このページはヴィンヤロンデより転送されました。日本語表記規則については本サイトでの日本語表記についてを参照してください。

ロンド・ダエル

概要

カテゴリー地名
スペルLond Daer
異訳ロンド・ダイア
その他の呼び名ヴィンヤロンデ(Vinyalondë)、ロンド・ダエル・エネズ(Lond Daer Enedh)

解説

シンダリンで「大港(Great Haven)」の意味。エリアドールグワスロー(灰色川)河口にあった、ヌーメノールの港および造船所。建設当時はクウェンヤで「新港(New Haven)」の意味であるヴィンヤロンデと呼ばれた。

タル=アルダリオンによって設置される。当初は、ミンヒリアスエネドワイスに広がる大森林から木材を伐採するための小さな港だった。
第二紀1700年から1701年にかけての力の指輪を巡る戦いにおいて、タル=ミナスティルが派遣したヌーメノール大艦隊の提督キルヤトゥルは、分遣艦隊をヴィンヤロンデに上陸させ、サルバドでサウロンをさんざんに打ち破った。それ以来、ヴィンヤロンデは戦略上重要な地点と認識されるようになり、大規模な要塞化がなされてロンド・ダエル、あるいはリンドンペラルギルの中間地点にあることから「大中央港(Great Middle Haven)」の意味であるロンド・ダエル・エネズと呼ばれるようになった。
ヌーメノール人はここを拠点にして大森林を徹底的に伐採し、原住民である褐色国人ダンレンデイングの祖先(かれらはやがて、サウロンに与するようになった)との軋轢によって、一帯はますます荒廃した。

亡国の民の王国アルノールゴンドール)の初期の時代には、ロンド・ダエルの港はすでに荒れ果てていたという。*1

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 位置的に見て、北方王国と南方王国を水運で結ぶ場合には要所となりそう。第四紀にはきっと再整備されて栄えたに違いない。 -- カイト
  • エリアドール防衛支援のための要地としてアルダリオンが建設→タル=キアヤタン在位時に乱伐で現地民との関係悪化で治安も悪化、エルフとの関係も微妙で管理したがる人もおらず徐々に人口減少→荒廃 って感じなんかな。節士派なら灰色港使えば良くて敢えてこっちを使う必要もないし。 -- 2020-06-13 (土) 22:41:54
  • 支配する側が国力あってこそ輝く戦略的要地ってあるけどここもそんな感じか。
    アルノールにはここを再建する力も戦略眼がある王もいなかったんだろうな...。 -- 2021-02-27 (土) 21:13:12
お名前:

人種差別をあおるもの、公序良俗に反するもの、項目とは関係ないコメント、他コメント者への個人攻撃及び価値観の押しつけや、相手を言い負かすことが目的の非建設的な議論、現実世界の政治および近代・現代史、特定国家、団体、民族などに結びつけ批判、揶揄するようなコメントなどは削除の対象となります。その他コメントについて。
Last-modified: