妖精物語について

概要

カテゴリー書籍・資料等
スペルOn Fairy-Stories

解説

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ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンが、妖精物語(今日ではファンタジーと呼ばれる)の意義について論じたエッセイ。
トールキンが『指輪物語』執筆に行き詰まっていた1937~1939年頃に書かれ、1939年にスコットランドのセント・アンドリュース大学で開かれた「アンドリュー・ラング記念講演」で発表された。

日本語版は1973年に猪熊葉子(オックスフォードでトールキンの生徒だった事もある)の訳で福音館書店から出版されたが、長らく絶版になっていた。2003年に評論社から復刊となり、その際「ニグルの木の葉」「神話の創造」が追加された。
筑摩書房の『妖精物語の国へ』には別の訳者によって翻訳されたものが収録されている(筑摩書房版には「ニグルの木の葉」は入っておらず、「ビュルフトエルムの息子ビュルフトノスの帰還」が追加されている)。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 筑摩書房の『妖精物語の国へ』には「神話を創る」という詩が載っていますが、評論社の『妖精物語について』に載っている「神話の創造」とは、訳が違うだけで元は同一の詩なのではないでしょうか? 原題も同じ “Mythopoeia” ですし。一応、両書とも持っているので照らし合わせればハッキリするのですが… -- 2012-10-07 (日) 10:31:35
  • 福音館書店版(1973)では、教授の名前を「トーキン」としている。表紙も文章もその記述なので、一見指輪物語の作者とはわからないくらいだ。訳者の猪熊さんは教授に実際に会った人らしいので、現地の発音はただしくはトーキンなのか -- 2017-09-17 (日) 16:27:07
    • アルファベットのLの音韻は50音のラ行の範疇に収まるものじゃないからね -- 2020-07-18 (土) 15:45:57
  • 個人的ですがこの本は難解に感じます。しかし、トールキンが空想の世界にどういった想いを抱いていたのかがわかると思いますので中つ国により一層彩りを感じるようになるのではと思います -- 2019-10-07 (月) 00:48:31
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