗き込んだ時に王位につく幻影を見た。そこでケレド=ザーラムの上に[[カザド=ドゥーム(モリア)>モリア]]の王国を築いた。
彼は[[上古]]が過ぎ去る前に死に、その墓所はカザド=ドゥームにあった。

「七つ星を伴った冠を上にして、鉄床と鎚」が[[彼の印>ドゥリンの紋章]]であり、これは[[モリアの西門>モリアの壁#gate]]にも記されていた。

*** ドゥリンの名を継いだ者 [#Heir]

太祖ドゥリンの死後、その家系にはしばしば彼にそっくりな者が生まれ、ドゥリンの名を受け継いだ。作中に言及があるのは以下の通り。

-[[ドゥリン三世]]
-[[ドゥリン六世]]
-[[ドゥリン七世]]

また人物ではないが、その名を冠したものに[[ドゥリンの日]]、[[ドゥリンの橋]]、[[ドゥリンの塔]]、[[ドゥリンの戦斧]]といったものがある。

** ドラマシリーズ『[[ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪]]』における設定 [#RoP]

''ドゥリン王子''として[[ドゥリン四世]]が、その父王([[カザド=ドゥーム>モリア]]の王)として[[ドゥリン三世]]が登場。

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

ドゥリン一世は[[グンダバド]]における[[上古]]の回想イベントに登場。

[[最後の同盟]]の戦いに参加した、モリアのドワーフの一族の王は[[ドゥリン四世]](Durin IV)、[[第三紀]]に龍の[[トログ]]と相打ちになった王はドゥリン五世(Durin V)という設定になっている。
また[[ソーリン三世]]の直接の子としてドゥリン王子(Prince Durin)というドワーフが登場しており、後に[[ドゥリン七世]]を名乗っている。

&ref(ScreenShot_2021-12-24_205623_0.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるドゥリン一世); &ref(ScreenShot_2020-01-05_220326_0.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるドゥリン四世);

** コメント [#Comment]

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