縄作りアンドワイズ

概要

カテゴリー人名
スペルAndwise Roper
その他の呼び名アンディ(Andy)
種族ホビット
性別
生没年庄暦1323年(第三紀2923年)~不明
ホブソン(父)
兄弟ハムファスト・ギャムジー(弟)、メイ(妹)、山越村のハルフレッド(弟)
アンソン(息子)

解説

通称アンディ。ホブソンの長男で、ハムファスト・ギャムジー山越村のハルフレッドの兄。サムワイズ・ギャムジーの伯父にあたる。子にアンソンがいる。
父ホブソンの跡を継ぎ、綱原村のそばで綱作り工場(rope-walk)を営んでいた。『追補編』収録の系図によると、サムワイズの兄ハムソンはアンドワイズに弟子入りした。

サムは旅の中で二度この伯父について言及した。一度目はロスローリエンで苦労して銀筋川をロープで渡った後、アンディ叔父だって、こんな芸当はしてみせたことねえものな!
二度目はエミュン・ムイルの山下りで、彼が結んだヒスラインのロープの結び目が自然とほどけた時に、自分の一族に伝わるロープの結び方は絶対にほどけることはないと主張する時である。

「けど、おらは、ロープロープの結び目についちゃ、ちっとは心得てますだ。いってみりゃ、お家伝来の技ですだ。なぜかちゅうと、おらのじいさま、それからじいさまを継いでアンディおじが、これはとっつぁんの一番上の兄貴ですだが、綱原のそばで長いこと綱作り工場をやってましたで。」*1

名前について

指輪物語』本編ではサムが「アンディおじ」と言及するのみだが、『追補編』の系図ではAndwise Roper of Tighfield ('Andy')とされている。これを直訳すると、綱原村のRoper家のアンドワイズ(アンディ)となる。

アンドワイズの祖父ホブ・ギャミッジは系図の名前に「縄作り(the Roper)」と添えられており、ロープ作りを生業にしていたと思われる。ホブの息子のホブソンも同じくロープ作りを生業としたと思われ、「縄作りギャムジー(Roper Gamgee)」の異名が系図に記されている。更にその跡を継いだアンドワイズの名はAndwise Roperで、Roperが家名となった。これは庭師家緑手家と同様に、家業が家名になった例である。

邦訳の系図でアンドワイズの名は、アンドワイズ(綱原村 縄作りアンディ)と訳されており、彼の代からRoperが家名になったことが分かりにくくなっている。

コメント

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  • 家系図ではAndwise Roper of Tighfield ['Andy']なので、家名はRoperであり、Gamgeeではない。評論社の邦訳は「アンドワイズ(縄作りアンディ、綱原村)」とおかしなことになっている。 -- 2015-05-07 (木) 21:16:50
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