#author("2022-10-26T22:04:37+09:00;2022-07-25T18:48:12+09:00","","")
* トル・エレッセア [#b6a76a59]
** 概要 [#s1684d4b]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|地名|
|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Tol Eressëa|
|~その他の呼び名|離れ島(Lonely Isle)、エレッセア|
|~異訳|トル・エレスセア|
|~その他の呼び名|エレッセア(Eressëa)、離れ島(Lonely Isle)、失われた島(Lost Isle)|

** 解説 [#j4be78b7]
** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「離れ島」の意。単にエレッセアとも呼ばれる。[[エルダマール]]湾に浮かぶ島で、[[アマン]]([[至福の国]])の一部。
[[クウェンヤ]]で「''離れ島''」の意。単にエレッセアとも呼ばれる。
[[至福の国アマン>アマン]]の岸辺、[[エルダマール]]湾にただ一つ浮かぶ島。[[アヴァッローネ]]の港がある。

>最後の岸に落ちる波は、長く、失われた島に呼ぶ声は、快い。
その島はエレッセア。人間の見いだせぬエルフの故郷。
木の葉の散ることのない、とこしえの同胞の地よ。((『[[指輪物語]] [[王の帰還]]』「コルマッレンの野」 [[レゴラス]]の歌う[[海の歌]]より。))

*** 離れ島が作られるまで [#x1fbe2fb]

星々の時代、[[中つ国]]から[[至福の国]]に[[エルフ]]を移住させることを考えた[[ヴァラール]]の意志を受け、[[ウルモ]]によってこの島が作られる。彼は[[ヴァンヤール]]族、[[ノルドール]]族、[[テレリ]]族をこの島に乗せ、船のように島を動かして[[大海]]を往復し、エルフ達をアマンへと渡らせた。
しかしテレリ族を乗せて航海していたいた時、エルフを愛する[[オッセ]]の呼びかけを聞いたテレリ族は、[[ウルモ]]に頼んで航海を中断してもらう。その結果この島は、[[エルダマール]]湾にただ一つ浮かぶことになったので、トル・エレッセアの名で呼ばれた。
後に[[アルクウァロンデ]]に移るまで、テレリは長くこの島に留まる。またアルクウァロンデに行かずに残った者は、エレッセアに[[アヴァルローネ]]の港湾都市を築いた。
[[二つの木の時代]]、[[中つ国]]から[[アマン]]に[[エルフ]]を移住させることを考えた[[ヴァラール]]の意志を受け、[[ウルモ]]は[[大海]]の真ん中にあったこの島を根こぎにして動くようにし、船の代わりにした。彼は[[ヴァンヤール]]族、[[ノルドール]]族、[[テレリ]]族をこの島に乗せて大海を往復し、エルフ達をアマンへと渡らせたが、[[シリオンの河口]]の浅瀬に乗り上げた時にこの島の東端は分断されて残り、[[バラール島>バラール#Isle]]になった。
しかし島がテレリ族を乗せて大海を西へと航海していた時、エルフを愛する[[オッセ]]の呼びかけを聞いたテレリ族は、[[ウルモ]]に頼んで航海を中断してもらう。その結果この島は、[[エルダマール]]湾にただ一つ浮かぶ「離れ島」になった。

後にアマン本土に移るまで、テレリ族([[ファルマリ]])は長くこの島に留まった。島の中心には[[ガラシリオン]]の実生である[[ケレボルン>ケレボルン(植物)]]の木が植えられた。

*** 中つ国との繋がり [#z0c5e1a1]

[[第一紀]]以降は、[[中つ国]]から渡ってきた多数の[[ノルドール]]族、[[シンダール]]族がここに住んだ。[[第二紀]]には、この地のエルフは[[ヌーメノール]]まで行き、その地の人々と交易を行った。ヌーメノールから目の聡い者が西方を望むと、[[人間]]には禁じられたアヴァルローネの白い塔が見えたという。
[[第一紀]]が終わった後は、[[中つ国]]から渡ってきた多数の[[ノルドール]]族、[[シンダール]]族がトル・エレッセアに住んだ。[[第二紀]]では、この島のエルフは[[ヌーメノール人]]と友好を結び、時折、動植物や金銀宝石の贈り物を携えて船で[[ヌーメノール]]を訪れた([[ニムロス>ニムロス(植物)]]もそうしてヌーメノールに持ち込まれた)。だがヌーメノールで[[王党派]]の勢力が強まると、エルフの船は滅多にヌーメノールに現れず、来てもヌーメノールの西岸を密かに訪れるようになり、ついには来訪が絶えた。
ヌーメノール人が[[アマン]]に攻め込んだことで[[世界の変わる日]]が起こると、トル・エレッセアはアマン本土とともに[[世界の圏外>世界の圏]]に移された。

[[第三紀]]が終わった後に中つ国を離れた[[エルロンド]]や[[ガラドリエル]]も、この地に住んだといわれる。
[[第三紀]]が終わった後に中つ国を離れた[[エルロンド]]や[[ガラドリエル]]も、この島に住んだといわれる。

** コメント [#x4e64840]
** コメント [#Comment]

- ガラドリエルやエルロンドは、アマンから離脱したエルダール(あるいはその子孫)だったから、本土ではなく島にしか戻れなかったのでしょうか?森の奥方や最後の憩の館の主はそれぞれ父と再会できたのか、ちょっと気になります。 -- カイト
- ↑UTだったと思いますが、ガラドリエルは「浄罪」のためトル・エレッセアに留まった、とあったはずです。 -- 都々目さとし
- ↑「浄罪」というと、やはり彼女は本土へは渡れない感じですね。だとするとフィナルフィンの方がテレリの船に渡してもらって娘に会いに行く、ということになりそうです。 -- カイト
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