半エルフ
- とはいっても、人間の生を選んだエルロスは、500歳まで(選択した時点からは442年間くらい)生きたのだから、エルフの生(永遠)に比べれば短いかもしれないけど、相当長いような気もする。 -- カイト
- 人間とエルフ、どっちになるかという選択はどの時点で成されるのでしょうか?成人になる時期とか?決めずにズルズルいくと、どっちつかずの中途半端なままで生きていくということに・・・? -- ボリーの用心棒
- エルフと人間の混血と言う点では、ディオルも半エルフなんだがなぁ… --
- あとガラドール、ギルミス。一応エルダリオンも。 -- ホビット
- 誕生時点で両親が何者であったか、という点が半エルフの定義なのでしょう。エアレンディル親子の4人は、誕生時に両親がエルフ×人間、もしくは半エルフ同士であり、それ故に、その子供をエルフとするか人間とするかヴァラールですら判断できなかった、と。ディオルは誕生時点で両親が人間の運命にあったので恐らく人間の運命にあったと推測します。また、エアレンディル一家の運命の選択以後はエルダールが人間と結婚する際は自動的にエルダールの運命を喪失して人間になるよう制度が作られて、半エルフの誕生は、以後なくなったのではないかと。 --
- 運命を分けるのは、どちらを同胞とするか、という帰属ではないかと思われます。ペレジル四人の例を見ても、またエルロンドの子らの例を見ても、選択の要点になっているのは「どちらの同胞の許に身を置くか(あるいは置けないか)」です。エルフを選んだ者はアマンを永住の地として中つ国にはもはや戻れず、人間を選んだ者はアマンに渡ることは許されませんでした。第四紀の中つ国は完全に人間の世となるため、エルロンドの子らは西へ去るのでなければ必然的に人間の中に身を置く=人間の運命に準ずることとなったのでしょう。
そう考えると、ディオルやガラドール、ギルミスがどちらであったのかも判然とするように思います。ディオルはトル・ガレンの父母の許を辞してドリアスに赴き「エルヒール」(シンゴルの世継)としてエルフの同族の許に身を置くことを選びました。つまりこれが同時に運命の選択でもあり、彼はエルフの運命となったのだと思います。ガラドールとギルミスは、エルフたる母と共に西方へは渡らず、父方の一族の許に身を置きました。それゆえ二人は人間となり、その子孫たるドル・アムロス大公家もまた人間となったのでしょう。 --
- 彼が始まりの半エルフなのにいまいち影が薄い(苦笑) --
- 半エルフだから選択肢が与えられるというよりは、エアレンディルの処遇に困ったヴァラールが選択肢を与えて子孫にそれが継承されているというのが正確なところだと思います。 --
- D&Dでは〈ハーフ・エルフ〉と言う種族が出てくる。D&Dでの設定ではエルフの寿命は700年から800年で、ハーフ・エルフはその半分しか生きられない --
- D&Dが作られた当時はシルマリルの物語が刊行されていなかったため、LotRに混血が登場することから「混血は多分こんなふうになる」と適当に設定されたためです。名前こそ同じ半エルフですが、いわゆるトールキンのペレジルの定義とは全く無関係なので注意。 --
- エルロスもなんで寿命や病気がある人間になったんだろうと思ったけど、エルフの価値観に馴染めなかったんだろうか。不変っていう恩寵も、重荷になってしまっても世界が終わるまで投げ出せないだよなぁ。自分の能力や環境すべて不変って、人間から見るとなかなか大変だ。 --
- エルフの同族殺害が大きかったのだろう、ただ、エルロンドと運命を異にしたのは彼ら特有の先見の明からか、他に理由もありそうだが。 --
- 皆がみんなエルフの生を選んだら自分たちに流れる人間の血を否定する様に感じたとか?他にも人間の中に自分たちの血を残すことで未来に何かを託したかったのかもしれない --
- 「父に同行せず中つ国に留まり続けることを選べば、人間の運命に組み込まれる」って言いつつエルラダンとエルロヒアは父エルロンドに同行せずに後からアマンに行ったわけだけど、そういうロスタイムみたいなのはアリだったんか…… --
- 昨今の作品で異類婚姻譚は珍しくもないし寿命の差に苦悩するのも使い古されたネタだけど、片方が不死や長寿を捨てて伴侶に合わせるというトールキン的発想は余り使われてないような気がする --
- 力の指輪のアロンディルはもしかしてハーフエルフじゃないの?
ハラドリムとかの --
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