* テルペリオン [#y64e1b73]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[植物]]|
|~スペル|Telperion|
|~その他の呼び名|シルピオン(Silpion)(([[クウェンヤ]]でおそらく「白銀に輝くもの」の意))、ニンクウェローテ(Ninquelótë)(([[クウェンヤ]]で「白い花」の意。[[シンダール語]]では[[ニムロス>ニムロス(植物)]]である))、[[白の木]](White Tree)|

** 解説 [#Explanation]

>一つの木は、葉裏が銀色に輝く濃い緑の葉を持っていた。無数の花々の一つ一つから、銀色の光の雫が絶えず零れ落ち、木の下の地面は、翻る葉影に斑に染まった。((『[[シルマリルの物語]]』「[[クウェンタ・シルマリルリオン]]第一章 世の初まりのこと」))

[[クウェンヤ]]で「銀から出でしもの」の意。シルピオン、ニンクウェローテをはじめ多くの名がある。

[[ヴァリノール]]の[[二つの木]]のうち、年長の銀(白)の雄木。
[[ヴァルダ]]はテルペリオンの雫から新たな星々を創り、この星々の光によって[[エルフ]]が目覚めた。
テルペリオンは、[[ラウレリン]]と共に[[ウンゴリアント]]によって枯らされるが、テルペリオンの最後の花が[[月]]となった。

[[エルダール]]が特に愛したのが、テルペリオンとその銀色の輝きだった。
[[ヤヴァンナ]]は、テルペリオンを模して[[ガラシリオン]]の木を作っていた。ガラシリオンは[[トル・エレッセア]]に移植されて[[ケレボルン>ケレボルン(植物)]]の木となり、それがさらに[[ヌーメノール]]に伝えられて[[ゴンドール]]王家の[[白の木]]の祖先となった。
また[[トゥアゴン>トゥアゴン(フィンゴルフィンの息子)]]はテルペリオンを模した[[ベルシル]]を、[[ゴンドリン]]の王宮の庭に据えていた。

** コメント [#Comment]

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