#author("2024-01-27T00:08:32+09:00;2023-05-28T19:08:06+09:00","","")
* ウルク=ハイ [#je14a210]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Uruk-hai|
|~その他の呼び名|ウルク(Uruk) &br; 大オーク(Great Orcs) &br; 戦闘部隊(the fighting)|
|~その他の呼び名|ウルク(Uruks) &br; 大オーク(Great Orcs) &br; 戦闘部隊ウルク=ハイ(the fighting Uruk-hai)|

** 解説 [#Explanation]

>「夜明けがどうした?」かれらは嘲っていいました。「おれたちは戦闘部隊ウルク=ハイだ。おれたちは夜であろうと昼であろうと、天気がよかろうと嵐になろうと、戦いを止めないぞ。おれたちは殺しに来た。日の光だろうと月の光だろうとかまうことねえ。夜明けがどうした?」((『[[指輪物語]] [[二つの塔]] 上』「七 ヘルム峡谷」))
[[暗黒語]]で「オーク族」の意((ウルク(uruk)はオーク、ハイ(hai)は種族・集団を表すfolkの意味))。だがこの語は普通、[[第三紀]]に現れた大型の兵隊オークのことを指す。普通の[[オーク]]よりも大柄で、[[太陽]]の光に対する耐性があり、力も強かった。
[[モルドール]]の[[サウロン]]の軍勢と、[[アイゼンガルド]]の[[サルマン]]の軍勢とにそれぞれ見られたが、どちらかが起源なのか、あるいは別々に造られたものなのかは不明。

[[暗黒語]]で「[[オーク]]たち」の意味((ウルク(uruk)は[[オーク]]の意味で、ウルク=ハイ(Uruk-hai)の直訳はOrc-folk))。だがこの語は普通、[[第三紀]]に現れた大型の兵隊[[オーク]]のことを指し、彼ら自身も「ウルク」を名乗った。普通のオークよりも大柄で、[[太陽]]に対する耐性が強く、持久力もあった。
[[サウロン]]の軍勢と[[サルマン]]の軍勢とにそれぞれ見られたが、どちらかが起源なのか、あるいは別々に造られたものなのかは不明。
>「夜明けがどうした?」かれらは嘲っていいました。「おれたちは戦闘部隊ウルク=ハイだ。おれたちは夜であろうと昼であろうと、天気がよかろうと嵐になろうと、戦いを止めないぞ。おれたちは殺しに来た。日の光だろうと月の光だろうとかまうことねえ。夜明けがどうした?」((『[[二つの塔>指輪物語/二つの塔]]』「ヘルム峡谷」))

サウロンの手の者は、大力の黒オーク(black Orcs of great strength)、[[モルドール]]の黒いウルク(black Uruks of Mordor)、赤目のウルクなどと呼ばれる(サウロンの印である炎に縁取られた[[赤い目]]の印を帯びていたため)。
かれらは第三紀2475年、[[執政]][[デネソール一世]]の時代にはじめてモルドールから現われて[[イシリアン]]を襲った。この戦いで[[オスギリアス]]は廃墟と化し、これ以後[[ゴンドール]]は絶えずウルク族との戦いに悩まされることとなった。
*** モルドールのウルク族 [#Mordor]

サルマンの手の者は、[[アイゼンガルド]]のウルク=ハイ、[[白の手]]のオークなどと呼ばれる(サルマンの印である白い手の印を帯びていたため)。
その存在が外部の者にはじめて確認されたのは[[大いなる年(3018年)>大いなる年]]に入ってからのことで、[[ウグルク]]に率いられた部隊がサルマンの密命を帯びて[[パルス・ガレン]]にて[[指輪の仲間]]を襲い、[[ホビット]]をアイゼンガルドに連れ帰ろうとした。[[角笛城の合戦]]のサルマンの軍勢にも見られたが、おそらく他のオークと同様[[フオルン]]によって殲滅されたものと思われる。
アイゼンガルドでサルマンが作った[[半オーク]]もウルク=ハイに含まれているかもしれない。
「大力の黒オーク(black Orcs of great strength)」「モルドールの黒いウルク(black Uruks of Mordor)」とも呼ばれる。
かれらは[[第三紀]]2475年、[[執政]][[デネソール一世]]の時代に[[モルドール]]から初めて現われて[[ゴンドール]]を襲った。この戦いで[[オスギリアス]]は廃墟と化した。2901年にはウルクの襲撃を受けて、[[イシリエン]]から住人の殆どが逃げ去った。

[[モリア]]の[[マザルブルの間]]で[[指輪の仲間]]を襲撃した[[オーク]]にはモルドールのウルクも混じっていた。また、[[フロド>フロド・バギンズ]]と[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]はモルドール国内でオークの行軍を指揮するウルクの奴隷監督や、[[バラド=ドゥール]]から来た重武装のウルクの部隊と遭遇した。

*** アイゼンガルドのウルク=ハイ [#Isengard]

「アイゼンガルド組のオーク(Isengarders)」「白の手組のオーク(Orcs of the White Hand)」とも呼ばれる。
彼らの武装は通常の[[オーク]]とは全く異なるもので、広刃の短い剣と、人間の物と変わらない大きさの[[水松樹]]の弓で武装し、盾と兜には[[白の手]]や白い[[ルーン文字]]のSといった[[サルマン]]の印を帯びていた。

その存在が外部の者にはじめて確認されたのは[[大いなる年(3018年)>大いなる年]]に入ってからのことで、[[ウグルーク]]に率いられた部隊がサルマンの密命を帯びて[[パルス・ガレン]]にて[[指輪の仲間]]を襲い、[[ホビット]]を[[アイゼンガルド]]へ連れ去ろうとした。
かれらの姿は[[アイゼンの浅瀬の合戦]]や[[角笛城の合戦]]でも見られたが、おそらく他のオークと同様[[フオルン]]によって殲滅されたものと思われる。

[[木の鬚]]などは、[[太陽]]の光に影響されない彼らを[[サルマン]]によって堕落させられた[[人間]]か、妖術でオークと人間を掛け合わせた存在と推測した。
[[半オーク]]との関係は不明だが、同一の者として扱われていると思しき箇所もある。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

主に[[アイゼンガルド]]軍の[[オーク]]として登場。アイゼンガルド地下の泥の中から膜に包まれた状態で生み出される。肌は赤黒く、筋骨隆々で大柄。
アイゼンガルドで製造された武具を帯び、白い手形([[白の手]])を甲冑や顔に付ける。盾や旗印にも白の手が描かれている。
映画オリジナルキャラクターである[[ラーツ]]が登場する。

*** グッズ [#n9bcaa46]

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主にアイゼンガルドのオークとして登場。サルマンの印である[[白の手]]を体につけている。
映画オリジナルキャラクターである[[ラーツ]]もウルク=ハイである。
** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

敵として多数登場するほか、[[PvMP>ロード・オブ・ザ・リングス オンライン#PvMP]]では''ウルク・ブラックアロー(Uruk Blackallow)''という弓兵、''ウルク・ウォーリーダー(Uruk Warleader)''という指揮官(支援型バッファー)を操作することができる。

** ゲーム『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』における設定 [#r0a3b48f]

樽に入った泥の中で培養され、大量に生み出されている事が示唆されている。

** コメント [#Comment]

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