* &ruby(きのひげ){木の鬚}; [#l04c3f9d]
** 概要 [#zfc33113]

|~カテゴリー|人名|
|~スペル|Treebeard|
|~その他の呼び名|ファンゴルン(Fangorn)|
|~種族|[[エント]]|
|~性別|男|
|~生没年|不明|
|~親|不明|
|~兄弟|不明|
|~配偶者|不明|
|~子|不明|

** 解説 [#h46858dc]

[[ファンゴルン]]の森の[[エント]]の最長老。[[シンダール語]]の名はファンゴルン。始源に生まれた者と呼ばれ、[[中つ国]]の生命の中で最も最初に現れた者に入る。
[[第一紀]]には[[ベレリアンド]]にいて、[[タサリナン(ナン=タスレン)>タサリナン]]、[[オッシリアンド]]、[[ネルドレス]]、[[ドルソニオン]]の地を歩いていたという。
[[ガラドリエル]]との別れの時、'''「[[中つ国]]でお会いすることはありますまい。あるいは[[波の下に横たわる地>ベレリアンド]]がふたたび持ち上げられるまでは。その時は[[タサリナン]]の柳生うる草地で、春になればお目にかかるかもしれませぬ」'''とガラドリエルに予言された。

*** 指輪戦争における木の鬚 [#bfb465dc]

木の鬚は、偶然[[オーク]]から逃げ出して[[ファンゴルン]]に迷い込んだ[[ペレグリン・トゥック]]と[[メリアドク・ブランディバック]]を保護する。その後、2人から様々な話を聞くうちに、[[サルマン]]が悪事を働いていることを確信する。
やがて木の鬚はエントの寄り合いを開き、自らの森を守るため、サルマンの軍勢と戦うことを決定。エントの軍勢を率いて、[[アイゼンガルド]]を攻撃する。
また木の鬚は、[[ガンダルフ]]に助けを求められ、[[角笛城]]を攻撃する[[オーク]]と戦うための[[フオルン]]を送り出した。

エント達はアイゼンガルドを破壊したが、[[オルサンク]]を傷つけることはできなかったため、[[アイゼン]]の水をアイゼンガルドに流し込んでオルサンクを水で包囲し、サルマンをその中に閉じ込める。だが木の鬚はやがてサルマンに籠絡され、彼を解放することになった。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#cb2b6d3d]

|~俳優|[[ジョン・リス=デイヴィス]](声のみ)|
|~日本語吹き替え|[[石田太郎]]|

当初、サルマンとの戦いを回避しようとした。だがピピンによって破壊された森を見せられて翻心する。

** コメント [#t6974ed0]

- beardなので髭ではなくあごひげの鬚をあてる。ロード・オブ・ザ・リングの吹替キャストのクレジットで髭になっているのは残念。 -- 馳久
- 映画の第一部冒頭、ガラドリエルの独白として語られる「世界は変わった。水からそれを感じる。大地から感じる。大気にその匂いがする。」というセリフは、実は原作第6巻、ミナス・ティリスから(エドラス経由で)北方へ戻る途中のケレボルン&ガラドリエルと会ったときに、木の鬚が言った言葉から取られているらしい。 -- カイト
- 彼の樹齢は何千年なんでしょうね。彼の正式な名前を言おうとしたら何年かかることやら。 -- エグゼクター
- ↑語っている間に彼の経歴もどんどん増えますから、事実上エント語で自分の名前を語るのは不可能なのではと… -- たー
- トム・ボンバディルとどっちが年上なの? --  &new{2007-06-05 (火) 15:05:17};
- 彼とホビット2人のやり取りは、気のいいお爺さんと子供みたいでとても和む。 -- れいれい &new{2007-12-13 (木) 22:12:01};
- 映画でガンダルフに対して「若旦那」と呼んでいるけれど、ガンダルフより年上ってことはないと思う。オローリン相手とは別ということなんだろうか。 --  &new{2008-11-08 (土) 17:45:49};
- ↑×3 そりゃやっぱりトム・ボンバディルでしょう。彼はマイアですから。 -- ホビット &new{2008-11-24 (月) 16:06:08};
- この方にはフィンブレシルという妻がいたようだが・・・子供はいたんだろうか? -- ホビット &new{2008-12-30 (火) 13:04:32};

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