* アルノール [#ua31c166]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Arnor|
|~その他の呼び名|北方王国(Northern Lands)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「王の国」の意。[[ヌーメノール]]から漂流してきた、[[エレンディル]]に率いられた[[ドゥーネダイン]]が[[第二紀]]3320年に[[中つ国]]に興した国のうち、北方王国のこと(南方王国は[[ゴンドール]])。[[青の山脈]]の東、[[霧ふり山脈]]の西の[[エリアドール]]一帯。王都は[[アンヌーミナス]](アルノールの分裂後は[[フォルンオスト]]に遷都)。

*** エレンディルの王国 [#lffc56ba]

エレンディルは、ゴンドールは息子の[[イシルドゥア]]と[[アナーリオン]]に統治を任せ、アルノールはエレンディル自身が統治した。

[[最後の同盟]]の戦いの後にエレンディルが死ぬと、イシルドゥアがこの地を統治しようとする。だがイシルドゥアは[[第三紀]]2年、アルノールへ向かう途中、[[あやめ野]]でオークの襲撃を受けて死亡した
そのため、イシルドゥアの第四子である[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥアの息子)]]がアルノールの王位を継ぎ(第三紀10年)、以後はその家系によって統治される。

*** アルノールの分裂と滅亡 [#af704017]

10代目の王である[[エアレンドゥア>エアレンドゥア(エレンドゥアの息子)]]の死後、その息子達の不和が原因で、アルノールは第三紀861年に[[アルセダイン]]、[[ルダウア]]、[[カルドラン]]の三国に分裂。やがてエレンディルの血筋は、アルセダインに残るのみとなる。また、[[ルダウア]]は背後から[[アングマール]]に支配された状態となって、アルセダイン、カルドランを攻撃。ついには、アルノールの国はすべてアングマール魔国によって滅ぼされる。こうして[[エリアドール]]の人口は希薄となり、第三紀1975には北方王国のすべての国は消滅した。この土地にはわずかな人々のみが生き残り、細々と自治による生活を続けた。

*** アルノールの残党の野伏 [#cf748669]

[[エレンディル]]の血筋を引く者は、わずかな[[ドゥーネダイン]]とともに生き残った。[[アラゴルン>アラゴルン二世]]はエレンディルの血を継ぐアルノール王家の末裔にあたる。北方王国滅亡後、この地のドゥーネダインは[[野伏]]の姿に身をやつし、旧アルノールの土地に住む人々を密かに守り続けた。

*** 南北の王国の統一 [#ne1800ef]

第三紀3019年に[[サウロン]]が滅ぼされ、[[アラゴルン二世]]がエレスサール王として即位すると、アラゴルン二世は[[アンヌーミナスの王笏]]とゴンドールの王冠を受け取る。こうしてアラゴルン二世はアルノール、ゴンドール双方の王となり、北方王国と南方王国は統一された。

** アルノールの歴代の王 [#mcf6aed1]

||名前|在位|h
|初代|[[エレンディル]]|[[第二紀]]3320〜3441|
|2代|[[イシルドゥア]]|3441〜[[第三紀]]2|
|3代|[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥアの息子)]]|10〜249|
|4代|[[エルダカール>エルダカール(ヴァランディルの息子)]]|249〜339|
|5代|[[アランタール]]|339〜435|
|6代|[[タルキル]]|435〜515|
|7代|[[タロンドール>タロンドール(タルキルの息子)]]|515〜602|
|8代|[[ヴァランドゥア]]|602〜652|
|9代|[[エレンドゥア>エレンドゥア(ヴァランドゥアの息子)]]|652〜777|
|10代|[[エアレンドゥア>エアレンドゥア(エレンドゥアの息子)]]|777〜861|

以後[[アルセダイン]]の歴代の王へ続く

** コメント [#Comment]

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