ヴァラール年†
概要†
カテゴリー | 暦 |
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スペル | Valian Year |
異訳 | ヴァラ年 |
その他の呼び名 | Year of the Tree, Year of the Valar |
解説†
ヴァラールがアルダに入ったときに、時を数えるために作った時間の単位。100ヴァラール年は1ヴァラール紀にあたる。
ヴァラール年についての記述は『The History of Middle-earth』にあるが、設定に変更がある。
『The Shaping of Middle-earth』での記述†
「The Earliest Annals of Valinor」によると、1ヴァラール年は現在の10年に相当する。
『シルマリルの物語』及び『Morgoth's Ring』での記述†
太陽の出現以前の時代のヴァリノールで用いられた、二つの木の発光の周期に基づく時間の単位。
二つの木の花はどちらも交互に、規則正しく、等間隔に光を放ち、かつ光が消えた。これを基に、ヴァリノールでは12時間からなる日(day)が定められた。
二つの木の発光時間はそれぞれ7時間で、もう片方の木の光が消える1時間前に輝き始め、もう片方の木が輝き始めた1時間後に光が消えた。ラウレリンの光が消えた時が一日の始まりであり、第六時と第十二時には輝き始めた木の光と消えゆく木の光が混じり合った。
二つの木のうち年長のテルペリオンが先に花を咲かせ、初めに光を放った。その一番最初の1時間は時に含まれず、始まりの時(Opening Hour)と呼ばれた。
『Morgoth's Ring』の「The Annals of Aman」によると、上記の日を基に、1000日からなる年(year)*1と100年からなる期(age)の単位が定められた。エルダールの伝承によると、アルダにヴァラールが降ってから最初の二つの木の花が咲くまでが3500年間、二つの木が光を放っていたのが1495年間、それから月が昇るまでが5年間であった(計5000年間)。
ヴァラール年での1時間の長さは、現在も続く太陽年の7時間に等しかった。すなわちヴァラール年での時間の単位の長さを太陽年のそれに換算すると以下のようになり、1ヴァラール年の長さは太陽年で約9.58年となる。
ヴァラール年 | 太陽年 | |
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時間(hour) | 1時間 | 7時間 |
日(day) | 12時間 | 3.5日(84時間) |
年(year) | 1,000日(12,000時間) | 約9.58年(3,500日、84,000時間) |
期(age) | 100年(100,000日、1,200,000時間) | 約958年(350,000日、8,400,000時間) |
コメント†
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