「最後の憩」館
- この館の名前はロスロリアンの存在を無視しているな。 -- ホビット
- 最恐の姑のそばでは憩えないからでは --
- シンダールやシルヴァンは元々中つ国に根付いていた種族なので、「大海の東の最後の」説をとるなら、その呼称はノルドールによるものではないかと。ロスロリアンはノルドールの地じゃないですからね。どちらかというと「全ての種族に開放されている最後の」じゃないかという気はしますが。 --
- ケレボルンはロスロリアンですら憩えなくなって、ここにたどり着いた。したがってヴィルヤが無しでもここがほんとうに最後。 --
- エルロンドが自分たちの行く末を知った上で「最後の」という名前を付けたのなら深いですねえ。 --
- ロリアンはかなりネンヤの力に依存して保たれていた様子があります、それこそ「エルフでしか生きられない地」(エルフでない者までエルフ化してしまう地)になってしまうほど。対してイムラドリスは、裂け谷の方で引用されているサムのセリフや上のかたのコメントにもあるように「すべての物が少しずつある」「全ての種族が共に憩うことのできる」場所となっています。
おそらくエルロンドは、やがて力の指輪を放棄せざるを得ないことを承知していたため、ヴィルヤの力をロリアンほどには支配的に用いなかったのだと思われます。彼は安息所をエルフの夢と力だけで築くのではなく、中つ国のあらゆる要素(すなわち歴史や伝承や避難者達)を蓄積することによって保とうとしたのではないかと。だからこそ、ここはエルフの時代が完全に終わった後も「最後」まで残ることができたのでしょう。
これにはおそらくガラドリエルが生粋のノルドールであるのに対して、エルロンドの半エルフとしての生い立ちも多分に影響しているのではないかと思います。
そして裂け谷が最後には色褪せたのも、エルフの力が去ったからというよりは、「全ての種族が共に暮らすことのできる時代」が終わってしまったことの方に起因するのではなかと。 --
- ロスロリエンは森の存在が勝ち過ぎているから。イムラドリスはなんというか空気みたいなもん。 --
- ロスロリアンはドル・グルドゥアにもモルドールにも近いからね。奥方がネンヤでしっかり防衛する必要があったのもやむなし。そういう意味ではエルロンドの館は本当に憩えた最後の場所なんでしょう。 --
- 色々と事情はあるのですね。 --
- 馬車族だって来るわけだしね。
奥方が指輪も用いつつ魔力いっぱい、蛮族すら跨いで通るような領土の雰囲気を作ったのもやむなしだと思う。
まあぜってー個人的な趣味もあると思うが。 --
- 鍛冶場は最後の憩館の中にあるとは限らないでしょう。実際LotROでも、鍛冶場は裂け谷内の、館からは少し離れた屋外に存在しています --
- おっしゃる通りですね。修正しました。 --
- 実際、どこまでが「最後の憩」館なのでしょうね。ビルボやエステルはエルロンドの賓客扱いで館に住んでいるとしても、裂け谷にはエルロンドの一族以外のエルフの住人(エルロンドの家臣あるいは領民)も少なからず住んでいるわけで、そうしたエルフたちの居住区まで「最後の憩」館に内包されるのか、それとも館とは別に裂け谷にある建築物ということになるのか。 --
- 複数形になっていないので、少なくとも「最後の憩」館と呼ばれる建物はひとつであり、別の建物があっても「最後の憩」館とは呼ばれていないと思います --
- 素晴らしい、いーい訳だよね。 --
Last-modified: