陰謀者一味†
概要†
カテゴリー | 役職・組織・団体 |
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スペル | Conspirators |
その他の呼び名 | 不逞の輩 (a set of deceitful scoundrels) |
解説†
メリアドク・ブランディバック、ペレグリン・トゥック、サムワイズ・ギャムジー、フレデガー・ボルジャーら四人のこと。フロド・バギンズの最も親しい友人たち。
彼らは、フロドがビルボ・バギンズのようにある日突然ホビット庄からいなくなってしまうのではないかと心配して長年様子を伺っており、大いなる年に一つの指輪の脅威が明らかとなるとそれを探り当て、フロドが一人だけで危難に立ち向かうことがないよう「陰謀」をめぐらした。
「ぼくたちはあくまであなたを離れない――水火も辞せずついて行きます。この点ではぼくたちを信頼してください。それからぼくたちはあなたの一切の秘密を守ります――あなた自身より口が固いくらいに。この点でもぼくたちを信頼してください。だけどぼくたちは、あなたを一人で困難に立ち向かわしたり、一言の挨拶もなしに行かしてしまうことはしませんからね。これはあてにしたらだめです。フロドさん、ぼくたちはあなたの友達なんです。ともかく、そこなんですよ。」*1
くり窪で四人は陰謀を明かし、フロドを仰天憤慨させるとともにいたく感激させた。四人の内、メリアドクとペレグリンとサムワイズはフロドの旅に同行して指輪の仲間となったが、フレデガーだけはフロドの身代わりを引き受けてホビット庄に留まった。
構成員と役割†
- メリアドク・ブランディバック
- ビルボが持つ魔法の指輪の存在にいち早く気づき、フロドが危険に向かって一人で旅立つつもりであることを知ると、仲間達に指輪のことを明かして計画を練った。袋小路屋敷からくり窪への引っ越しでは、くり窪に待機して密かに旅の準備を整えていた。
- ペレグリン・トゥック
- 袋小路屋敷からくり窪まで移動するフロドのお供をしつつ、彼から目を離さないようにしていたと思われる。
- サムワイズ・ギャムジー
- 主任調査員(chief investigator)。庭師の立場を利用して情報を収集し、仲間達に報告していた。一つの指輪の話を盗み聞きしてガンダルフに捕まってからは宣誓して釈放されたものと考えているらしく、情報を報告することは止めたという。
- フレデガー・ボルジャー
- メリアドクと共にくり窪で準備をしていた。彼は旅の仲間には加わらなかったが、フロドの身代わりになってくり窪で生活することで、世間から彼らの旅立ちを隠す役割を担った。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
割愛されている。サムワイズ・ギャムジーが旅に加わる経緯はほぼ原作を踏襲しているが、メリアドク・ブランディバックとペレグリン・トゥックは成り行きで同行する形にされており、フレデガー・ボルジャーはほとんど登場しない。
コメント†
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